酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

LUMIX GX7 Mark IIの電池蓋ロックが緩すぎる問題をハーフボディケースで解決する

 前回エントリーに続いてLUMIX GX7 Mark IIネタです。実はこのカメラには、買ってから始めて気がついた大きな欠点があって、それが結構どうにもならないくらいに気になっています。パナライカ12-60mm F2.8-4の試し撮りで新宿界隈をウロウロしたときも、この問題には悩まされました。

 それはどんな問題かと言えば「ボディ底面にある電池&SDカード室の蓋が緩くて、気がつくとパカーンと開いている」という問題なのです。なんだその程度かよ、と思われるかも知れませんが、でもこれ実際に使っていると結構地味に効いてくるのです。

 このカメラを作った人というか、このロック機構で良しとした人は、本当にこのカメラを持って写真を撮ったことがあるのであろうか?と疑ってしまいます。

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 ということで、これはどうしたものかと考えた据えに、一つ対策を思いついたので実行してみることにしました。

電池室とSDカードスロットのフタ

 まずは問題の部分を見てみましょう。

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 ここです。この手のカメラに良くある形状なのですが、右手グリップ側底部に電池およびSDカードスロットがあります。小さなスライド式のロックで、当然ながら通常フタは閉まっています。

 しかしこの小さなスライドロックが問題です。

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 開けてみるとこうなっています。特に変わったところはありません。このあっさりした構造を見ると、このカメラが防塵防滴でないことは分かります。それは良いのですが...

 このフタを開け閉めするスライド式のロックがあまりにも弱く、撮影中に気がつくとこうして蓋が開いていると言うことが、この2ヶ月のわずかな間に何度もありました。

 幸い電池やSDカードが抜け落ちたりすることもなく、開いた蓋を引っかけて壊してしまうこともありませんでしたが、時間の問題のような気がします。また、このフタが開いているかどうかはカメラ自身は感知せず、この状態でも普通に動作します。

 だから実害があるか?と言われると微妙なところなのですが、実際気分としては良くありません。というかかなり悪いです。

 実は同じ傾向(電池室のフタが勝手に開いてしまう)はNikon 1 J5にもあったのですが、ここまでひどくはありませんでした。ググってもこの件について文句を言ってる人が見つからないので、もしかしたら私が手にした個体の問題なのか、私が気にしすぎなのかも知れません。

 が、気になるものは気になるので対策をすることにしました。

ハーフボディケース

 さて、どうやって対策するか?ですが、カメラ本体を加工するわけにもいきません。どうせ充電のためにUSB端子は使うわけなので、Macへのデータ転送もすべてUSB経由で行って、電池もSDカードも挿しっぱなしで黒いテープで固定してしまう、という荒技も考えたのですが... もうすこしスマートな方法を取ることにしました。

 その対策が↑これです。ボディ下側をすっぽり覆ってしまうハーフケースを付けてみることにしました。Etimというブランドの製品で、2000円そこそこというお値段は安い方ではないかと思います。

 カメラケースって最近は使われていないように思いますし、あるとしても半分はドレスアップ・アイテムとしてか、もしくは持ち運び用の緩衝材として、という意味が大きいと思います。

 ケースを付けたせいで使い勝手が低下しては意味ないので、私自身は少なくともデジタルの時代になってからカメラにケースを付けたことはなかったし、付けたいと思ったことはありませんでした。

Panasonic ボディケース&ストラップキット DMW-BCSK6-K

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 なお、純正品(上)や高級な革素材を使ったと思われる高級品(下)など、いくつか似たような製品が見つかります。しかし純正品はこのケースをした状態では電池室にもUSBコネクタにもアクセス出来ないそうです。高級品の方はあまりにも高すぎてGX7 Mark IIにはもったいなさそう。ケースの選定というのは慣れないですから、チェックすべきポイントがよく分からないですね。

 ということで、とりあえず目的に適いそうでお手頃価格なEtim製のケース(上のAmazonリンクのヤツ)を、さっそく発注してみました。

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 届いた製品をじっくり見てみましょう。グリップと反対側のボディ側面をちょっと覆う程度で、ほぼ底板のみという感じです。まさに電池室のフタが勝手に開かないようにするためにあるかのような製品です。

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 底面はこんな感じ。ボディへの固定は三脚ネジを使うのですが、そのネジの頭がケース底面と面一に揃えられているだけでなく、なんとさらに雌ねじが切られており、ケースを付けたまま三脚に取り付けることが可能になっています。この辺りはすごくよく考えられています。

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 問題の電池室まわりはこんな感じ。ボタン留めになったフタがついており、ケースをしたまま電池室にアクセスすることが出来ます。

さっそく取り付けてみる

 次にさっそくGX7 Mark IIに取り付けてみます。カメラの取り回しや使い勝手に影響を与えず、しかし電池室のフタをしっかり固定するという目的は達せられるでしょうか?

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 ブラックを選んだおかげかも知れませんが、非常に控えめで目立たなくて良い感じです。小型ボディの軽快さは失っていません。かといって地味になりすぎず、赤いスティッチがピリッと効いています。

 変に隙間が出来たりきつすぎたり、歪んでいたりということはありません。純正品と入っても通じそうなくらいとても良く出来ていると思います。

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 さて肝心の電池蓋ですが、こうしてひっくり返して...

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 ボタンを外して中の蓋を今まで通り開ければ、電池の交換やSDカードの抜き差しに支障は全くなさそうです。もちろんケースのおかげで勝手に開いてしまうなんてことはもうありません。

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 さらに、USBおよびHDMIコネクタ部にもちゃんとアクセス出来ます。充電もケースを付けたままで問題はなさそうです。

 うん、これはイイかも! ...と言いたいところですが、やはり完璧ではありませんでした。

問題点は背面液晶のチルトへの干渉

 このケースを取り付けたことで大きく使い勝手が落ちる機能がひとつあることに気がつきました。と言うのは...

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 背面液晶下部はこうしてえぐり取られています。これは何のためかと言えば、チルトする際に液晶を引っ張り出すための指がかりです。なるほど、良く考えられてるじゃん!と最初は感心した部分です。

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 指を引っかけてこうして液晶を引っ張り出せば、ローアングル時には今まで通り問題なく使えそうです。液晶を最初に引っ張り出す作業は少しやりにくくなりましたが許容範囲内です。

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 ですが、この通りハイアングル時に液晶を下に向けようとすると、ケースと液晶パネルの外枠が干渉してしまいます。仕様上下向きは45°まで傾けられることになっていますが、ケースの干渉によって20°くらいまでしか傾かなくなってしまったように思います。

 これは許容範囲内と言えるかどうか微妙なところで、かなり残念と言うべきかと思いますが、私自身にとっては、下向きチルトの使用頻度はあまり高くないですし、とりあえずこれでも我慢できると思います。

ストラップ等にも干渉なし

 なおストラップ金具には一切干渉しないので、普通にこれまで通りのストラップを使うことは出来ます。Peak Designのアンカーとストラップの取り付け、取り回しにも問題ありません。むしろアンカーやリンクがカチカチとボディに直接当たらなくなって、使用感は良くなったと言えるかもしれません。

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 ということで、LEASHを付けて実際に運用時の姿はこんな感じになるかと思います。少しボディの高さが底上げされたおかげで、やや大柄だったパナライカ12-60mm F2.8-4とのバランスも良くなったと思います。

 このケース、素材は合成皮革でちょっと滑りやすいですし、もともとほとんど指がかりがなかったグリップの感触もさらに曖昧になりました。その辺りは実際に写真を撮ってみて違和感がないかどうか、様子を見ようと思います。

 もしこれでダメなら、電池蓋をテープ固定してしまうしかもう手が残されていません。それはなるべく避けたいと思っています(A^^;

 なおこのケースはブラック以外にもブラウンおよびダークブラウンが用意されています。電池蓋のことはさておき、ちょっとしたドレスアップ目的で使うのもアリではないかと思います。