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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

目黒雅叙園に「和のあかり×百段階段」を見に行く

写真 散歩 PENTAX K-3 II PENTAX Q7 HD DA16-85mm F3.5-5.6ED DC WR DA★55mm F1.4 SDM

 久々の三連休、初日は台風の影響が残っていてすっきりしない天気でした。なのでインドア活動が良いだろうと思い、少し前から気になっていた目黒雅叙園で開催されている「和のあかり×百段階段」を見に行ってきました。

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 百段階段で行われる催し物としては珍しく、撮影自由(三脚およびフラッシュ撮影は禁止)となっています。むしろSNSへの投稿を推奨しているほど。ということで、カメラを担いで行ってきました。

 百段階段は昭和10年に建てられた目黒雅叙園の旧3号館にあたる木造建築で、東京都の有形文化財に指定されています。階段沿いには7つの座敷があり、それぞれの部屋の装飾は非常に凝ったものとなっています。今回はそれぞれの座敷に「日本の祭り、12のあかり」と題した「和のイルミネーション」の展示が行われています。イルミネーションですので写真映えします。

 百段階段と各座敷の装飾については↓こちらが詳しいです。

 そして今回の「和のあかり」展の詳細については↓こちらをご覧ください。
https://www.megurogajoen.co.jp/event/wanoakari/index.html/

 ということで、以下私が撮ってきた写真です。

十畝の間

 まずは一番下にある部屋から。「葛飾北斎と江戸職人のあかり」と題して、江戸切子などが展示されていました。

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 百段階段は初めて来ましたが、まずは展示物よりも部屋の装飾にびっくりします。すごいですね、これは。何百年も前に造られた文化財などとは違い、昭和初期の建築と言うことでレトロモダンな感じです。

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 北斎のライトボックスみたいなやつとか。

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 江戸切子は私の暮らす東京東部の工芸品ですので馴染みがあります。この富士山、綺麗ですね。売ってたら欲しいくらい。

漁樵の間

 少し階段を上って次のお座敷へ。こちらは「祭りのあかり」と銘打っています。

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 トップにも貼りましたが、青森のねぶたです。今回の展示の目玉とも言えるかも。良くこの部屋に押し込みました。というか、ここで組み立てたんですよね、分かってます。ねぶたに目を奪われがちですが、この部屋の装飾は一段とすごいです。柱とかすべて彫刻がされています。

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 こうしてアップにして切り取ってしまうと本物みたい。

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 さてさて、次へ行きましょう。ちなみに肝心の百段階段はこんな感じです。ちょうどすれ違える程度の幅しかありませんが、なだらかにどこまでも続いており、天井は高く、やはり綺麗な装飾が施されています。

草丘の間

 次の部屋では「夏のあかり」となっています。何があるのでしょう?

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 襖の向こうには竹林が作られていました。涼しげで綺麗です。

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 そして天井には一面の風鈴。エアコンが巻き起こす風でチリンチリンと、これまた涼しげな音を響かせています。しかし風鈴とその枠のせいで、部屋の装飾はどんな風なのか今ひとつよく分かりませんでした。

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 しかし風鈴自体は何の飾りっ気もない透明のガラス製。しかも埃で汚れている...。上手く撮れないので思い切ってマイナス補正してしまいました。ゴーストが出ていますが、LED光源のかたちが浮き出ていてこれはこれで面白いですね。

静水の間

 さらに階段を上ってつぎの部屋へ。「闇夜に浮かぶ月のあかり」と題して、美術家の中里繪魯洲氏によるアート作品が置いてあります。

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 ひときわ暗い部屋に屏風が置かれ、その前にガラス玉が浮いてました。どこから投影しているのか、月のように屏風の明かりが満ち欠けしています。ガラス玉を通すとレンズ効果で上下左右が反転して見えます。じっと見入ってしまいました。

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 片手スマホでちゃんと撮れるのかな? アプリの効果なのか色彩がすごいです。私のようなカメラおやじじゃなくても、みんな思い思いに写真撮影を楽しんでいるようでした。

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 さあ、半分以上登ってきました。さらに進みましょう。

星光の間

 お次は星光の間。名前からして今回の催しにはぴったりです。ここでは「草木のあかり」と題して、造形作家の川村忠晴氏による作品が展示されています。

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 全体に紅葉していて秋を感じる作品ばかりです。葉っぱは本物だそうです。

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 この猫じゃらし(正式名称は何でしたっけ?)も本物?

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 見ていると吸い込まれそうな、そしてフォトジェニックなものがいっぱいありました。それにしても秋(とその先に待っている冬!)が恋しいです。

清方の間

 ようやく六つ目の部屋にたどり着きました。

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 各部屋は入り口の造りもそれぞれ違っています。清方の間では「和紙のあかり」が展示されています。

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 ドンと真ん中に置かれていたのはこんなやつ。何だろう?と近寄って見ると、桜の葉っぱの形をしています。

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 他にもクラゲとか...

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 これは蓮かな? すべて岐阜県美濃地方の和紙で作られているそうです。

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 それぞれの作品はガラスケースに入れられるでもなく、無造作に置かれています。他の部屋もだいたい似たようなものでしたが、ここは特に無防備でした。週末で結構混んでいたのですが、悪意はなくても壊れてしまうことがありそうですが、大丈夫なのでしょうか。

頂上の間

 いよいよ最後の部屋です。その名もストレートに「頂上の間」。

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 登頂後振り返ってみました。ちなみに段数は100段ではなく実際には99段です。

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 いやぁ、何でしょうねこれ。金魚がたくさんぶら下がっています。ここでは「提灯のあかり」と題して山口県柳井市の金魚提灯が展示されています。

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 割と単純な構造。意外とかわいいです。しかもなぜか自由に触れる金魚のかぶり物まで置いてあって、みんな被って記念写真を撮っていました。

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 普通の提灯もたくさんありました。

おまけ

 ということで、登ってきた99段の階段を再び下りつつ、気になった部屋に寄り道しておさらいしていきました。

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 所々に立っていた案内の方が「ここも是非見ていってください」と言われて覗いてみたのがこれ。トイレです。今はもう使われていません。広いし、写真に写ってませんが天井は座敷と同じように装飾が施してありました。

 ということで以上です。

 この展示は8月9日まで行われています。当日券は1,200円、前売券は1,000円と結構しますが、Facebookに写真を投稿し「10いいね!」以上になった場合は、2回目が無料になるそうですよ。2回目か...。