酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

旅先で大容量SDカードのバックアップをするためにSanDisk Portable SSD Extreme 500を導入してみる

 先日のF1日本GPでは4日間で約4,000枚以上の写真を撮りました。カメラは34.6MピクセルのPENTAX K-1で、RAW記録(DNG形式:無圧縮14ビットRAW)の場合は1枚当たり約45MBほどのサイズになります。ということは、4,000枚撮ると合計で約180GBになり、32GBのSDカードなら6枚、64GBなら3枚、128GB なら2枚必要です。実際のところ私は128GBのカードを2枚用意し、K-1のデュアルスロットを順次記録に設定して、F1期間中はカード交換すら必要ない状態で運用していました。

 しかし、大容量SDカードを使っていて心配なのはトラブルです。カードに何かあれば失うデータは膨大なものになります。サーキットでの撮影は雨が降ったり、炎天下だったり、砂埃が舞っていたり、わりとカメラに厳しい環境ですから、何があるか分かりません。

 実際に過去データを失ったことはないですが、だからといって安心は出来ません。趣味とは言え、いや趣味で撮っているからこそ、年に一度しか撮れない写真は大切にしたいものです。なので、せめて一日の撮影終了後にバックアップを取っておきたいわけですが、しかし、そのバックアップ先として持ち歩くMacbookの内蔵ストレージは全部で256GB、空き容量は200GBほどです。

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 ちょっとこれでは心許ないので、写真データバックアップ専用の外付けSSDを導入してみました。

ポータブルSSD選び

 ポータブルの外付けSSDと言えば、普通に2.5インチHDD規格のドライブがたくさん売られています。

BUFFALO 高速・薄型 USB3.1(Gen2) ポータブルSSD 480GB シルバー SSD-PUS480U3-S

BUFFALO 高速・薄型 USB3.1(Gen2) ポータブルSSD 480GB シルバー SSD-PUS480U3-S

 例えばこう言うのとか。最近の製品は当然USB3.0/3.1に対応しておりバスパワーで動作するので、ケーブル一本でパソコンにつなげられるし、速度的にも一般的な用途には十分な性能があります。重量も100g程度で、HDD時代のように取り扱いに気を使う必要もあまりありません。

 あるいは2.5インチであれば中身のドライブとケースを別々に買うという手もあります。この方法だとコストパフォーマンスは抜群。

 かし2.5インチドライブのサイズは、小型のMacBookと一緒に持ち運んで使うには、今やちょっと大きくすぎると感じます。もう少しスマートな製品はないものだろうか?

SanDisk Extreme 500 SDSSDEXT-480G-G25 480GB [並行輸入品]

SanDisk Extreme 500 SDSSDEXT-480G-G25 480GB [並行輸入品]

 そこでもう小型のSSDを探すと、やはりこれがどうしても気になってきます。SDカードでもおなじみのSanDiskが出しているポータブルSSDです。2.5インチドライブベースの製品と比べると、大きさも重さも厚さも半分以下。

 その代わりお高いのかと思っていたのですが、並行輸入品なら2.5インチベースの汎用品と比べても、そんなに大きな差はありません。ならばSDカードでもお世話になっている、安心と信頼のブランドSanDisikで揃えてしまうことにしました。

 なお、Extreme500シリーズは、容量が240GB、480GB、1TBという3種類がラインアップされています。さらにExtreme510シリーズというモデルもあって、こちらは防塵防滴対応になっているとのこと。持ち歩くといっても屋外で使ったり山登りするわけではないので、私的にはExtreme500で十分です。

 容量は本当は1TBくらいあると嬉しいところですが、実用性を考えるとそこまでは使いません。かといって240GBでは128GBのSDカード2枚分もカバーできず心許ないので、間を取って480GB版にしておきました。

SanDisk Portable SSD Extreme 500 480GB

 思い立ったらすぐAmazonでポチってしまい、すぐ翌日には届きました。なお上に書いたように並行輸入品のパッケージなので国内保証は付いていません。しかしSDカードも最近は全て並行輸入品を使っているので、まぁ特に問題は無いでしょう。

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 パッケージはこんな感じ。SDカードよりは厚みのある箱に入ってきましたが大きさやデザインも似たような感じ。480GBという容量を示すアイコンがSDカード型なので一瞬誤解してしまいそうです。

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 中身は7.4cm角のSSD本体と短いUSB3.0ケーブルだけ。本体は滑り止め加工のようなパターンで覆われていて、中央部にSanDisikのロゴがあるだけというシンプルなデザインです。

 本体角にはストラップホールのようなものがありますが、ストラップは付属していません。せっかくだから何かストラップをつけておこうか考えています。

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 容量や製品型番などは裏側にプリントされています。

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 ストラップホールの反対側の角にマイクロUSB3.0のコネクタがあります。一応蓋が付いているのですが、そのうちちぎれてしまいそう。防塵防滴対応じゃないので、それならそれで仕方ありません。

 なお、イメージしていたよりは本体はかなり薄っぺらいです。一番厚い中央部で1.1cmほど。重量はわずか40gです。

MacBookにつないでみる

 では実際にMacBookにつないで使ってみましょう。

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 Extreme 500に付属のUSBケーブルはパソコン側が従来通りType Aプラグになっているので、MacBookにつなげるにはUSB Cとの変換アダプタが必要になります。せっかく小型のSSDを買ったのに、結局MacBookに接続するにはこういうややこしいことになってしまいます。

 しかも撮影データのバックアップという用途を考えた場合、SDカードリーダーも同時につなぐ必要があるので、こんな感じのハブが必要になります。

 私が使ってるUSB C−USB A変換ハブはこのエレコム製の製品ですが、これは純粋なハブ機能のみで、この状態ではMacBookのACアダプタがつなげません。電池は十分に持つから良いのですが、どうも今になってUSB-Cが一つしかないMacBookのジレンマを実感し始めました。

 USB C充電ポート付きのこんなハブを今度買おうかと思ってますが... それよりも実はMacBook Proの13インチにすればこんなこと考える必要もないかな?とか、そんなことも思い始めています(A^^;

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 さて、MacBookに実際にExtereme 500 480GBを接続して、ディスク・ユーティリティで情報を見てみました。容量はちゃんと480.1GBとなっており、製品名に偽りはありません。

 なお、このスクリーンショットでは空き容量が300GBとなっていますが、これは実際にF1日本GPで撮った写真を全てバックアップした状態のもの。当初の見積もり通り、今回撮影した約4,000枚のRAWファイルは全部で約180GBとなりました。

 出荷時はexFATでシングルパーティションになっています。MacOSでしか使用しないので、Macのファイルシステムで再フォーマットしようかと思ったのですが、とりあえずはそのままで使うことにしました。

 撮った写真は全てこのディスクに仮保存していけば、iMacにコピーし、NASを通じてAmazon Driveへバックアップするまでの間の仮バックアップにもなっていろいろ安心です。

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 一応お約束のベンチマークをとってみました。接続先はMacBook 12インチ Early 2015 / 1.3GHz版です。単純に1TBのファイルにシーケンシャル・アクセスするテストですが、リードは339MB/sec、ライトは284MB/secとなり、外付けドライブとしては十分以上に高速です。Lightroomで編集することを考えても、このくらいの速度があれば、このSSDがボトルネックになることはないと思います。

 ということで、今年のF1日本GPでは期待通りの運用が出来ましたし、とても快適でした。