酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

東京カメラ部2016写真展 in Hikarie を見に行く

 FacebookとInstagramで展開する、写真とカメラ好きの人々のコミュニティサイト、東京カメラ部の写真展を今年も見に行ってきました。昨年東京カメラ部に投稿された写真の中から選ばれた10選作品を中心に、過去の10選メンバーたちによる展示、さらにはアサヒカメラと東京カメラ部共催による「日本の47枚」写真コンテスト作品の展示、さらにさらにInstagram部門のコンテスト入賞作品の展示など、盛りだくさんの内容となっています。

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 場所は昨年に引き続き渋谷ヒカリエですが、今年は9階のホールへと場所を移して開催されています。また昨年は開催期間が19日間もありましたが、今年はこの週末限定で明日の6月26日までとなっています。

ヒカリエへ

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 ヒカリエというか渋谷にやってくるのは年1回、この写真展を見るときだけになった気がします。東京に住んでいるとはいえ、東側の住人にとって渋谷はまったく用事のない街だったりします。

 で、ヒカリエの入り口、駅との連絡通路には今年も大きな広告が出ていました。

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 ここで写真撮るのも毎年やってる気がします。ではエスカレーターを乗り継いで9階まで行ってみましょう。

写真展

 さて、いよいよ写真展の会場へやってきました。
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 Instagram部門のコンテスト入賞作品はスクエアフォーマットの写真が3x3の9枚タイルでプリントされていました。なるほど、こうすると面白いですね。WEBというかInstagramアプリのタイムラインでは縦に流れていくだけですから、こういう見せ方はプリントならでは。

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 会場脇には入選者の方々が作成したフォトブックとかポートフォリオとかポストカードや名刺などがずらっと置いてあります。それをひとつひとつ見てると時間がいくら合っても足りません。

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 その奥には「日本の47枚」のコーナーが。見ただけで「あ、あそこだ」と分かるものから「ここは何県?」と見ただけでは分からないものまで色々です。ちなみに平日の日中だというのに、思ったより混んでいました。

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 で、一番奥のホール内にはいよいよ10選の方々の写真があります。10選作品だけでなく一人あたり計7枚程度が出展されていました。Facebookのタイムライン上でも見たことある写真がたくさん。

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 「ホール」と言うくらいなので天井が高いです。通路はやや狭いのですが、おかげで開放感があります。

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 さすがにWEBを媒体としているだけあって、写真展でありながら写真撮影やSNS投稿は自由となっています。ただ、この最後の一文がちょっと気になりますね。

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 というのも、この日の夕方には「肖像権時代のスナップ撮影」というトークショーが開かれていました。内容的に思い切りまとめてしまうと「昔と比べて明らかに厳しくなったし、その方向性は基本的に正しい」という一方で「過去の有名な肖像権裁判の判例が一人歩きし、過剰な自主規制がされている。人が写っていたら即NGとはならない。キャンディッドフォトは依然として写真の一分野として成立する」というように理解しました。
 実際アサヒカメラのコンテストでも、以前ほどおおらかではないが、状況を個別に判断して掲載の可否を決めており、必ずしもモデルプロパティがあることを条件にはしていない、とのことでした。

 私はいわゆるスナップというかキャンディッドフォトは撮りませんが、観光地や人混みで写真を撮れば見ず知らずの人々が写り込みます。高画素な最近のカメラであれば、小さく隅に写っているだけでも顔を判別することも出来ます。それを全て排除していると味気ない写真しか残りません。「人」はその場を表現する重要な要素だと思います。

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 なので、私の場合それでも一応顔にうっすらとぼかしを入れるようにしていますが、普通にその場に居合わせた人が風景の一部として写っているものはそのまま気にせず使うようにしています。

渋谷の風景をリアル・レゾリューションで撮ってみる

 ここでおまけです。ヒカリエの9階からは渋谷駅周辺の様子が見渡せるようになっていました。

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 あいにくお天気が悪かったのですが、それを逆手にとって現像で暗めに仕上げ、明瞭度とかわざと強めにかけてみたりしました。

 で、ここで試してみたのはリアル・レゾリューションです。K-1を手にしてから初めて使ってみました。三脚は持ってなかったのですが、この場所は床までガラス張りでしたので、床の上にカメラを置いてライブビュー&セルフタイマーで撮影しました。

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 中央部をピクセル等倍で切り出したもの。上がリアルレゾリューションON、下は同じRAWファイルからリアルレゾリューションOFFでカメラ内現像したものです。

 ちょっとシャープネスによる縁取りが目立ちますが... それはともかく、こういう人工物の風景が一番リアルレゾリューションの効果が分かります。「菱」の字の解像度がまったく違うのが分かると思います。

 ですが、画面の隅々を見ていると結構あちこちのエッジが破綻して市松模様が出ています。K-1でリアルレゾリューションを完璧に決めるのはかなり難しそうです...。

 ということで、東京カメラ部写真展2016は明日までです!