酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

第1回PENTAXミーティングに参加してディープでマニアックな話を聞いてきた

 PENTAX K-1体感&トークライブのあとに行われた「第一回PENTAXミーティング」に参加してきました。事前に募集が行われ、大阪と東京でそれぞれ約100人ずつの定員に対し計900人ほどの応募があったそうです。その数を多いと見るべきか少ないと見るべきかはよく分かりませんが、とにもかくにも私は運良く抽選に当たり参加することができ、期待通りのディープでマニアックなお話を2時間たっぷりと聞くことが出来ました。

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 以下、内容についてレポートしたいと思います。要点をまとめてダイジェストにしたつもりですが、それでもかなり長いです。

長いので目次つけておきます。

社長挨拶

 まずはリコーイメージングの社長、赤羽昇さんの挨拶で開演。
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 スマホ時代になって写真撮影はとても身近になったけど、K-1のようなデジタルカメラはスマホのカメラとは違う軸で発展していくことを確信している、そのためにはコアなファンというのを大切にしていきたい、というようなお話でした。

 ところで、PENTAXのカメラ事業がHOYAからリコー資本に移って、会社名も「リコーイメージング」となっていますが、最近は「PENTAX」ブランドをわりと前面に押し出すようになってきている気がします。今回のイベントは総じてK-1のようなマニアックな機種が主役になっていることもあるのでしょう。トップの写真にある通りこれだけ堂々と赤いPENTAXロゴを見るのは、なんとなく感慨深いものがあります。一時期はK-3にRICOHロゴを入れてみたりと、CI戦略には紆余曲折があったものと思いますが、PENTAXブランドを大切にしていこうという意気込みが感じられて嬉しいかぎりです。いえ、RICOHブランドも好きなんですけどね(^^;

PENTAXレンズ マニアックス+

 さていよいよ本題です。まずは商品企画部の前川さんによる「レンズマニアックス+」と題してレンズに関する裏話が繰り広げられました。

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 用意されたテーマはこれだけあるのですが、時間の関係上全ては出来ないと言うことで、会場のリクエストに従いこの中から5つの項目についてお話を聞くことが出来ました。大阪会場とは微妙に内容が違っていて、東京では全般的に「お蔵入り」シリーズが選ばれました。せっかくなのですべて紹介しておきます。

採用されたなかった31mm Limitedデザイン

 フィルム時代のレンズながらも根強い人気を誇り、K-1登場と共にまた見直されはじめたFA31mm F1.8AL Limitedですが、開発時には複数のデザイン案があったそうです。

 まずはこれが製品化された現行品。固定式のフードが(良くも悪くも)特徴です。そして以下のスライドが没案です。3種類あります。

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 主にレンズ先端のフードまわりの処理が量産品と異なっています。偏光フィルターの装着をかなり意識してデザインされているんですね。一つ目と二つ目は似た感じですが、フード部は取り外し可能で逆さ付けが可能なタイプ。三つ目はフード部が二分割され、サイド部にあたる鍔の部分は回転式として、偏光フィルター使用時に配慮したものだそうです。個人的には取り外し式の二番目のタイプが良かったのに、と思います。

採用されなかった5656の機構

 次も没になった製品案ネタです。対象レンズは現行Kマウントで最長焦点距離を持つDA560mmF5.6、通称5656(ゴロゴロ)です。

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 このレンズの特徴はなんと言ってもその光学系。デジタル時代になって単焦点レンズでも10枚以上のレンズを組み合わせることが当たり前になってきた中、このレンズは6群7枚ととてもシンプル。これは望遠鏡の光学系をベースにしている、というのはPENTAXユーザーにはよく知られている蘊蓄かと思います。

 その結果、ほぼ無限遠近い遠景についてはとても抜けが良く超高解像である一方、近距離になるに従って性能が落ちるとか。その辺が他社のリッチな光学系を持ったリッチな値段の超望遠レンズとの違いだそうです。でもまぁ超望遠は遠景に対して使うことがほとんどだろうということで製品化されたレンズです。

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 望遠鏡光学系を利用したことで全長が長くなってしまうことを気にして、色々鏡胴デザインと機構が検討がされたなかで、一つの案として前玉の部分のみ伸縮するリトラクタブル構造が候補に挙がっていたとか。これにより持ち運び時にはコンパクトになります。

 しかも鏡胴色は黒。またAFモーターはSDMでフォーカスリミッターの構造も製品版と異なっているそうです。

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 さらにはマウント側も取り外し式にして、このようにそのまんま望遠鏡としても使えるという案もあったとか。これは面白いです。PENTAXブランドの天体望遠鏡も昔は販売されていたんですよね。

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 そしてなんと、この沈胴式の5656は実際に試作品が作られていました。前川さんが持っている上の小さいやつがそれ。ただし鏡胴色はスライドに紹介されていたものとは違って白くなっています。そして下の長いやつは現行の量産品。ただしこれはあらかじめ用意されていたものではなく、たまたま会場にいた参加者の方が持っていたものです。5656を持ってきてるなんてすごい!

 この沈胴式が没になった理由は、ゴミの侵入対策が難しいためとのこと。光学性能は十分に確保できるそうですが、伸縮すると大量の空気が出入りするため、それにともなって鏡胴内にどんどんゴミが吸い込まれてしまい、使っている内にレンズ内側が大変なことになってしまうのだとか。防塵防滴の技術を持ってしても空気の出入りは必要なわけで、ゴミの進入は防げないってことなのでしょうか。良い案だったのに残念!

幻のFLEXIレンズ

 次はFLEXIレンズ。私は初めて聞く名前のレンズです。それもそのはず、実際のところ製品化されていません。

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 試作品はこんな姿をしています。Mレンズですので相当古いです。見ての通り75mmと35mmがありますが、絞りリングとピントリングの間にある細いリングがFLEXIたる由縁。これ、言うなれば「微ズームレンズ」とのこと。72〜78mmとか、32〜38mm程度のごくわずかな焦点距離変化をするように設計されているそうです。

 Mレンズの時代にもズームレンズはあったけれども、描写性能の点で単焦点レンズとは大きな隔たりがあったため、その間を埋めるFLEXIレンズなるものが企画、試作されたのだとか。結局発売されなかったわけで、やっぱり当時からしても商品性が微妙にずれてるな、と判断されたのでしょうか。

幻のソフトフォーカスレンズ 85mmF2.1

 現行ラインナップにはありませんが、その昔PENTAXレンズにはソフトフォーカスレンズがありました。AF時代にはFA85mmF2.8という製品がありましたし、MF時代には85mmF2.2というレンズが製品化されていました。

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 これはMF時代のソフトフォーカスレンズの試作品です。が、製品化されたものと違って、開放F値がF2.1となっています。

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 開放F2.1で撮った作例を見せてもらいました。球面収差による強烈なソフトフォーカスに加えて、背景はややぐるぐるしています。収差を逆手に取った表現手法は面白いですね。が、結局これはやり過ぎではないか?ということで、ほんのわずかに開放F値を制限しF2.2で製品化したという経緯があるそうです。でもF2.1とF2.2でそんなに変わるもののでしょうか?

幻のワープレンズ 645 W-SOFT 120mm

 さらにお蔵入りした幻のレンズが続きます。次もソフトフォーカスレンズで、こちらは645用のレンズです。

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 W-SOFTという名前の由来は、一般的なソフトフォーカス効果の調整に加え、像面湾曲を調整する機能をも付けたことにあります。またソフトフォーカス効果は絞りとは独立して調整可能となっている点もポイント。

 像面湾曲の調整機能は「ワープ」と社内で呼んでいたそうで、その名の通りアニメのワープシーンのような効果が期待できるそうです。

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 その試作品で撮った作例がこれ。左はW-SOFT効果をオフにしたもの。右はソフトフォーカスとワープを両方とも入れたもの。ソフトフォーカス効果は良いとして、ワープ効果的には周辺部の描写がかなり異なっているのはわかります。ただし「ワープ」というほど極端なものではありません。

 結局、私が感じたのと同様に「ワープ」効果がイマイチだよね、ということで製品化は断念されたそうです。

 レンズマニアックスは予定時間を押してここまでとなりました。私としてはコーティングのお話にも興味があったのですが、そちらは大阪会場で話題に上ったそうです。SNSにいくつか情報が上がっていたので、それらを探してみたいと思います。

サービスサポート裏話

 次は東京サービスセンターの吉永さんによる、サービスおよびメンテナンスに関するお話です。「前川さんのようには面白いお話は出来ない」と謙遜されていましたが、結果から言うと十分に面白いお話でした。

ゴミ清掃

 サービスセンターに寄せられる相談で一番多いのは、やはり「ゴミ問題」だそうです。レンズ交換式のカメラは特に避けて通ることが出来ない問題です。

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 これはファインダー内のゴミの一例。実際にユーザーさんから清掃を依頼されたもので、イメージ図ではないそうです。ここまでゴミだらけになるのも珍しいというか、我慢強い人ですね。

 ファインダーのゴミは、輪郭がクッキリしているものはスクリーンのプリズム側(ピント面)にあるゴミなので取りにくく、ぼんやりしたものはミラー側の可能性が高いのでブロアで吹いてみると大体撮れるだろうとのこと。

 ファインダー交換可能な機種は、自分でスクリーンを外して清掃することも出来ますが、私はそこまでやったことはありません。というか、あまりファインダーのゴミに悩まされることが最近記憶にないです。何かのついでにサービスセンターに持ち込んだら清掃してもらえますし。

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 お次は誰しも一度は泣かされた経験があるであろう、センサー面に付着したゴミ。このスライド、ちょっと見にくいですがセンサー一面ゴミだらけ。これも実際にあった実例だそうです。「グロ画像なのでゴミ耐性のない方は見ないでください」とのことです(^^; なおこれでも77mmF1.8の開放などではほとんど写りに影響はないとか。ところが絞り込むと恐ろしいことになります。

 センサー面のゴミはレンズ交換中に入ってしまうものと、ズームやピント合わせによる空気の出入りで入ってしまうものがあって、ある程度は宿命のようなものです。でもレンズを外した状態でマウントを上に向けて放置している時間が最も無防備なのわけで、レンズ交換はなるべく素早く行いたいところです。と言っても、慌ててしまうと後玉をマウントにぶつけたり、落としたり、もっとロクでもないことになりがちですけど。

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 湿気を含んだゴミは特にダストリムーバブルでは落ちないことが多いので、その場合はクリーニングモードにしてミラーアップ&シャッターを開放し、ブロアで吹くかクリーニングスティックで清掃しなくてはなりません。その際ライブビューやバルブではセンサーに通電しているため、静電気が起きて余計にゴミを付着させることになるので、必ずクリーニングモードを使うように、とのことです。

 上の図は写真に写り込んでしまったゴミと、実際にマウント側からセンサー面を覗いたときとの位置関係を表しています。センサーには上下左右が反転した像が結像し露光されるので、撮影結果で見て左上のゴミは、マウント側からセンサー面を見ると左下にあることになります。ブロアはセンサー面全体に吹き付けるしかありませんが、クリーニングスティックを使う場合は、ちゃんと狙いを定めないといけませんから、こういったゴミの位置を推定する情報は重要です。

 なお、湿気や油を含んだゴミがセンサー面に付着し、そのまま乾いてしまった場合などはブロアーでもクリーニングスティックでも取れないので、そうなるとサービスセンターへ持ち込んでもらうしかないとのことです。専用の道具で職人さんが確実に綺麗にしてくれるので、自信がなければプロに任せてしまった方が安心ですね。

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 リコーイメージングでは「センサークリーニング教室」なども行ってるそうです。知らなかった...。というか、クリーニングスティックすら使ったことがないんですよね。一本買っておこうかと思います。

ピント調節

 次にサービスセンターへの相談事項で多いのはピント調整だそうです。確かに気になるんですよね、ピント精度。大口径レンズの開放付近は特にシビアで厳しいし気になります。

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 K-3 IIなどにはボディ側にピント調整機能が付いていますが、あれはあくまでも簡易的なもの。サービスセンターでピント調整する場合は、上記の3つの点をしっかり確認しているそうです。

 一つ目は光学ファインダーのピント位置、二つ目がフランジバックなどセンサーとマウントのピント位置、三つ目が位相差AFセンサーのピント位置。これらがぴったり揃って初めてカメラ全体としてピント精度が出ていることになります。言われてみれば確かにそうですよね。AFセンサーの精度ばかり気にしがちですが、ファインダースクリーンのピント精度もMF使用時はもちろん、AF使用時だって重要です。スクリーンの画像はイマイチなのにAFはピントが合ったと言い張ってたりするととても気持ち悪いですから。

 ということで、やっぱりピント精度にどうも不満があるときは、一度サービスセンターに出して見てもらうのがいいのかなと思います。私の今までの経験では新品入手時に最初から大きくずれていたということはないですが、K-3はある程度使い込んだあとに急にずれたことがあるんですよね。メカですから何かの拍子とか、経時変化はありうるものなのかもしれません。

ここがダメだよ!ここが好きだよ!PENTAX

 さて、ここから先がある意味今回のメインイベントとなっています。

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 今回のPENTAXミーティングに参加申し込みフォームに、PENTAX製品のダメなところと好きなところを自由に記入する項目が用意されていました。それを集計した結果のそれぞれワースト5(ここがダメだよ!)とベスト5(ここが好きだよ!)が発表されました。もちろん抽選に漏れた人たちも含め約900名の意見の集約です。これらは赤羽社長も自ら全て読まれたそうです。

ここがダメだよ!ワースト5

 まずはネガティブな方から。スライドの写真は割愛し、結果を書いておきます。

第1位 レンズラインナップ 298票
第2位 AF性能 244票
第3位 ボディの機能や性能 210票
第4位 広告宣伝が足りない 176票
第5位 新製品の発売遅れ 71票

 ということで、第1位は約900票のうちの300票弱ですから1/3くらいの人がこれを不満に思ってることになります。フルサイズが出ることですし、ここはある意味踏ん張りどころでもあり、巻き返しのチャンスでもあるかと思います。ロードマップも更新されましたし今後に期待しています。

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 第3位の「機能や性能が足りない」に関して、具体的には上のスライドような意見がこの項目に含まれているそうです。

 ここで、このスライドにある3つめの「ファムウェアアップデートによる機能アップ」について、「K-1では積極的にやっていくつもりだ」というお話が聞けました。これはとても重要なポイントだと思います。従来のKシリーズのファームウェアアップデートは、バグ修正および新しいレンズや周辺機器への対応のみで、それも割りと早い段階で打ち切られていましたから。
 これはK-1をGR並にロングセラーにしたいという思いがあるのでしょうか。新型はどんどん出して欲しい一方で、やはりファームアップデートによる長期サポートはユーザーとして期待したいところです。

 これに関し「APS-Cセンサーより少し大きめのクロップモードを増やして欲しい」という具体的な要望が会場から出たのですが、返答は大変曖昧で不明瞭ではありましたが、それは要するに「前向きに検討します」という意味だと勝手に受け取りました。ファインダースクリーンのクロップ枠の問題はあると思いますが、これはDAレンズを活用する意味でも確かにあると嬉しい機能だと思います。

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 その他の項目についても、ひとつひとつについて反省と謝罪の弁を述べておられたのは商品企画の岩崎さん。現場の苦労は想像に難くないのですが、是非より一層の改善をお願いしたいと思います。特に第5位と第2位あたり...。

ここが好きだよ!ベスト5

 つぎはポジティブなほうのランキングです。

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 以下同様に結果を書き出しておきます。

第1位 小型軽量ボディ 199票
第2位 コストパフォーマンスが高い 165票
第3位 防塵防滴構造 147票
第4位 操作性の良さ 129票
第5位 個性的で魅力的なレンズ 122票

 ということで、わりと納得の内容です。「ここがダメだよ!」に比べると、票はかなり割れる傾向にあったようです。また「ここがダメだよ!」の1位がレンズであるのに対し、「ここが好きだよ!」にも5位にレンズに関する項目が入っているところが面白いです。確かに私自身、両方の気持ちがあります。個性的な焦点距離のレンズを気に入っている一方で、もっとラインアップが欲しい、と相反した気持ちは多くのPENTAXユーザーが同じように抱えているらしいということがわかって、なんだか安心しました。

 第2位がやや微妙な内容ですが、その他は概ね予想通りですね。私自身1,3,4あたりを書いておいた記憶があります。「小型軽量」は海外市場では必ずしも歓迎されているわけではない、という話を聞いたこともあり、実はメーカー的に悩ましいところなのかも知れません。

PENTAXマニアッククイズ

 さて最後は豪華賞品をかけたクイズ大会が行われました。私みたいなPENTAX歴の浅い俄ファンにはちょっとハードルが高いだろうなぁ、と思っていました。

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 本番前に出された例題はこんなものでした。まったくわかりません。183本という数字が多いのか少ないのか...? 以後こういう系統の問題が本番でも出されることになります。

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 なおこの例題の答えは×。正しくは387本だそうです。ただしこの中には現在販売中の純正マウントアダプタで取り付けられるレンズのみをカウントしてるとのこと。いずれにしろ、PENTAXの長い歴史の中でKマウントだけを考えても183本ってことはなかったですね。

 ここでこれまた重要な補足事項がありました。K-1は5軸手ぶれ補正を搭載していますが、5軸全てが機能するのは概ねFレンズ以降だそうです。ただしFレンズ以降でも効き具合には差が出ることがあるそうです。これは主にシフトブレの補正にとあるレンズ情報を使っており、その情報が伝達されるレンズに対応が限られるためです。ということで、MF時代のレンズは回転系のブレ3軸のみの補正となりますが、従来は2軸のみだったわけですからそれでも進歩したことになります。

 シフトブレ補正に必要なレンズ情報とは、ピントリングの位置(=距離情報)だと思うのですが、となるとシグマなどのサードパーティのレンズはどうなるのか?っていう疑問がわいてきますね。

 さて閑話休題。以後本番のクイズ大会となりましたが、出題された問題を並べておきます。

K-1で使われている画像処理エンジンPRIMEは645Zと同じPRIME IIIである。○か×か?
リコーGRに新たに搭載された新しい露出モードはSv(感度優先)のみである。○か×か?
K-xとK-rの「コレジャナイモデル」で、その配色を担当し、仕上げにペンタ部に油性サインペンで顔を書き入れたのは、有限会社ヤドカリワークスのメンバーである。○か×か?
リコーイメージングの本社があるリコー大森事業所にはもともと「旭光学工業株式会社」があった場所である。○か×か?

 正解は第1問から第3問までが×、第4問は○でした。これら4問が終わった時点で3人しか残りませんでした。ちなみに私は第3問までしか正解できませんでした。残念!

 ちなみに第4問がなかなか分かりにくいのですが、もともとあった「旭光学工業」はペンタックスの前身とは別の会社でリコーの子会社だったらしく、のちに社名を譲り受けたのだそうです。そんな歴史があった上に、のちにリコー資本となり大森に移るとは奇遇なエピソードです。

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 その後、じゃんけんによる敗者復活などを経て5名による優勝者決定戦となりました。○×ではなく早押し問題となっていましたが、これがまた大概なマニアックすぎる問題ばかりでした。仮に私が5人に入っていたところで、到底優勝は無理だったと思います。
 メモしてないので正確じゃないのですが、以下のような問題だったと思います。

2020年の東京オリンピックよりも前年の2019年のほうが重要です。それはなぜか?
LXのチタン外装版の製品名は?
現行品でスターレンズじゃないけどAWのレンズがあります。そのレンズとは?
PENTAXのコンパクトカメラのブランド名はフィルム時代はEspio、デジタルではOptioでしたが、APSフィルム版のシリーズ名は?

 2019年は旭光学工業の創立から100周年、チタン外装のLXはLX TitanとLX Limited(LX 2000はアルミ)、非スターのAWレンズは5656と150-450mm、APSフィルムのシリーズ名はEfinaです。3問目以外はまったくわかりませんでした。

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 さて見事勝ち抜いて優勝された方へ手渡された優勝賞品は645Zに使われている「トラピゾイドプリズム」です。なんともマニアックすぎる!

 なお2位以下の4名の方には非売品のマグカップがプレゼントされました。そっちの方がずっと実用的ですね。でも、645Zのガラスプリズム現物なんて普通手に入らないものですから、良い記念品だと思います。どっちかというと欲しかったかも(A^^;

まとめ

 ということで、予定時間をやや押して終了しました。前の週に大阪でほぼ同じことをやっていたこともあってか、初めての催しにしてはなかなかスムーズに運営されていたと思います。内容もとても面白かったです。

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 参加の記念にこのストラップと...

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 PENTAXロゴ入りのLEDライトを頂きました。

 「第1回」と付いているように、今後もまた何かの機会に同じようなイベントをやるつもりがあるようですので、それにまた期待したいと思います。とは言えマニアックなネタはいつか尽きてしまうのではないかと思いますが、今度はもっとK-1などの新製品や現行製品についての裏話なども聞いてみたいなと思います。