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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

PENTAX K-1に天体写真向けの便利機能を追加する新ファームウェア第2弾リリース

PENTAX K-1 カメラ

 10月初旬にPENTAX K-1にとって初めての機能拡張ファームウェアがリリースされたばかりなのに、2ヶ月も経たないうちに第2弾がやってきました。新しいファームウェアバージョンは1.4となっています。今回の機能拡張は主に天体写真を撮る人々向けに特化した内容となっています。
 しかしK-1独自の新機能と言うより、K-1の後に発売されたAPS-Cの中級機K-70ですでに搭載されており、K-1へも追加が期待されていたものです。

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 天体写真に興味はあるものの、あまり撮ることがない私にとっては、正直なところ実使用上であまり必要性を感じないものなのですが、OSとかアプリケーションとか、およそソフトウェアと呼ばれるものは新しいものにしておいたほうが、精神衛生上も良いわけで、早速アップデートしてみることにしました。

ファームウェア Ver.1.4

 まずは前回のおさらいです。10月初旬にリリースされた第1回の新機能追加ファームウェアVer.1.3については以下のエントリーにまとめてあります。

 ということで、Ver1.3からVer.1.4にアップデートしてみました。アップデートの作業方法については前回書きましたのでここでは割愛します。詳細はファームウェアのダウンロードページに手順書がありますので、そちらを参照願います。

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 アップデート作業後に念のためバージョン確認。ちゃんとVer.1.4になりました。

新機能および改善点

 つぎに今回のファームウェアで追加された新機能を見ていきましょう。

 公式ページに全て書いてありますが、一応自分のK-1でも確かめてみました。

赤色画面表示

 背面液晶の表示を赤一色にすることが出来るようになります。(トップの画像参照:ただし見た目の色とちょっと違うかも)

 これは天体写真など真っ暗な場所で撮影する場合に、バックライトの明かりで目に刺激を与えすぎないために使う機能です。PENTAX K-70からサポートされていたものです。

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 赤色画面表示をオン/オフは、画面表示配色の設定ではなく、独立してメニュー項目が設けられています。このためにスパナマークの設定メニューのタブが1ページ増やされ、5ページになりました。

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 なお、デフォルトでは電源を切ると赤色画面表示は解除されるのですが、モードメモリ設定で赤色画面表示の設定状態を保持するように変更しておくと、電源を切っても覚えておいてくれるようになります。

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 ちなみに赤色画面表示のオン/オフは、ファンクションキーには割り付けが出来ませんが、コントロールパネルに置いておくことが出来ますので、使う可能性がある場合はここから操作するのが便利だと思います。

バルブタイマー

 二つ目の新機能はバルブタイマーです。バルブは長時間露光を行う場合に使われ、露光時間は撮影者が管理しないといけないのが普通ですが、このバルブタイマー機能は10秒から20分までの間で露光時間をあらかじめ決めておくことが出来ます。

 モードダイヤルをバルブに合わせ、グリーンボタンを押すと、シャッタースピードを選ぶようにして露光時間を20分まで任意に設定することが可能となります。

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 このバルブタイマーも主に天体写真を撮影する場合に使われます。なので、こうして赤色画面表示とともに使うことを想定していると思われます。この例では15分に設定してみました。この状態でシャッターボタンを押せば、自動的に15分でシャッターが閉じるので、時間を数えながらじっとカメラを監視しなくて済みます。

 と言っても、冒頭にも書いた通り私はちゃんと天体写真を撮ったことがないので、この二つの機能がどういうシーンでどれほど便利なのかは肌身で分かっていません。

ノイズ軽減処理追加

 K-1は、長秒時ノイズリダクションをオフにした状態かつJPEG記録で撮影すると、白点ノイズが出る場合があったそうですが、それを軽減する処理が追加されたとのこと。逆に言うと長秒時ノイズリダクションを使っていたり、RAW撮影した場合には起きないノイズだと言えそうです。

 長秒時ノイズリダクションは、やはり天体写真を撮影する場合はオフにするものではないかと思いますので、これもまた天体写真向けの性能改善と言えるのでしょう。JPEGを使うものなのかどうかはよく分かりませんが。

全体的な動作の安定性を改善

 新ファームウェアでは必ず書かれている項目です。具体的なことは分かりませんが、バグと言えないほどの細かい動作改善や、効率化を図っているのだろうと思います。

 以前もどこかに書いたかも知れませんが、K-1は新しい画像処理エンジンを積んだ、マイナーチェンジではない完全な新機種でありながら、不審な動作が少なくて非常に動作が安定したカメラだと思いますが、それでも「全体的な動作の安定性を改善」と言われると、精神安定効果が高いです。

 これがあるから天体写真は撮らなくても、ファームは常に最新にしておこうという気になります。

まとめ

 Ver.1.4については以上です。実際に撮影してその効果が分かるような機能追加ではなかったので、使用レポートはありません。

 K-1にはせっかくアストロトレーサ機能も入ってるわけですし、一度天体写真にも挑戦してみたいと思っているのですが、如何せん私の住んでいる地域はごみごみした街中で、光害によりおよそ天体写真には向いておらず、気軽に試せません。

 以前挑戦したみたいにインターバル合成で星の軌跡の撮影はまたやってみたいと思っています。冬は空気が澄んでいる季節ですから。


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 ちなみに天体写真ついでですが、これは先日のウルトラスーパームーンの前日に撮った月です。ちょうど東の空に昇ってきたところなので、空気のレンズ効果で余計に大きく見えていたかも。

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 これは良くありがちな月のドアップ。たまにやってみたくなります。と思ったら、これはK-1ではなくてK-3 IIで撮影したカットでした。

 前回のVer.1.3と合わせて、結構細かい機能追加、機能改善が続いていますが、この調子でどんどんブラッシュアップしていって欲しいです。このまま2年くらい経てば、K-1は登場当初とはまったく別物のカメラに進化しているかも知れません。