しかし午後から出かけるとなれば、勢い夕景の綺麗なところとなるわけですが… そこで思い出したのが昨年初めて訪れた、千葉県南部にある大山千枚田です。見事な棚田が広がる日本の山間部の原風景なのですが、この時期はちょうど田植えが始まった頃なので、田んぼには水が張ってあるはず。青いマジックアワーの空を映した棚田はさぞかし綺麗だろうし、ついでに暗くなるまで粘っていれば星空も撮れるかも!と思い、カメラバッグを車に投げ込んで急遽出かけることにしました。
天気の良い連休初日にしては空いている東京湾アクアラインを走り抜けるとあっという間に木更津です。目的地である大山千枚田はもっと南房総にあって、保田から鴨川へ抜ける県道34号線のちょうど中間辺りにあります。距離にして片道100kmほど。半日ドライブにはちょうど良いコースでもあります。
休憩しながら大山千枚田に向かってる道中に気付いたのですが、この連休前半はちょうど満月を迎える時期でした。ということは星空は無理だな〜、と車中で今さら気付いたのですが、だったらむしろ月明かりに照らされた棚田の夜景を撮れば良いや、ということで相変わらず計画性皆無な行き当たりばったりの撮影小旅行となりました。