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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

新しく品川にオープンしたNikon Museumで感傷に浸る

 ニコンの本社が品川インターシティに移転したのが昨年末。私の職場から非常に近いこともあって、ショールームとかサービス窓口などが本社ビルに一緒に開設されれば良いのに...と思っていたら、先週末にNikon Museumなるものがロビーの片隅にオープンしたとのこと。その名の通り、ニコンとニコン製品の歴史を見ることが出来る博物館です。

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 ということで、どんなものが展示されているのか、さっそく見に行ってきました。

Nikon Museumとは

 Nikon Museumの概要については、↓こちらのデジカメWatchの記事をご参照ください。

 場所は品川港南口にある品川インターシティ。駅からみて一番奥のビルがニコンの新本社です。ちなみによく知られていることですが、このビルには元々ソニーが入っていました。しばらく空き家になっていたところにニコンがやってきたわけです。ちなみにその向かい側にはキヤノンマーケティングのビルがありますし、ソニーの本社ビルも港南口にあったりします。

 品川にはカメラメーカーが集まってきています。リコーイメージングも品川に引っ越してくれば良いのに(^^;

いざ、Nikon Museumへ

 閑話休題。さっそくNikon Museumに入ってみましょう。一般の人にはわかりにくいというか、本社ビルの入り口はビジネス感が溢れているので、各所に案内の人が立っていました。その方々に誘導されて安心してニコン本社に入って行けます。

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 入場無料で予約不要、特に受け付けの必要もありませんが、入り口に受付カウンターのようなものがありました。グッズ等の販売を行っているようです。その入り口を入ってすぐ目に飛び込んでくるのはこんなガラスの塊。光学ガラス、つまりはレンズの原材料なのでしょう。透明で透き通ったガラスの塊は美しいです。

 脇に立ってるプレートは「触るな!」の表示かと思ったら、逆に「触っても良いよ」と書かれていました。でも、レンズには指紋とかつけたくないですね。

 なお、このあたりでいきなり後藤さんに出会いました。というか見かけました。どなたかお客さんを案内されていたようです。

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 ちなみに展示フロアのマップはこんな感じになっています。撮影不可のものにはその旨表示がありますので、それ以外のものは撮っても構わないようです。ということで、ここに貼った写真は全てiPhone 6s Plusで撮ったものです。

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 色々ある展示の中でも、カメラ・写真ファンを引きつけるのはずらっと並んだ歴代のニコン製カメラのショーケース。古いカメラは中古カメラ屋さんにも並んでいるとは言え、ニコン公式で、ほぼ全ての製品が一同に並んでいるという様は圧巻です。とくにニコンにあこがれていた少年時代の記憶を持つ人にはたまりません。

 これらはだいぶ前に書いた記事ですが、私のカメラ遍歴をまとめたもの。ここに書いたように私は元々ニコンから写真を始めました。それも父親から借りたNikon Fが初めて触った一眼レフカメラでした。

懐かしのニコン達との再会

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 ということで、その懐かしいNikon Fはやはり日本光学を現在のニコンたらしめた歴史的な名機です。こうして様々なバリエーションのNikon Fが並んでいます。しかもどれも超美品!

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 ちなみに私がNikon Fをさわり始めた時代は既にF3の全盛期でした。1980年代のことですが、この時代の機種はどれも高嶺の花で手が出ず、トランペットが欲しい少年よろしく、指をくわえてカメラ屋さんのショーケースを眺めていた... ことは実際にはあまりありませんが、カタログを読みあさっていた記憶はあります。

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 特に!このFAが欲しかったんですよね。格好いいですよね、FA。今見ても惚れ惚れします。当時は一眼レフカメラの市場も活気づいていたのでしょう。キヤノンはA1、ペンタックスはSuper A、ミノルタはX700などなど、マルチモード機がたくさん出ていました。
 すっかりFマウントに填まっていた私は、当然FAが一番良いと思っていました。当時の夢を叶えるためにも、まともに使えなくても良いので、一台手に入れておきたいです。

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 時代は進んで、ミノルタα7000以降、急速にオートフォーカス化が始まります。このあたりは1990年代初頭の機種です。F-601とかF-801sは実際に使っていましたっけ。特にF-801sは今思い出してもとても良いカメラでした。

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 そこから少し時代は飛んで、このあたりはデジタル黎明期。2000年代中盤でしょうか。私のデジタル一眼レフデビューはD70sでした。フィルム時代と比べるとずっと最近ですが、懐かしさは同じくらいに感じてしまいます。

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 こう言っては何ですが、ほとんど誰も覚えていない有象無象のコンパクト機もしっかり並んでいるところがすごいですね。これらの中にも使っていたカメラがあるはず。

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 で、おおよそ現代に至ると。

 この先どんどん新機種が増えていくと思うのですが、この展示をどうするのかちょっと心配です。少しは余白があったようですが...。

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 たぶんここがその将来のため展示余白。今は歴代のカタログが飾ってありました。ガラスケースの中なので表紙しか見えません。インターネットなどない時代、カメラの情報は雑誌かカタログから得るのが当たり前でした。なので、ここに飾ってあるカタログも見た覚えのある懐かしいものばかり。いくつかは今でも押し入れをひっくり返すと出てくるんじゃないかと思います。

その他の展示

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 その他、こういった報道用や探検用、試作機などの特殊な機種なども展示されていました。特殊仕様といえば、NASAバージョンのF3は見かけなかったのですが、どっかにあったのかな?

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 カメラだけではなく、ニコンの医療機器や半導体製造装置など、産業用機器の展示もあります。というか、半分のスペースはそっちに割り当てられています。ニコンの現在の事業構成からして、そうでしかるべきなのですが、やはりそのベースは光学技術であることを伺わせます。

 そういえば、望遠鏡とかあまり見なかったですが、それも私が見落としただけかもしれません。ニコンだけでなくペンタックスも天体望遠鏡を作ってたんですけどね。

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 ということで、かなり偏りのあるダイジェストでしたが、Nikon Museum見学記でした。これ以外にも主に撮影不可な展示物や、映像などがたくさんありました。

 ニコンに何らかの思い入れのある人は絶対に一見の価値があると思います。そうでくてもカメラが好きな人であれば何かの用事で品川に来たついでに寄ってみると十分に楽しめるのではないかと思います。

 ただ現ニコンユーザーの知人に言わせれば、カメラやレンズに実際に触れるコーナーがないのが残念、と言っていました。なるほど、やはりそういうショールーム的な展示も需要は大きいのではないかと思います。実際、向かいにあるキヤノンMJには現行製品を体験できるショールームがありましたっけ(^^;

 実際のところ、このMuseumってどういう層をターゲットに何を目的にしてこれだけコストをかけてるんでしょうね。私のようなカメラおやじがやってきて昔を懐かしみ、中古屋さんでジャンクのFAを中古屋さんで買うだけでは、現行ニコン製品のセールスには結びつきそうにありません。いや、ブランド造りというのはこうした活動から生まれるもので、そんなガツガツするものではないのかもしれません。

Nikon Fを作ろう!

 ところで、昨日↓こんなニュースを見つけてしまいました。nanoblockで作るNikon F!なにこれかっけー!

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 ってことで、買ってきてしまいました。Nikon Museumで販売しているのです。お値段は¥3,980もします。デジカメWatchの記事をよく読まず、勝手に¥2,000もしないだろと思い込んでいたので、びっくりしてしまいました。が、結局買ってきてしまいました。

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 で、これまた根拠なく1時間くらいで作れるだろ、と思って中身を開けてみたのですが... う〜む、これは大人でも一日仕事になりそうです。nanoblockを舐めていました。組み立て説明書で約50工程あるわけですが、その1工程がかなりの作業量になります。これは休日の時間があるときにやらないと大変なことになりそう。

 本当はちゃっちゃっと組み立てて完成品の写真でこの記事の落ちをつけようと思っていたのですが、組み立てはまた時間がたっぷりある時にやって、完成品はこの記事への追記か、あるいは別記事で報告したいと思います。

10月24日追記

 完成しました! 制作時間は3時間ほどでした。思ったより難しかったです。手と頭の良い運動になったと思います(^^;

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 実物よりもちょっと小さいと思うのですが、結構良く出来ています。うまくすれば、中に実際に小さなカメラを仕込めるかも(^^;