酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

PEUGEOT 308SWでCDスロットを利用したiPhoneホルダーを試してみる

 先日納車された真新しいPEUGEOT 308SWの車内環境を整えています。とは言っても、私は車の中にゴテゴテといろんなものを置いたり付けたり改造したりするのは嫌い(になった)なので、基本的にデフォルトのすっぴんのまま乗っていくつもりです。特に現行308はi-Cockpitというタッチパネル式の集中コンソールにほとんどの機能が集約されて、完璧にデザインされている(好きか嫌いかはさておき)ため、なおさら後付けで何かをダッシュボード周辺に付けたくない、と思っています。

 しかしながら、なんとかしたいなと感じているのがiPhoneの設置です。308SWにはUSBポートがセンターコンソール下部に用意されており、そこにiPhoneをつなげておけばオーディオソースとして認識されます。今まで使っていた初代iPodはそろそろ引退させて、308SWに乗るときは常にiPhoneを接続しておくことにしました。

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 私が使っているのは5.5インチ液晶を積んだiPhone 6S Plusなのですが、これはその辺に置いておくにはやや大きすぎて収まりが良くありません。

 接続されてしまえば曲情報の表示や、オーディオソースとしての基本的な操作は、いちいちiPhoneを操作せずともi-Cockpit側で出来るのですが、プレイリストの選択などiPhone側でしか出来ないこともあるので、運転しながらでも触れるようにしっかりと設置できるならそうしたいと思い、トライしてみました。

どこに設置するか?

 スマートフォン用のホルダーは、カー用品店に行けば選り取り見取りでいろいろ売ってます。Amazonを眺めてみても同様。ダッシュボード上に貼り付けるものから、エアコン吹き出し口にセットするものなど、色々あってなかなか自分の車や用途に合うものを見つけるのは大変です。

 まずはどこにつけるかが一番の問題です。それを決めましょう。

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 この308SWダッシュボードまわりを眺めてみて、5.5インチのiPhoneを設置できそうな場所はどこでしょうか...? i-Cockpitの7インチモニターを中心にデザインされすぎていて、なかなか汎用的はホルダーをつけるのは難しそう。やはり絵今吹き出し繰りのフィンに引っかけるタイプしかないでしょうか? その場合運転席の右か左か?も考えないといけません。

 いや、待てよ...

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 ここは何だ? ...というか、CDスロットです。そうです、現行308はCDプレーヤーが標準装備されていて、しかも1DINの規格品ではなく、完全に埋め込まれているのです。うーん、それは良いのですが今時CDプレーヤーなんか付いていてもねぇ...。チェンジャーでもないし、DVDが再生できるわけでもありません。純粋なCDのシングルスロットで音楽再生用です。いやいやいや、こんなの使わないって!

 それがダッシュボードというかセンターパネルの超一等地を占領しています。使わないCDをこんなところにつけるくらいなら、エアコンの物理的操作スイッチ類をここに置いておけば良いのに!

 と嘆いても仕方ないので、このCDスロットを無かったことにして、ここにiPhoneを設置すれば良いんじゃね? と言う作戦を実行してみることにしました。

SmartTap EasyOneTouch mini

 この手のものは実物を見て選ぶのが一番確実と思い、近所のスーパーオートバックスに約5年ぶりくらいに足を踏み入れてみました。スマートフォンホルダーだけで一つのコーナーが出来るくらいにいろいろな製品が並んでいたのですが、なぜかCDスロットに固定するタイプのホルダーは一つもありませんでした。たまたまなのか、何か実店舗で販売するには問題があるものなのか?

 仕方ないのでAmazonで実物を見ないまま、写真と仕様と口コミだけで判断し、ダメ元で一つ発注してみました。それがSmartTapというブランドのEasyOneTouch miniという製品です。

 あまりゴツすぎず華奢すぎず、CDスロットへの固定がネジで調節可能で、スマートフォンのホルダー部もワンタッチで良さそうだったこと、取り付け角度がある程度調節できそうで、それもネジ式でしっかり固定できそうなので、これにしてみました。お値段は安くはないですが、まぁダメだったとしても諦められます。

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 届いたAmazon箱に入っていたのはこんな箱です。スーパーオートバックスに並んでいた各種スマートフォンホルダーよりは上品なITガジェット系デザインです。

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 中身はこんな感じで、プラスチック製で2ピースに分かれています。片方がCDスロットへの固定ユニットで、もう一つがスマートフォンホルダー部。両者はボールジョイントというか、自由雲台みたいな機構で接続および固定されるようになっています。

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 裏返してみるとこんな感じで、それぞれネジで固定度合いを調節するようになっています。

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 CDスロットに差し込むベロの部分は3枚に分かれていて、そのうちの真ん中のベロがネジを締めることで角度が変化するようになっています。

 上の写真が緩めた状態で3枚のベロはほぼ平行になります。CDスロットに差し込んだり、取り外す場合はこの状態にします。

 下の写真はネジを締めた状態で、真ん中のベロに角度が付いて、CDスロットの内側に引っかかるようになります。これでしっかり固定できるかどうか不安がありますが、少なくとも引っこ抜けることはなさそうです。

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 スマートフォンのホルダー部はこんな感じです。上の写真はアンロック状態。この状態でスマートフォンを押しつけると、真ん中のポッチ部分がスイッチになっていて、ワンタッチで下の状態になります。

 両側の腕がスマートフォンのサイドを挟み込むテンションだけで支えることになります。重量級の5.5インチiPhoneを支えられるでしょうか?

 取り外すときは、両側に飛び出した細い棒を押し込むと、スマートフォンを挟んでいた腕が開くようになっています。

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 組み立てるとこうなりました。では早速308に取り付けてみましょう。

実際に308のCDスロットにに取り付けてみる

 ということで、駐車場にやってきました。うまく取り付けできるでしょうか?

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 その前にまずはUSBコネクタの位置を確認しておきましょう。センターコンソールの一番下、シフトレバーの前の方、やや奥まったところにあります。ここはスマートフォンをつないでも良いし、音楽データ入りのUSBメモリーを差し込んでも良いそうです。なお、今のところ私はiPhone(iOS10.x.x)しか試していません。

 ということで、センターコンソールにスマートフォンを設置する限り、USBケーブルはかなり短いものでよさそうです。長いと逆に邪魔になりそうです。

 なお、USBポートの下にミニジャックがあり、AUX入力に割り当てられています。ただし、噂によると、純正ナビを取り付けるとこのアナログAUX入力は使用できなくなると言う情報がありますが、実動作がどうなのかは未確認です。

 では早速ホルダーを取り付けてみましょう。

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 まずはネジを緩めた状態でCDスロットにベロを差し込みます。元々のベロの厚さは薄すぎず厚すぎず、ちょうど良いようです。308のCDスロットはやや湾曲していますが、とりあえず問題ありません。多少左右の位置をずらすのもOKです。

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 裏側のネジを締めてベロを広げて行きます。思ったよりはしっかり固定できるようです。ただしCDスロットそのものへの負荷がどのくらいかかっているのか、よく分かりません。とりあえずできる限りぎゅーっとネジを回して安定度優先にしてみました。

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 で、私のiPhone 6S Plusをセットしてみます。ホルダー部に押しつけるだけでガチッと、やや大げさな音を響かせつつ挟み込まれました。幅や挟む力は十分で結構しっかりと固定できています。ずり落ちてくることはなさそう。

 しかしこの状態だとややシフトレバーに干渉気味です。ドライブに入れていれば全く問題ないですが、リバースやパーキングに入れる際に、左手がiPhoneに当たるのは避けられません。でも、ATですから走行中に頻繁に触るものでもないので、まぁこんなものかと思います。

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 で、本当はこういう風に横置きで使うのが一番かと思いますし、もともとこれを念頭に置いていました。このほうが収まりが良いし、シフトレバーの干渉も減るし、固定腕も上下から挟む形になるのでより安定します。

 トレードオフと言えば、ライトニングケーブルが横に出っ張ってしまうことくらい。

 ...と、もう一つ大きな欠点がありました。この写真にあるとおりなのですが、iOSの標準ミュージックアプリは、なんと横画面に対応していない...。何これひどい! 昔は横位置に対応していたはずなのですが、一体どうしたことでしょう? こんなひどい仕様のアプリをApple自身が作っていて良いのでしょうか?

 と、文句を言っても仕方ないのですが、これは盲点でした。が、仕方ありません。

使用感

 さて、実際に使用感ですが... 実は1週間(実際は土日2日間)使ってみたところで、やっぱりダメだと思い、取り外してしまいました。

 いえ、SmartTap EasyOneTouch mini自身は良く出来ていると思います。特にこのホルダー自身に大きな問題があったわけではありません。走行中の振動とか揺れに対しても安定していて期待通りの製品でした。

 しかし問題があるとすればむしろ308のほうです。と言うのは、このホルダーにiPhone 6S Plueを付けて走っていると、ミシミシと言う音がしてくるのです。これはCDスロット周りのパネルが(とくにスロット周りのクロームの装飾パーツ)振動できしんでいるようです。

 そうだよね、そうなるよね... と、考えてみれば当たり前のことですし、特に軋んでいるからと言ってすぐに壊れそうではないのですが、どうにも耳障りで耐えきれそうにないのでやめてしまいました。

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 結局今のところこうやって、センターコンソールの隙間に適当に放置しています。運転しながらiPhoneを触るのは諦めると言うことで。

 ホルダーの取り付け部に少し細工を施してやれば改善できそうな気もするので、それはまた気が向いたら試してみたいと思います。

 長々と説明してきてしょうもない落ちになってスミマセンm(_ _)m

308の音楽再生機能

 ここでちょっと順番が逆になった感もありますが、308標準搭載のタッチパネル式コンソールi-Cockpitによる音楽再生機能を簡単におさらいしておきます。

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 色々メニューがあって多機能なのですが、通常iPhoneで音楽再生しているとこんな感じの画面が出てきます。曲名、アルバム名、アーチスト名、時間、再生位置、そしてジャケットイメージまで。なので、実はiPhone本体でミュージックアプリを表示しておく必要はあんまりないと言えばないのです。

 ただ、私の勘違いもしくは調査不足かも知れないのですが、i-Cockpit側からプレイリストやアーチスト、アルバムの選択が出来ないんですよね。なんかUI上は出来そうなのですが。

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 なお、曲の先送り、巻き戻し、ボリューム操作、音楽ソースの切り替えはタッチパネル上だけでなく、ステアリングのスイッチで可能です。なので、再生するプレイリストだけ最初に選択しておけば、あとはiPhoneに触る必要はありません。

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 音楽ソースの選択画面はこんな感じ。シンプルでわかりやすいアイコンが並んでいますが、並びがでこぼこしている理由はよく分かりません。

 私が使うのはFMとiPod(実態はiPhone)とあとはBluetoothくらいです。iPhoneはハンズフリー電話としても、オーディオプレーヤーとしてもペアリング済みなので、Lightningケーブルで接続するのが面倒なら、ポケットに入れたままにしておけば、自動的にオーディオソースとして認識されます。

 この際もうBluetooth接続だけでいいか、という気になってきています。

 ちなみに私の308SWにはDENONの9スピーカーが搭載されていますが、総合的な音響の質は良い方だと思います。ただ、ボリュームをある程度上げるとやや内装がビビリ始めるポイントはあります
。その辺はデッドニング(って今でもあるのでしょうか?)してるわけではないので、まぁ仕方ないかなと思います。