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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

「鮨処 舟」でセイコガニを味わう

 冬の味覚の王様と言えば越前ガニですよね。ちょうど旬の季節がやってきましたが、高級食品ですしなかなか口にする機会はありません。と思っていたら「鮨処 舟」に最近入荷しているとの噂を聞きつけ、食べに行ってみることにしました。

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 さて、仕入れはその日その日の一期一会、運悪く買い付けできないことだってあり得ます。さて、無事にカニにありつけるでしょうか。って、引っ張るまでもなくトップ画像にあるとおりなんですけど(^^;

 一般的に越前ガニといえば雄のズワイガニを指しますが、雌のズワイガニは「セイコガニ」と呼ばれているそうです。雄と比べるとかなり小さいのですが、卵を持っていたりして味わいは雄のカニとずいぶん違うそうです。

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 こんな姿で出てきました。細い足をホジホジする必要もなく、身は全てほぐされた状態。もちろん味噌もたっぷりで、口の裏まで全て美味しく食べられます。確かに小さな蟹で豪快さはありませんが、水っぽさも蟹っぽい生臭さもなく上品な味わい。

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 で、この赤いつぶつぶですよ! これは蟹の卵です。雌ですからね。色は濃いですが味はそれほど濃くはなく、少し拍子抜けするほど。いや、こんなのはじめて食べました。

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 これには日本酒が合うでしょうねぇ。と、想像だけしておきました。七力の冷おろしがまだありました。

 ということで、蟹だけ食べに来たわけではなく、いつも通りのお任せコースをいただきます。

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 前回同様、白子の入った茶碗蒸し。イクラは皮が厚くてプチプチとした食感が楽しめます。

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 一瞬ホタテかと思うような小柱とか。

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 なんと蕗味噌! まだ冬が来たかどうかというこの時期に蕗とは。板さんによると、既に菜の花やタケノコなども出回ってるそうです。なんということでしょう。

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 握りは今回ダイジェストです。まずはボタン海老。一口で飲み込めないような大きさ。

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 絶品のしめサバ。色つやも良いですね。〆方に工夫があるそうです。

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 でもってこれが鰹。戻り鰹の季節も終わってると思うのですが、一年中市場には流通してる魚だとか。鰹ってこんなに淡いピンク色してるんでしたっけ? 葱が利いていて新鮮な味わい。

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 一瞬、トロかと思ったこれは鰤。以前も感動した記憶があるのですが、これが食べてみてもトロっぽいからすごいです。ネタが大きいし、もしかしたらトロよりも好きかも... と思ってしまいました。

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 手の込んだこの握りはサヨリ。これも美味しいんですよね。

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 そして出てきました、いつもの玉子焼き。今回は席からちょうど玉子焼きの制作過程を見ることができました。日によって焼き上がりが微妙に異なるそうですが、今回は本当に焼き目も綺麗で、ケーキのような仕上がり。何かの魚のすり身と大和芋を卵に混ぜるそうです。

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 焼き印も綺麗に決まってます。これが本当に美味しいです。こういった伝統的な玉子焼きをだす寿司屋って減ってますから、貴重な味わいです。

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 最後はヒモキュウ。舟のお寿司は味付け済みで、基本的に醤油を付ける必要がないのですが、巻物はさすがに醤油を付けて食べるようにとの指示。慣れないことなので、醤油皿を間違えてしまいましたが問題ありません(^^;

 ということで、冬の味覚を存分に味わえました。今年はこれで寿司も食べ納めかな? 今年一年、ごちそうさまでした。来年からはまたお酒と一緒に楽しめるように復活したいと思います。


鮨処 舟
 〒111-0031 東京都台東区千束1−3−5
 TEL: 03-3874-2875
 17:30 〜 23:00(水曜定休)