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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

そういえばHD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WRが発売されていた

カメラ

 先週末にひっそりと発売されたペンタックスブランドのレンズがあります。Kマウントでは非常に久しぶりのフルサイズ対応標準ズームレンズで、来るべきKマウントフルサイズ一眼レフのために開発された、非常に重要な一本です。
PENTAX ズームレンズ HD PENTAX-D FA24-70mm F2.8ED SDM WR 21310
 なのに何か盛り上がりに欠けるんですよね。それもこれも肝心のボディが姿を見せないからに他なりません。ボディだけあってもダメなわけですが、反対にレンズだけ発売されてもねぇ...。

 もともとボディも2015年中を目指していたわけで、当然レンズもそれに合わせて開発されていたはずで、ボディの方は難航して来春に延期されてしまった一方で、この標準ズームだけは順調にできあがったと言うことなのでしょうか。

標準的な標準ズーム

 このレンズ、スペックとしてはごく常識的な内容になっています。フルサイズ用の大口径標準ズームとしては定番の焦点距離レンジ、レンズ内AFモーターはDCモーターではなく超音波モーターのSDMを搭載、そして簡易防滴のWR仕様で、HDコーティングが施されているなど、最新のトレンドはだいたい押さえています。

 しかし! F2.8の大口径標準ズームともなれば、やはりそのシステムにおける代表的な一本となるわけで、このレンズが"D FA★"ではない割に、お値段は"D FA★"クラス(実売価格で17万円前後)もするとあって、熱心なペンタックスファンの人達はいささか動揺を隠せません。

 光学性能が"D FA★"クラスを名乗るほどではないのか? 防塵防滴のAWではなく簡易防滴のWRにとどまっているからなのか? だとしたら、なぜD FAを代表する重要なこのレンズがそんな中途半端な仕様になってしまったのか?

 ちなみにこのレンズ、タムロンのA007と見かけ上の仕様はそっくりなわけでして、これは偶然の一致ではなく、実際にこの二つの製品間には何か関わりがあると思われます。それがどの程度の意味があるのかは分かりませんが、トキナーと何らかの協力の末に生まれた16-50mmや50-135mmなどが"DA★"であった実績を考えれば、この24-70mmが"D FA★"になりきれなかった理由がそれだけとは思えません。

 なお私自身の本音を言えば、別にこのレンズは"D FA★"でも、そうじゃなくてもどっちでも良いんじゃね?と思っています。24-70mmというレンジはAPS-Cでもっと高倍率な標準ズームに慣れた身にとっては、かなり物足りないし、F2.8という明るさもズームとしては明るい、というだけ。お値段が高いのが全てを台無しにしている感はありますが、いずれにしても定番だから、という以上に積極的に使ってみたいと思えるレンズではありません。

 それよりも個人的な希望としては、単焦点レンズの方をまじめに作って欲しいです。現行FA LimitedのD FA化でも良いし、常識的に28mm、35mm、50mm、85mmあたりで新開発でもいいかも。F1.4クラスは理想ですが、でかく高くなりすぎるなら、ボディサイズとのバランスを取ってF1.8クラスでも良いと思っています。ズームは暗くても良いのでもう少し高倍率のやつ、あるいは超広角のほうが欲しいと思っています(このあたりの希望や好みは皆さんそれぞれ意見はバラバラだと思います)。

 いずれにしろ、ボディがでた暁にこれしかなければ当然キットレンズとして買うと思いますけどね。それまでは静観です。これK-3 IIにつけて37~107mm相当と言われても使い道ないですから。

望遠ズームはどうなった?

 そんなことより、HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AWはどうなったのでしょう?

PENTAX スターレンズ 望遠ズームレンズ D FA★70-200mmF2.8ED DC AW 21330

 こちらはペンタックス自社設計渾身の一本のはず。誰にも文句を言わせない仕様でどうどうのD FA★仕様です。発売延期されてかれこれ半年が過ぎようとしていますが、発売されるという声は聞こえてきません。なんだか心配です。

フルサイズデジタル一眼レフの新たな情報

 とか言ってたら、昨日になって↓こんなニュースが舞い込んできました。

 アメリカで行われているPhotoPlus 2015という映像関係の展示会において、PENTAXブランドのフルサイズ機がひっそりと展示されているとのこと。写真があちこちに出回っています。今年のCP+に出ていたモックではなく、もっと最終製品に近い、恐らく実働するであろう試作機のようです。レンズは当然の如くD FA24-70mmF2.8が取り付けられています。

 これらの展示から分かることは一杯あって、特に目を引くのは変な角度に設定された背面液晶。どうやら単純なチルト式でもなく、従来通りのバリアングルでもない、変わったヒンジ機構を持っているようです。なんだか心配です...。私的には、この機構のために液晶周りがゴテゴテするくらいなら固定式で構わないんですけどね。

 あとは、グリップ側の液晶がだいぶ小型され、謎のダイヤルが増えています。特にグリップ側上面に追加された2つのダイヤルは何を操作するものなのでしょう? 一つはドライブモード選択のようですが、もう一つは無銘なので謎です。いろいろ想像が膨らみます。その他の操作系はおおむねペンタックス方式を踏襲しているようで、ポンと手渡されてもそのまま使えそうな気がします。いや、ドライブモードが専用ダイヤルだとすると、十字キーの割り付けは変わってるはず? んー、やっぱり実物をこの手にしてみないと分からないですね。

 いずれにしろ、ここまで出来上がっている(ように見える)なら、年末くらいになんとかなるのでは?と、勝手な事を思ってしまいました。

 まぁ、資金繰りの問題もありますので、期待して待ち続けましょう...。

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