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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

すみだ水族館へ「お江戸の金魚ワンダーランド」を見に行く

写真 カメラ PENTAX K-1 DFA15-30mmF2.8ED SDM WR DFA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

 東京地方はまだ梅雨が空けていませんが、だんだんと真夏の天気になってきました。こんなときは外に出たら熱中症とか危ないよね、と真っ先に思う程度にはインドア派なのですが、先日ニュースで見て気になっていたイベントを見に行くことに。

 目的地は東京スカイツリーのお膝元、ソラマチにある「すみだ水族館」です。ここでこの夏の間「お江戸の金魚ワンダーランド」という企画展示が行われています。水族館でも金魚ってあまり見ないですよね。巨大な水槽に山ほどの金魚が泳いでる様子は、きっと涼しげに違いありません。

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 ちなみにこの企画展示は目黒雅叙園でやっている「和のあかり×百段階段」展とのコラボレーションだそうです。雅叙園のほうは昨年の展示を見たので、今年はまず「すみだ水族館」の展示を見てみることにしました。

 カメラはもちろんPENTAX K-1で、レンズは先日手に入れたばかりのDFA28-105mmとDFA15-30mmを持って行きました。

お江戸の金魚ワンダーランド

 入り口のある6Fから常設コーナーのクラゲやチンアナゴを見て周り、ペンギンプール脇のスロープを下って5Fに降りたところで入り口を見つけました。

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 「金魚ワンダーランド」は分かりますが「お江戸の」というのはどういう意味でしょうか?

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 細い通路が作られ、天井にはどこか見覚えのある金魚の紙ちょうちんがぶら下がっています。そして両側にずらっと金魚が泳ぐ水槽が並んでいました。金魚の提灯は周期的に点滅していて、結構暗いです。

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 真っ白な体に頭だけ赤いこの金魚は「タンチョウ」という種類。うまい名前つけたもんです。

 床に置かれた背の低い水槽は、上から覗き込むことができて、まるで金魚すくい状態です。上面はガラスもないので指を突っ込む子供続出。まぁ、それも織り込み済みの展示なのでしょう。ちなみに私はうっかりレンズを水につけてしまいそうになりました。

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 これ、不思議な写真に見えるかもしれませんが、金魚です。真っ黒な出目金。本物です。かわいいですねぇ。

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 こっちは色つき錦模様。しかし何でこんなに目玉が出っ張ってるんでしょう? 生物としてどういう得があるのやら。

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 一方、背の高さくらいある巨大な水槽も中央に並んでいます。側面のガラスに張り付いて中を覗くと、まるで自分も水の中にもぐってるよう。

 「お江戸」の由来は良くわかりませんでしたが、そのまま常設の金魚コーナー「江戸リウム」へと続きます。やっぱり「江戸」ですね。金魚は江戸時代から親しまれていた、ってことでしょうか。どこかにちゃんと説明が書いてあったのだろうと思います。

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 人の流れは波があって、ふとした瞬間に猛烈に込むこともあれば、すっと空いてしまうこともあります。意外に写真は撮りやすかったです。なお、この日は入場待ちが20分ほどという混雑ぶりでした。

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 こっちには円筒状の水槽に大きなリュウキンが優雅に泳いでいます。大きい金魚はどっしりと風格があって可愛いと言うよりは格好良いです。

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 平べったい桶状の水槽も。水はかけ流し状態で常に周囲へ溢れています。この水槽には4尾しかいませんでしたが、これまたゆったり泳いでいて見ていて飽きません。なるほど、家で金魚を飼うってのは癒し効果がかなりありそう。もちろんいろいろ手間隙かかるでしょけど。

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 金魚ちょうちんはあちこちにぶら下がっています。これはさっきのとちょっと違うタイプのようです。

 目黒雅叙園の「和のあかり×百段階段」展とのコラボというのは、このちょうちん飾りのことを指してているのでしょう。

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 あ、あと5Fと6Fを結ぶ階段にこれも昨年目黒雅叙園で見たことのある風鈴の大群が飾ってありました。これもコラボの一部と思われます。

 なお、昨年の「和のあかり×百段階段」展を見に行ったときのエントリーは↓これです。今年も時間があったら行ってみようかと思っています。まさかこっちには生きた金魚はいないだろうなぁ...。

クラゲ、チンアナゴ、ペンギン

 せっかく久しぶりに「すみだ水族館」に来たからには、常設展示コーナーもじっくり見て回りました。

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 なお、常設コーナーも「江戸押し」でした。

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 今水族館で一番熱いのは何といってもクラゲですよね(個人の意見です)。特に一番普通のミズクラゲが最も美しいです。

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 照明の怪しさもありますが、まるで宇宙人。かわいくないけどカッコいいですよね。ね?

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 ちなみに前回訪れたときは見落としていた「クラゲ万華鏡トンネル」を今回やっと発見しました。こんな隅っこにあったなんて。順路から完全に外れてるように思います。

 いや、どうなんですかね、これ。確かに「うわ~っ!」って思いますが、ちょっと落ち着きません。ブルーカット教の人が来たら失明するんじゃないかと思います(暴言)。それはともかく、ここは暗くて写真撮るのは大変でした。

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 それからチンアナゴ。すみだ水族館の中ではクラゲと同じくらい好きな水槽です。キモかわいいですよね、チンアナゴって。

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 カラフルなこちらはニシキアナゴ。柄が違うだけ?とにかくニョキニョキいっぱい生えていました。

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 そのお隣の水槽も大人気。無表情なナポレオンフィッシュが泳いでいます。超巨大です。これも結構大人気で人だかり、子どもだかりが出来ていました。

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 それからもちろんペンギン! すみだ水族館のペンギンプールは周囲が全てガラス張りなので水中が丸見え。泳いでるペンギンさんは白くて丸いおなかがカワイイですね。

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 流し撮りの練習もしておきました。

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 最後に東京大水槽を眺めてきました。エイとかサメとかいろんな魚が沢山泳いでます。何かメンテナンスの時間だったのか、ショーの一環だったのか、ダイバーが一緒に泳いでエイにちょっかいを出していました。観客は大歓声です。

K-1と高感度

 K-1で高感度を使ったのは別に初めてではないのですが、今回はこれまでで最も光量が足りない条件下での撮影だったように思います。暗いだけでなく特殊な照明でいろいろ難儀しまし、新たに分かったこともありました。

 私は通常時ISOオートを使っていますが、上限はISO1600に押さえてあります。ISO1600までならノイズ始め画質的にまったく心配はありません。が、今回はそれではまったく足りないので、撮影データを見てもらえば分かるとおり、思い切ってISO3200~12800を使いました。

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 これでISO12800。RAWで撮影しLightroomで現像しましたが、ノイズリダクションは+30かけました。青一色であまり参考にならないかもしれませんが、さすがフルサイズ、K-3/K-3IIではちょっと考えられない安定感です。

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 こちらはISO6400。そう言われると、ぱっと見そんな高感度だなんて感じないのですが、良く見るといろいろボロがあります。ノイズというよりはダイナミックレンジが狭くなるのか、コントラストがどぎつく感じられるようになりますし、エッジも曖昧になってくるようです。でも今までの感覚だとISO1600くらいかな?と思ってしまいそう。

 一方で今回は撮影中にややフラストレーションを感じていました。その大きな要因はファインダーの暗さとAFの暗所性能です。この暗くて特殊な照明下ではDFA28-105mmを付けていると、本来こういう場に強いはずの光学ファインダーがいまひとつ見づらく感じられます。やはりK-1のファインダーはF2.8以上の明るいレンズ専用なのかな?と思いました。

 また、AFもかなり迷うというかピントが合うまでに時間がかかるようになり、ここぞ!という瞬間にシャッターが切れないということが多発しました。ちょろちょろ動いて偶然とタイミングに頼るしかない生き物相手でこれはかなりストレスがたまります。まぁ、非常に暗いので仕方ないと言えば仕方ないのですが。

 ということで、特殊な条件だったことがすべてだとは思うのですが、いつもの感覚、リズムで写真が撮れなくて結構イライラしてしまいました。ちょっと過剰に期待しすぎたのかも。

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 赤一色のタコもちゃんと写ってます。

 撮影時に「今日はダメっぽいな...」と感じた一方で、家に帰ってからiMacで撮影結果を見ると、思ったよりちゃんと写ってる... ピントも合ってるし手ぶれ補正も良く効いてるし、RAWで撮っておいたおけで極端な照明下でも調整代がたっぷりあって、変なトーンジャンプもありません。結局最後には「さすがK-1!」と思ってしまいました。

 この撮影時の感覚と仕上がりの関係についてはもっと経験をつんでいかないとなぁ、と思います。