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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

フルサイズへの移行を前にレンズラインナップを考える

カメラ PENTAX K-1 日記

 PENTAX K-1が来月発売されます。とても楽しみにしているのですが、それまでにレンズをどうするか?という問題で思い悩んでいます。もちろん、思い悩むことを楽しんでいます。昨年はフルサイズ一眼レフ開発中のニュースを受けて、何もわからないうちから先行してレンズを整理整頓したのですが、その後発表されたり発売されたDFAレンズもありますし、K-1とDAレンズの対応についても、ようやく色々なことが分かってきたところで、ちょっと今後のことを真剣に考えてみることにしました。

DSC_1233.jpg

現状

 まずは現状把握です。ロードマップ風に手持ちレンズを図に描き出してみました。

スクリーンショット 2016-03-20 16.30.11
 大体こんな感じです。なんか無駄にかっこいい! K-1本体とDFA15-30mmは購入することが決定しているので既に加えておきました。しかしもちろん手元にはまだありませんが。

 DFAは超広角と超望遠の両極端に偏っていますが、標準域はFA Limitedを中心に単焦点レンズがあります。さらにDA★55mmはクロップなしのフルサイズ画角でもそこそこ使えるだろうとのことで、心の中ではK-1でも常用候補に入れていますが、他のDAズームは全てAPS-C専用となります。恐らくK-1と組み合わせて使うことはないでしょう。

 ここでK-1をメイン機と考えた場合にすっぽり抜け落ちているのは、やはりDFAの標準域。もちろん、このまま標準域は単焦点のみでいいや、という考え方もあるのですが、現在APS-CのK-3 IIでは、なんだかんだ言って標準ズームのHD DA16-85mmが一番使用頻度が高いことを考えると、やはり標準ズームは一本持っておきたいですよね、と思うわけです。

標準ズームが欲しい

 DFA標準ズームは2本用意されています。

HD DFA 24-70mmF2.8ED SDM WR

 既に発売済みのDFA24-70mmF2.8。F2.8という明るさを持つ標準の中の標準ズーム。何はなくともズーム全域で開放F2.8というのがこのレンズの一番のポイントです。

PENTAX ズームレンズ HD PENTAX-D FA24-70mm F2.8ED SDM WR 21310

PENTAX ズームレンズ HD PENTAX-D FA24-70mm F2.8ED SDM WR 21310

 ワイド端24mmというのは十分ですが、テレ端70mmというのがやや物足りないかも。あとは常用するにはやや大きすぎないか?という点が心配なのと、前玉にSPコーティングがされてないという点も、保護フィルターを使わない派の私にはちょっと引っかかります。それからもちろんお値段も大きな問題。

スクリーンショット 2016-03-20 16.55.49
 仮にこのレンズを加えるとなると、手持ちラインナップはこうなります。ふむふむなるほど、DFAとFAは基本明るいレンズだらけで贅沢ですし、悪くないレンズ構成です。もう少し倍率の高い便利ズームが必要な場合は、APS-Cを使えば良いわけですから。

HD DFA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

 もう一本はK-1と同時発売になるであろう一本。フルサイズ対応ながらもコンパクトに収まっている便利ズームです。小型軽量と焦点域のバランスがこのレンズの一番の特徴です。

 こちらはテレ端は105mmとそこそこありますが、ワイド端が28mmまでというのがもう一歩惜しいところ。いえ、超広角ズームがあるしこれでも十分と言えば十分なのですが。それに恐らくF2.8シリーズとは違って、このレンズは正真正銘のPENTAX独自設計製造と思われ、その辺も信者として心情的には大きなポイントです。でもねぇ、このレンズ平凡すぎるんですよね。

スクリーンショット 2016-03-20 16.56.14
 こちらのレンズを加えるとすると、手持ちランナップ図はこうなります。こちらの方が収まりが綺麗ですね。もちろん、焦点距離の隙間を埋めることが目的ではありませんが、標準ズームは手軽さに特化して、明るいレンズは単焦点に任せるということで、分かりやすくなります。

どっちにする?

 まさに悩んでいる最中なのでですが、今のところDFA24-70mmF2.8に気持ちは傾いています。やっぱり「明るさは正義」ってことで。小型軽量な便利系ズームは既にDAで2本も持っている一方、標準域の大口径ズームは今まで使ったことがないので、一度使ってみたいという気持ちも強いです。

大三元を揃えたい

 さて、さらに妄想を一歩進めましょう。超広角ズームと標準ズームをF2.8で揃えたら、何かが物足りなくなりますよね。そうです、望遠域のF2.8ズームが足りないじゃないか!と。

 これです。キヤノンやニコンでもフルサイズ向けの代表的なレンズといえば24-70mmF2.8に続いて70-200mmF2.8と相場が決まっています。なのでKマウント的にも欠かせない一本です。

 発表から発売まで1年かかったこのレンズ、ようやく市場に出回りはじめたようです。ちらほらレビュー記事なども上がってきています。15-30mmと24-70mmがなぜか★レンズでない一方、このレンズは正真正銘の★マーク付き。ABC IIなども施され、特殊ガラスがふんだんに採用されたというその仕様はレンズ構成図を眺めているだけでご飯が食べられそう。何に使うか?という以前に「欲しい!」と思えてきます。

スクリーンショット 2016-03-20 14.40.41
 ほら、このレンズを加えるとラインナップ図もこんなに美しくなりました。いわゆるF2.8の大三元に150-450mmの超望遠付き。あとは味わい深いFA Limitedが3本揃っていたら、これ以上はないというくらい理想的なPENTAXのフルサイズシステムの完成です。

 こうなった場合はDA★60-250mmが要らなくなりそうです。このレンズは手持ちレンズの中で一番古く、K-7時代からボディは変われどずっと使ってきたお気に入りの一本。恐らくフルサイズ(クロップなし)ではまともに使えません。

 手放すのは忍びないですが、仮にDFA★70-200mmF2.8を手に入れたら使わなくなるのことは目に見えています。なので万が一の場合には、少しでも資金の足しにするためにも、このレンズは涙を呑んで手放そうかと思っています。

スクリーンショット 2016-03-25 21.29.44
 するとこうなります。うん、なかなか良いですね。これで決まりか?

 いや、こうなるとさらに欲しいレンズが出てきます。

マクロが欲しい

 APS-C時代から私のKマウントレンズ資産に欠けているのがマクロレンズです。一時期はDA35mm Limitedを使っていたこともありましたが、それを手放して以降はマクロレンズを持っていません。でも欲しいですよね。だって、フルサイズになるとAPS-Cよりも「寄れない感」がより強くなるはずですから。

 たとえばDFA24-70mmF2.8の最短撮影距離は38cm、撮影倍率は0.2倍です。しかし現在K-3 II使っているHD DA16-85mmだと最短撮影距離はほぼ同等の35cm、撮影倍率は0.26倍。しかもAPS-Cですから見かけの「寄れる感」はこの数字の差以上に感じるはずです。これはFA Limitedなど同じレンズを使った場合にももちろん当てはまります。画角が広がる分、見かけ上の「寄れない感」は増すはずです。

 Kマウントにはマクロレンズが3本ラインナップされていますが、そのうち2本はK-1が登場するずっと前からあるにもかかわらず、歴史的経緯によってフルサイズに対応したDFAレンズとなっています。DFA50mmF2.8はかなり古いながらも隠れた名レンズと言われていますが、やはり手に入れるならDFA100mmのほうがいいです。マクロだけでなく、寄れる中望遠レンズとして使い道が広そうですから。

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 DFA100mmマクロを加えると、いよいよレンズラインナップ図は完成度が高まります。これでまったく死角なし。

まとめ

 ということで、現時点の妄想(でも半分くらいは本気)はこんなところです。一応、K-1を実際に手に入れて、現在の手持ちレンズで使ってみてから決めようとは思っているのですが、毎度のことでいつ何時気が変わるか分かりません。

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 それにこのロードマップに描かれている、未知の単焦点レンズや魚眼ズームなんかも気になります。焦点距離すら分からないのに「これらが出てきたらどうしよう?」と考えると、妄想はまた振り出しに戻ってしまいます。

 ということで、カメラを趣味としている以上、レンズの悩みはいつになっても尽きることがありません。「レンズ沼」とはよく言ったものです。意外かもしれませんが、写真趣味を初めてから今が一番その沼の深さを実感しています(意訳すると「楽しくて仕方がない!」ってことです ^^;)。