酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

浜離宮恩賜公園で咲き始めの梅と菜の花に春の訪れを感じる

 まだまだ寒い日が続いていますが、いつの間にか梅が咲き始めたという話をSNSでよく見かけるようになってきました。場所によってはほぼ満開に近かったりして、もうそんな季節かー、とちょっと寂しい気持ちになります(冬好き春嫌いなので...)

 梅と言えば亀戸天神は地元で自転車圏内なこともあって、梅まつり(すでに始まっています!)にはだいたい毎年出かけていますが、それ以外では散歩がてら見かけたついでに撮ったりはするものの、わざわざ梅を撮りに行ったことはあまりないよな、と思いあたりました。

 亀戸天神以外だとどこに梅は咲いてるだろう? と考えてみれば、江戸城跡にもあったし小石川後楽園とか新宿御苑などなど、都内の「庭園」にはだいたいあったはず。桜ほどではないですが、都内は意外に梅見スポットがあります。

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 改めて考えるとどこが良いのかまったく分かりませんが、ダメ元でちょっと様子を見に行こうと言うことで、咲いてるかどうかもあまり調べないままに、一番慣れていて行きやすい浜離宮に出かけてみました。

梅と菜の花の饗宴

 
 さて、浜離宮にやってくるのは毎年だいたい菜の花かコスモスが目当てです。菜の花は3月になってからと思っていたのですが、行ってみたらすでに一部で咲き始めていました。1月から咲いてるところもあるくらいですから、種まきのタイミングでコントロールできるものなんですかね。

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 ということで、思いがけず梅と菜の花のコラボとなりました。わざとなのだと思いますが、梅に近い菜の花畑(花壇)が早咲きとなっています。ただし、まだやはり満開には至っておらず、梅の花は3分咲きという感じでした。

 いつも菜の花を目当てに3月になってから訪れると、梅は終わってるんですよね。でもちゃんと両方を楽しむことができるようになっていたとは、今回思いがけず初めて知りました。

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 今回は梅が目当てだったので、菜の花は背景にしてしまいましょう。白い上品な花の背景が真っ黄色というのも面白いです。

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 あまりボカしすぎるのも何なので、もう少し距離を取ってバックは菜の花とハッキリ分かるようにして見たり。

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 逆に菜の花側に回って梅をバックにしてみるのも良いかも。梅は桜のように鈴なりには咲きませんが、それでももう少し咲いてる方がよさそう。今週か来週末辺りがこの菜の花と梅の組みあわせは見頃かも知れません。

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 浜離宮らしい風景と言えば、汐留のビル街です。自然豊かでのんびりとした庭園の西側には超高層ビルがどんと聳えています。ここまで堂々としていると、野暮どころか逆に特徴的な眺めと言えます。

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 ネコさんも菜の花の中から梅見物でしょうか?

 菜の花と言えばヒヨドリが食い荒らすというイメージもありますが、まだ鳥はいませんでした。同時に梅にメジロも定番ですがそれもいなかったです。もう少し咲かないと来ないのかな?

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 もちろん、菜の花を絡めなくても十分に梅だけで楽しめます。青空を背景にしてみましたが、どうも梅と青空の組みあわせは難しい気がします。

 実はこの日、予報は終日晴れだったので安心して出かけたのですが、浜離宮についた頃はモクモクと真っ黒な雲がわいてきて一瞬雨が降りました。でもすぐに上がると信じて1時間くらい待っていたら、この通り真っ青な空が戻ってきました。冬にしては珍しい天気です。こういう天気も春の前触れなのかも?

マクロで梅の花に迫る

 
 桜もそうなのですが、どうも写真を撮ろうとすると花に寄りがちですよね。

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 今回はDFA MACRO 100mmF2.8を主に使ったのでなおさらです。逃げられないようにズームは家に置いたままにして、カバンの中にはこのDFA100mmと久々にFA43mmの2本だけ持ち出してきました。

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 背景が黄色に埋め尽くされ、形が良い花が咲いてる場所を一生懸命探して歩き回っていました。こんな感じでどうでしょう? 前ボケはちょっと失敗しましたかね。

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 もう少し寄ってみるとこんな感じ。こうなると菜の花は完全に溶けきって、なんだか分からなくなってます。

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 後ろ側から撮るのもアリでしょうか?

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 等倍マクロだからもっといけるはず。というか、全然行けてしまいます。いやー、マクロレンズって楽しいですね。

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 ちなみに梅は白ばかりでなく赤(というか濃いピンク)もありました。品種が違うのでしょうが、赤い梅の方が開花が進んでいたようです。ちょっと日が当たりすぎですね。青空を取り入れるのでなければ、薄曇りくらいの方が梅写真的には適してるかも知れません。

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 黄色背景ばかりだと飽きるので、違う場所も撮ってみました。3分咲きで寂しい一方で、梅の花はこうして単輪ぽつんと咲いてるのも風情があります。

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 ちなみにDFA100mmF2.8マクロは、全群繰り出しのボディ内モーター駆動と、基本設計の古いレンズですが、K-1と組み合わせたときのその描写性能や使い勝手は悪くありません。AFも意外なくらいにズバッと決まるし、太陽の反射光みたいな強力な光源が入ってもこの通りビクともしないクリアさです。

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 そしてマクロはみんな装ですが、近接撮影だけでなく普通に中望遠レンズとして使えてしまいます。明るさは特筆するほどではないですが、特にPENTAXのDFA MACRO 100mmF2.8は小型軽量ですから、DFA★70-200mmF2.8があればカバーできる... というのとはちょっと違いそう。これはこれでK-1ユーザーなら持っておく価値のある一本だと思います。

せっかくなので菜の花も撮ってきた

 
 そしてある意味、梅よりも見応え撮り応えがある状態だったのが菜の花畑のほう。せっかくなのでもちろん菜の花主眼のカットも撮ってきました。

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 菜の花と言えば、普通に撮るとこういう感じになります。進歩ないな〜と思いながら、こういうのばかりシャッター切ってしまいます。

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 いやいや、前ボケでしょ!ということで、前ボケ作れそうなアングルを必死に探したりもしました。

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 菜の花前ボケと梅の後ボケ。

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 逆光もむしろ光というか黄色の明るさが出て良い感じですよね。

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 FA43mmで汐留の高層ビルバックも撮ってみました。ただし絞りとアングルに迷います。同じレンズでほぼ同じ位置から撮ってるのにこれだけ違いが出せるのは、明るい単焦点ならではでしょうか。面白いです、というか、ズームばかり使ってるとこういう勘所がまったく分からないです。
 

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 さてDFA MACRO 100mmF2.8に戻して菜の花にもグッと寄ってみました。等倍はもっと寄れると思うのですが、わずかに揺れる菜の花を手持ちで撮るにはこのくらいが限界かも。100mmなのでワーキングディスタンスはそれなりに取れるので、影をあまり気にする必要もありません。ただし今までの癖で絞り開放に設定したりすると、ピンと極薄で何が何だか分からなくなってしまいます。そこそこ絞る知恵はようやくついてきましたが、多分まだ中途半端ですね。

 春から夏にかけてはマクロレンズの出番が増えると思うので、もっと使い込んでいきたいと思います。

見頃はこれから

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 ということで、上でも書きましたが浜離宮庭園の菜の花畑と梅の取り合わせについて、今週末か来週あたりが見頃ではないかと思います。園内にはそれ以外にも梅の木がたくさんあって、全体的には梅はまだまだ来月にかけて楽しめると思います。さらに菜の花自体もこれから梅の横とは別の畑でどんどん咲き始めるようなので、来月が見頃ではないかと思います・

 さて、今度は毎年恒例の亀戸天神にも出かけてみたいと思います。