酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

FA43mm F1.9 Limitedを入手してFA Limitedコンプリート

 レンズ買いました。古いながらもどれも名レンズと言われるFA Limitedシリーズは、PENTAX信者としてはやはり最終的に全て揃えないといけないだろうと思っていたのですが、まもなくフルサイズ機が出るということもあって、ここらで観念して最後の一本を手に入れることにしました。

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 FA31mmF1.8はK-7時代から使ってきましたし、FA77mmF1.8も2年以上前に手に入れていますので、残るはFA43mmF1.9です。フィルム時代にこれこそ本当の標準レンズとして発売されたもので、FA Limitedシリーズらしく特徴的な焦点距離のレンズです。APS-Cでは66mm相当の中望遠となります。

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 箱です。FA Limitedシリーズもリコーイメージング標準の化粧箱になっています。

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 レンズ本体に金属製の専用フード、そしてやはり金属製のかぶせ式キャップがつきます。キャップはフードにかぶせる前提となっています。マウント側のリアキャップは普通のプラスチック製。

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 他のFA Limitedレンズもそうですが、レンズポーチも付属しています。特にクッション材などは入っていませんが、逆に嵩張ることもなく持ち運びには意外と便利です。ただ結構キツキツで出し入れが若干面倒です。

 なお、このポーチとフロントキャップはFA77mmF1.8の付属品とまったく同じものと思われます。

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 本体を見てみましょう。鏡胴はアルミ削り出しで距離目盛りや深度指標もプリントではなく彫り込まれています。FA Limitedですので絞りリングが付いているのも特徴。K-3 IIなどで絞りリングを使うにはカスタム設定で「絞りリングの使用」を「許可」に変える必要があります。普段は絞り優先でもボディ側でコントロールしてしまいがちですけど。

 見ての通りこのFA43mmF1.9はパンケーキサイズとも言える薄型なのが特徴。DA40mmF2.8ほどではありませんが、非常にコンパクトです。

 あと、FA31mmやFA77mmについている七宝焼きのフィンガーポイントはこのFA43mmにはありません。

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 明るい単焦点レンズですが前玉はそれほど大きくありません。レンズ構成は6群7枚で特殊ガラスも非球面レンズも使っていない、非常にシンプルなものです。絞り羽根は8枚でこれも特に円形絞りなどではありません。外装も含めてシンプルさが身上のレンズと言えそうです。

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 後玉は結構大きいです。前玉と同じくらいでしょうか。AFは旧来のボディ駆動なのでカプラー付き。古い設計のレンズなので仕方ありませんが、AF精度にはやや不安があります。また駆動音もそれなりにしますが筐体が金属製であるためか、オールプラスチック製のキットズームなどとくらべると少し静かなほうです。もちろんレンズ内モーター駆動とは比べるべくもないですが。

 ちなみに新しいロットですのでもちろんベトナム製です。

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 K-3 IIに付けてみました。見ての通り今回はレンズもブラック仕様にしました。渋くて超格好いいです。薄型なコンパクトさが効いていてK-3 IIのボディサイズにちょうど合います。最近比較的大柄なレンズを使っていたので、この小ささは新鮮です。

 来るフルサイズ機はK-3 IIよりは大きくなると思うのですが、このレンズが似合うかどうかちょっと心配です。

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 ということで、FA Limitedシリーズをコンプリートしました。いえ、真のコンプリートとは各レンズシルバーとブラックを両方揃えること... みたいな廃人の領域には達していませんので、これで満足です。

 単焦点レンズとしてはさらに昨年衝動買いしたDA★55mmF1.4があります。これも実はフルサイズにある程度対応してるらしいということで、焦点距離も近く用途が被る面もあるかと思いますが、そこはあまり考えないことにしたいと思います。

ちょっとだけ撮ってみた


 早速ですが少し撮ってみました。この日曜日、風は強かったですが東京地方は綺麗に晴れ渡り、絶好の写真散歩日和でした。
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 FA43mmはK-3 IIで使うと約66mm相当という画角になりますが、これが意外に使いやすそう。最短撮影距離が45cmというのも分かって使えば気になりません。FA31mmやFA77mmでもそうですが、何でもかんでも近寄って絞りを開ける、というなんとかの一つ覚え的な撮り方には向かないレンズだと言うことが今更にして分かってきたところです。そして、3本揃ってようやく本当のFA Limitedの味というのがわかるようになってきた気がします。

 とりあえずあと数ヶ月はK-3 IIでしか使えませんが、その間に色々撮ってみてフルサイズ機の常用レンズとなり得るか、考えてみたいと思います。