フレキシブルチルトモニターに保護ガラスを貼ってみる

投稿者: | 2016年5月18日

 K-1の背面液晶に保護フィルムを貼ってみました。今までPENTAXの一眼レフは強化ガラスが使われている機種が多かったこともあって、余計なものは貼らない主義を貫き通し、保護フィルムの類いは貼らずにいました。ちなみに私はiPhoneにも保護フィルムとか貼っていません。なので、カメラなんて使い倒して傷がついて上等的な潔さを貫くべきところ、でも、K-1はこれまでになく高い買い物だったこともあり、やっぱり貼っておこうかなぁ… という、我ながら何とも軟弱な本性が出てきてしまいました。

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 そこでせっかく貼るならちゃんとしたやつにしようということで、それこそ強化ガラスのちょっと高級なやつを試してみることにします。

液晶保護フィルム

 デジタルカメラ用の液晶保護フィルムで一番一般的な製品は以下の二つかと思います。各機種用にラインナップも豊富で量販店の店頭でもよく見かけますし、WEB通販でもあちこちで販売されています。

HAKUBA 液晶保護フィルムMarkIIPENTAX K-1 専用

HAKUBA 液晶保護フィルムMarkIIPENTAX K-1 専用

 お値段は1200円程度。いつも思うのですが、これが高いのか安いのかよく分かりません。が。概ねケンコーとハクバのこの二品種は定番中の定番で、とりあえずこれにしておけば間違いない、と言ったところでしょう。

 もう少し安いのを探すとこういうのもありますし、100円ショップでフリーサイズのフィルムを買ってきて貼るともっと安上がりとか、色々手段はありそうです。

 私もケンコーやハクバのフィルムは別機種で使ったことがあります。貼る前にゴミさえちゃんと取り除いておけば、気泡も入らず簡単に貼れて、しかも保護の機能もしっかりしています。使っているうちに端からめくれてきたり、ということもありません。

 が、私個人的にはちょっと気に入らないんですよね。コーティングしてあると謳ってるのですが、どうしても液晶に余計なものが挟まってる感があって、見る角度によっては色付きするし、それに手や鼻の脂がどうにもつきやすく、拭くと延びるだけで取れにくいという印象があります。その結果使っているうちに幕が一枚被ったようになって、液晶がどんどん見にくくなっていく… というイメージがあります。

 これが私が保護フィルム貼らない派だった原因にもなっています。

液晶保護ガラス

 そこで”フィルム”ではなく”ガラス”を使った製品だったらどうでしょうか? ガラスはフィルムよりもやや分厚いのですが、透明度も高く色付きもなく汚れにくいようです。

 有名どころはやはりケンコーのZéta Super Slim。実はK-3 IIも最初は保護フィルムを貼っていなかったのですが、あるときちょっとした傷を付けてしまったのを契機に、遅ればせながらこの保護ガラスを貼りました。そしてその効果は体験済み。”フィルム”製品よりも圧倒的に見やすくて、なんで今まで貼らなかったんだ!と思うようになりました。

 ですがケンコーのこの製品は、K-1用の発売がやや遅かったことと、そもそもお値段が4千円台とちょっとお高いようです。

 そこでGRAMAS Extra Glassです。ケンコー製同様に9Hという硬度を持つガラスを使用していると謳われています。Amazonでは今のところニコンD5用しか取り扱いがないようですが、ヨドバシなどカメラ量販店ではPENTAX K-1用も扱っています。しかもお値段は2,700円とケンコーよりもだいぶ安いです。ということで、ものは試しとこちらのGRAMAS Extra GlassのK-1用を買ってみました。

 ↓以下参考記事

GRAMAS Extra Glass for PENTAX

 ということで実物を見てみましょう。

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 頑丈なプラスチックのケースに入っていました。これは過剰包装ではないか?と思うくらいです。

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 取り出した中身がこれ。これが保護ガラス本体。ガラスですからかなり固くて厚みがあります。

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 付属品の数々。説明書類に続き、清掃用のアルコールペーパー、拭き取り用のクロス、ゴミ取り用のシール、そして上面パネル用の小さなフィルムもついています。

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 早速貼ってみました。ガラスなのでしわが寄ったり気泡が入る心配はほとんど無く、ゴミの残留だけ気をつければOK。固い一枚の板なのでふにゃっと柔らかいフィルム系の製品より圧倒的に貼りやすいです。

 ただ厚みがあるのでそれなりに液晶表面が出っ張ります。この製品はちゃんと端が面取りしてあります。この写真で左の方が汚れていますが、これは保護ガラス表面なので拭けば綺麗になりました。

 期待通り、とてもクリアで見やすさはまったく問題ありません。使っていても汚れにくく、手や鼻の脂も落ちやすいです。K-1はタッチパネルでもないので操作性には何の影響もありません。ということでこの状態でしばらく使っていこうと思います。

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 上面の小さな液晶用の保護フィルムも貼ってみました。これはいわゆる”フィルム”であって背面液晶用のようなガラスではありません。というか、こここそ保護フィルムいらないだろと思うのですが、せっかく付属していたので、意味ないと思いつつ貼っておきました。

フレキシブルチルトモニターの使い心地

 さて、保護ガラスについては以上なのですが、背面液晶ネタのついでに、ここでK-1の一つの目玉機能である「フレキシブルチルトモニター」について、ちょっと感想を書いておこうと思います。

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 4本のリンクで支持されるこのモニターは横位置だけでなく縦位置でも(角度の制限はあるものの)チルトが出来る優れものです。しかもそのおかげでカメラ本体に対してこんな風に捻ることも出来ます。捻れると何の得があるのかと言えば、恐らく天体写真など必ずしもカメラを水平垂直に設置しない、出来ない場合などに便利なのではないかと想像しますが、私の用途では恐らく使うことはないでしょう。

 そんな特徴的なフレキシブルチルトモニターですが、三脚使用時だけでなく手持ち撮影時でも、ふとした時にローアングルやハイアングルにしたいと思い、ライブビューをONしてモニターを引っ張り出し角度をつける… ということがあります。

 するとこのモニターは引き出したついでにいつも微妙に捻れてしまうのです。その状態でライブビューを見ながらカメラを水平に構えるのはなかなか骨の折れる作業で、目がクラクラしてかえってフレーミングやピント確認に難儀することが何度もありました。

 しかもこのK-1の背面モニターはレンズ光軸に対して中心が揃っておらず、やや左側にオフセットしています。考えてみれば、PENTAX機は以前からそうだったようですが、K-7〜K-3 II系のボディでは、そのオフセットはごくわずかでしたし、固定されていたのであまり違和感を感じたことがありませんでした。(ニコンが使いづらいと言われながら液晶の左側に縦にボタンを配置しているのは、実は液晶を正しく光軸に揃えるためなのではないかと、いまさら気づきました。)

 ということで、便利なのにどうにも使い心地が今ひとつな悩ましい機構だな、というのが偽らざる感想です。いえ、三脚使用時はこの上なく便利なんだろうなと言うことは分かっていますが。

 こういったややネガティブな感想が出てくるのは、私がもともと「一眼レフ」でライブビューすることを潔しとしてない上に、可変液晶にはさらに懐疑的だったが故の偏屈な意見なのであって、一般的にこれは歓迎すべき機構なのでしょう。

 K-1の大きな特徴ではあるのですが、頼りすぎず、うまく使いこなしていければと思います。