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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

「写ルンです」で撮った写真が現像から上がってきたので貼ってみる

写真 カメラ FUJIFILM

 先日「写ルンです」30周年アニバーサリーキットを買ったよ、というエントリーを書きましたが、早速撮影結果が上がってきました。フィルムで写真を撮ったのは、ジャンクのF-501を衝動買いして以来約3年半ぶりです。すぐには結果がわからず、現像が上がってくるときのドキドキ感を久しぶりに味わいました。...と言っても、その辺で適当に撮っただけで、仕上がりに何かを期待していたわけではないのですが(A^^

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 最近はフィルムを現像、プリントしてくれるDPE店はすっかり街角から姿を消した上、最寄り駅のカメラ量販店の中でも、DPE受付のカウンターはデジカメプリント機が並ぶ一角の奥のほうにひっそりと隠されていました。

 その前に... 前回の記事で紹介し忘れたのですが、↓こんな立派な特設サイトがありました。
 「また、ドキドキしたい」がキャッチコピーのようです。うん、たしかに撮影中も、そして仕上がりを待つ間もドキドキしました(^^;

フジカラーCD

 「写ルンです」は製品区分上、カメラではなくフイルム扱いなので、現像に出す際は本体をそのまま丸ごと持って行きます。フィルムを取り出された後のいわゆる「カメラ」部分はちゃんとリサイクルされるそうです。

 さて、今回はフィルムの現像および同時プリントだけでなく、デジタルデータ化も同時にお願いしました。富士フイルムのWEBサイトを見ると、フイルムやプリントからのスキャンサービスはいろいろあるようですが、現像時にお願いするとフジカラーCDというサービスで取り扱われるようです。

 現像と同時にCD化をお願いすると時間が余計にかかるかと思ったのですが、同時プリントのみの場合と変わらず翌日仕上がりでした。納期に関しては取扱店によって変わるものと思います。

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 ちなみにお値段は、27枚撮りフィルムで現像が515円、プリントは一枚あたり29円、CDは540円でした。同時に複数本現像に出した場合、CDは容量が許す限り1枚に入れてくれるようで、その場合2本目以降のCD代金はもう少し安くなるようです。CDにはサムネイル一覧のプリントが付いてきます。CD化するならプリントはしないとい手もアリです。

 ただ、最近はパソコンでも光学ドライブが付いてない機種が増えてきたので、場合によってはそもそもCDを読む環境がない、ということもあるかもしれません。特にMacは光学ドライブを廃してからしばらく経っていますが、我が家には一応念のためCD/DVDドライブがあるので何とかなりました。

 出来上がってきたCDの中には、撮影画像のデータがJPEG形式で収められていると同時に、Windows用のビューワーソフトとインストーラーが含まれています。Macでは関係ないしそもそも余計なアプリとか要らないので、JPEGファイルだけHDDにコピーしていつもどおりLightroomに読み込みました。

スクリーンショット 2016-04-25 22.55.36.jpg
 ちなみにファイルサイズは見ての通り非常に小さいです。1枚あたり1MBにも届きません。それもそのはず、画像ファイルの解像度は1840×1232ピクセルの約230万画素しかありません。元データがフィルムですし、そもそも写ルンですで撮った写真ですから、解像度とか関係ないといえばその通り。でも、今の時代もう少し大きくても良いんじゃない?と思います。

撮影結果

 さて、以下にいよいよ撮影結果を貼っていきます。27枚撮りで一応27枚全てちゃんと何かが写っていました。その中から何枚かそれっぽいのを選びました。

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 観覧車と空。左上の小さな点はゴミではなくて鳥か何かだと思います。

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 国営ひたち海浜公園のネモフィラの丘。パンフォーカスとは言え、実のところ2〜3mあたりのところが一番シャープに写るような気がします。人物撮影に合わせてあるのでしょう。

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 入り口に差し込む夕日。コントラスト高いシーンでフィルムのトイカメラ向きだな、と勝手に思い込んでシャッター切りました。自転車のおじさんは偶然です。

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 洗車直後の我が愛車。やっぱり2〜3m付近はシャープです。車の質感も出てますし。って、そういう評価をするカメラではないのですが、やっぱり綺麗にキリッと写ってると嬉しいですね。

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 すっかり花が散ったソメイヨシノの並木。もう新緑で覆われています。写ルンですのレンズは焦点距離32mmだそうですが、少しワイド気味でとても使いやすい画角です。

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 あ、桜が落ちてる。軸ごとなので鳥が食いちぎった花ですね。さすがにソメイヨシノではありません。見上げるとそこには八重桜が咲いていました。こうしてみると、周辺減光もそれなりにあり、周辺はかなり流れています。でもそれが良い味出してます。トイカメラとしてもとても優秀ではないかと感じます。

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 何が撮りたくてシャッターを切ったのか忘れましたが、思いがけず歪曲の度合いが分かるカットになってました。そこそこ糸巻き型です。でもそんなの関係ない!

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 木陰で何やら体操している人。周辺減光がちょうど良い感じです。

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 なんかやたらに空ばかり撮ってしまいました。が、思ったほど青空は青くなりません。(トップに貼った写真には後述するようにちょっと小細工してあります)

 ということで、大体こんな感じです。プリントと同様に人物重視で明るめに仕上げられてる感じがします。淡い色合いと弱いコントラスト感はいかにもトイカメラ風。というか、これこそが元祖なのでしょう。

Nik Collectionでさらにフィルターをかけてみる

 ここで思いついたのですが、さらに画像処理フィルターをかけてトイカメラ風味を強調して遊んでみることにしました。

 ちょうど先月からPhotoshop/LightroomにプラグインするNik Collectionが無料化されました。以前は結構良い値段で販売されていたので、無料になったことに驚くと同時に、Googleのものになっていたこと自体にも驚きました。

 何はともあれ、無料であるなら何も遠慮することなくダウンロードしてインストール。Lightroomから各モジュールを簡単に呼び出せます。が、非常に多機能で全てを試すことは出来ませんので、適当にプレビューを見ながら何枚かフィルターかけてみました。

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 例えばこんなの。モノクロ化する"Silver Efex Pro2"で""フルコントラストストラクチャ"というフィルターを使用。コントラストが強調され雲の模様が浮き出てくると同時に、粒状感がかなり強調されます。どんな写真もこれかければ格好良くなりそう。

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 次はこれ。"Analog Efex Pro2"でその名もずばり"トイカメラ"というフィルターです。トイカメラって周辺がこんな感じで極端に激しく流れるの多いですよね。写ルンです単体でもその傾向はあるのですが、あれがプラスチックの1枚レンズの描写だと考えると、さすがに良く出来てるなと、オリジナルの出来の良さに感心してしまいます。

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 次は"Color Efex Pro4"でかけた"クロスバランス"というフィルター。カラーバランスを敢えて崩してクロスプロセス風の仕上がり(と言っても"クロスプロセス"というフィルターは別にあります)。かえってオリジナルよりも青空が青くなってちょうど良い感じに。

 で、実はトップに貼った写真も"Color Efex Pro4"で"グラデーション"というフィルターをかけ青空を強調したものです。Lightroomの段階フィルターみたいなものです。

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 これは"Analog Efex Pro2"の"クラシックカメラ"というフィルター。どこがクラシックなのか?よく分からないですが、この色のりとコントラストはポジフィルム風ってことなのかも。なかなか良いかもしれません。

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 もちろん、こんな風に150年前の写真風に仕上げることも出来ます。これは"Analog Efex Pro2"の"ビンテージカメラ"を使いました。人物が写ってる街角スナップなんかで使うと面白そう。

アナログな写真の楽しみ方

 ということで「写ルンです」で撮った写真で色々遊んでみました。結局パソコン上でフィルターかけたりしてしまいましたが、本来の「写ルンです」の楽しみ方はこうではないだろうな、とは思っています。もちろん今の時代、写真とSNSは無関係にいられない場合も多いと思うので、その素材としてこうして手間暇かけるのはそれはそれでアリだと思います。

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 そうではなく、本当はフィルムはフィルムらしくプリントを使って楽しむものなのかな?と思います。写真はスマホやパソコンで「消費」しがちですが、小さなアルバムを作ったり、ハガキにしたり、プリントを配ったりという楽しさが、今はかえって新しいのかもしれません。

 写ルンですはもう一台買ってしまっているので、もうちょっと遊んでみたいと思います。