酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

さよなら DA★60-250mmF4ED [IF] SDM

 フルサイズ一眼レフPENTAX K-1を手に入れて約2ヶ月。K-1の使い心地やK-3IIとの使い分けのポイントなどが大体分かってきたところで、レンズの整理をすることにしました。なんだかんだで気がついたら結構多くのFAまたはDFAレンズを持っています。やはり整理対象はAPS-C専用のDAレンズとならざるを得ません。

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 で、手持ちのレンズの中でもう使わないだろうな、と思うものを選ぶと... 明らかにこのレンズが候補に挙がります。これもう要らないよねと。

 なぜならば...
 まずはこうだから。これでフルサイズで使えたらサイズ的にもなかなか使い道のある望遠ズームでした。いわゆる小三元的な位置づけの望遠ズームとして。でも残念ながらフルサイズでそのまま使うにはかなり使い道が限定されそう。

 そして...
 こうなったから。別に60-250mmがフルサイズで使えないから代わりにというつもりはなかったのですが、結果的にほぼ被るレンジのレンズを手に入れてしまいました。しかも全域F2.8。かなりでかくて重たいですけど。

 K-3 IIで使うこともなかろうということで、DA★60-250mmF4は手放すことにしました。

手持ち最古のKマウントレンズ DA★60-250mmF4ED [IF] SDM


 このレンズを手にしたのは2009年の夏。そう考えてみるとたったの7年前のことです。が、私がK-7を手にしてPENTAXIANになったときから使っている、手持ちのKマウントレンズで最古の1本です。

 これまでにいろんなレンズを手にしては手放してきましたが、このレンズだけは気に入っていたし、BIGMAを買っても、DA★300mmF4を買っても、さらにDFA150-450mmを買っても、この60-250mmは手放すことはなくずっと持っていましたし、もちろん使っていました。

 以下、このレンズで撮った写真の思い出(のごく一部)です。
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 フルサイズ換算で90-380mm相当の画角をカバーする望遠ズーム。羽田とか成田とか伊丹なんかで飛行機撮るにはぴったりでした。クリアで抜けが良くて滲みや曖昧さが一切感じられない描写性能に、最初のころは驚きの連続でした。スターレンズとはこういうものなのか、と。

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 でも、もともとこのレンズを手に入れた目的は、鈴鹿でF1を撮りに行くことでした。結局2009年と2010年だけこのレンズを使い、その後は「もっと長く!」というという欲望に逆らえず、400〜500mmの世界に足を突っ込みました。

 流し撮りに挑戦して、何百枚に一枚ピタッと止まったときのうれしさを覚えたのもこのレンズ。そして2010年の土曜日のように、予選が中止になるほどの大雨の中、K-7とDA★60-250mmのAWコンビは、まったく問題なく写真を撮るだけのタフさもありました。

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 この時期のSDMには故障が多いという話を聞いていましたが、私の個体はまったく問題なし。AFだってそんなに遅いと感じたことはありません。ボディにもよりますが、それなりにスパッと決まり一瞬のチャンスを何とか捕らえることだってできました。

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 望遠で風景を切り取るのも楽しかったし、とにかく恐ろしくシャープで描写性能は信頼がおけました。うまく写ってなかったらそれは腕の問題。

 欠点らしい欠点と言えば、撮影距離による画角変化が非常に大きかったこと。なので最短撮影距離は1.1mとそこそこ短かったのに、最大撮影倍率はたったの0.15倍しかありませんでした。

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 7年間を通してどこかにガタが来ることもなく故障もなし。ズームリングは135mmあたりで急にトルクが変わったりもしましたが、筐体の作りからしてとても良く出来ていたと思います。ただ個人的にはズームリングが手前にあるのが気に入らなかったです。私はMFすることほとんど無かったので。

 K-7に始まり、K-x、K-5、K-3、K-30、K-3 IIと、私が手にした歴代のKマウント機全てで使ってきたレンズですが、上にリンク張ったようにK-1ではクロップOFFのテスト撮影をしてみただけ。さすがにK-1とDFA★70-200mmを手に入れてしまったとなっては、そろそろ引退するときが来たのだろうと思います。

 好きなレンズで思い入れもあるからと言って死蔵しておくのは勿体ないので、次に誰かこのレンズを必要とする人の手に渡って、さらに使い倒してもらえればと思います。

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 最後に、このレンズで撮った中で一番気に入っている一枚です。2009年の暮れに城南島で撮りました。カメラはK-7。この頃のほうがいい写真撮ってたのかも(A^^;

さよなら、DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR


 さて、実はもう一本いらないレンズがありました。それは標準ズームのDA18-135mmです。HD DA16-85mmを買ってからも、何となく望遠よりのこのズーム域の便利さと、小型軽量さが気に入っていて手放さずにいたのですが、これもまたK-1では使い道がないレンズでもあり、さすがにK-3 IIにも標準ズームは1本で良いだろうと踏ん切りがつき、遅ればせながら手放すことにしました。

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 このレンズを手に入れたのは2012年の春、友人の結婚式に出席するのに合わせて買いました。ただ、少しでも安く買おうと思ってキットばらし品を探して手に入れましたが、箱がないだけで保証書もちゃんとついてきたし、結局このレンズもトラブルフリーでこの4年を乗り切りました。

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 ちなみに現在に続くPENTAX標準ズームレンズの鏡胴デザインはこのレンズから始まってます。そしてレンズ内AFモーターとしてSDMではないDCモーターなるものを採用したのも、このレンズが初。

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 このレンズはキットにもなるコスト重視の汎用便利ズームでありながら、簡易防滴仕様となっています。★レンズのような防塵防滴ではないですが、ちょっとくらいの雨なんかは大丈夫。壊れてもそんなに惜しくない... ということもあって、結構雑に扱いましたがまったく問題ありませんでした。

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 海外のテストサイトなどで、性能面でひどい点数を付けられたことに始まり、描写性能については色々と言われた曰く付きですが、私が使ってる限りにおいては特に「これはひどい!」とか感じたことはありません。むしろ満足していた方です。そんなに性能に期待してなかったと言う面もあるのですが、改めて見直してみてもそこそこ普通に写るレンズだと思います。

 ただ発色だけは他のDAレンズとちょっと違っているような気がして、それが時々気になりました。何がどう違うのかはうまく文字に書き表せないのですが。

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 フルサイズ換算で28〜200mm相当と言うことで、ワイド端はごく平凡ですが、テレ端はそれなりに望遠効果が出てきます。寄りも引きも、近くも遠くも、大抵のことはこなせるので、1本だけ持ってどこかに出かけるとなると、とても頼りになります。

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 このレンズはK-5以降、主にK-30で使った記憶が多いです。特にK-30とはとても相性の良い一本でした。このタケノコ狩りに行ったときなどは、竹の生える斜面を滑落してフードがどこかへ飛んで行ってしまったりした中、K-30本体ともども壊れることもなく綺麗な写真をしっかりと残してくれました。

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 このレンズで撮ったベストショットを選ぶとなると色々迷いますが、ベタなこれにしておきます。2015年千鳥ヶ淵の満開の夜桜。この一枚に限らずこの日撮った一連の写真はこのレンズじゃないと撮れなかったし、撮れた写真にも結構満足してています。

 暗いレンズで夜景は苦手なはずでしたが、そこはK-30の高感度性能に頼りました。あの殺人的混雑の中では便利ズームじゃないととても写真は撮れません。そういう意味で我ながらベストな機材を選び、よくがんばって撮ったと思います。

手持ちレンズ現状まとめ

 ということで、今回2本のDAレンズを手放したので、手持ちのKマウントレンズは以下のようになりました。なんか寂しくなってしまいました...。

スクリーンショット 2016-06-27 23.49.45
 気がつけばDAレンズは3本だけ。そのうちDA★55mmはフルサイズでほぼ問題なく使えています。HD16-85mmはK-3 II専用でフィッシュアイズームは、まぁ取っておくしかないですよね、今のところ代わりになるレンズはないので。

 今後に向けた問題はやはりDFAレンズですね。前々から懸案になっていました。幸い今回手放した2本のおかげでだいぶ資金が回収できました。大体レンズは手放しっぱなしと言うことがあり得ません。こういう場合に考えることは一つです。沼の住人としては。

 それについては次回以降で(A^^;