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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

禁酒半年覚書

日記

 食カテゴリーで事あるごとに書いてきましたが、今年の1月1日から禁酒をしています。同じような決意から禁酒をしたことは過去にもあって、これまでは最長2ヶ月半でしたが、今回は心を入れ替え決意の固さもあって、ここまで半年無事に乗り越えてきました。お酒の味を覚えてからこれまでの人生で、こんなに長いことアルコールを口にしてないのは初めてのことです。

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 そんな半年もの禁酒を記念しての覚え書きです。

酒歴

 飲酒歴というか飲酒癖を語らせたら止まらなくなる酒飲みな人は多いと思いますが、私ももちろんお酒の上での思い出はたくさんあります。いちいち書くのは控えておきますが。

 ざっくり言って、私の飲酒癖のピークはおそらく10年前のこと。酔うとより覚醒して元気になるタイプなので、酒が酒を呼ぶ循環に入ると、お酒がなくなるか時間がなくなるまで止まりません。

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 激しい二日酔いに前夜の行いを反省することはあっても、その夕方にはもうすっかり忘れ、また飲みたくなると言うサイクルでした。

 当時はどんなに「その飲み方は体に悪い」と言われても「お酒を飲まない」という生活は考えられず、しかも飲み始めると止まらず、「禁酒しろ」というのは死ねと言われるに近いと感じていました。

 そんな私も次第に大人になり、酒量も意識しないうちにだいぶ減ってきました、しかしその一方で翌日の反省はより深くなる一方。しかも健康診断で愕然とする数字を見て、医者に強く禁酒を勧められるに至り「そうかもね、一度辞めてみるのはいいかも?」思い立ちます。

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 今回の禁酒は基本的に健康のため、しかし半分くらいは好奇心からというのが本当のところ。お酒を飲まないとどうなるんだろう? もしかしたら眠っていた才能が目覚めたりしないだろうか?みたいな妄想も入っています(A^^;

 何しろ今まで何ヶ月も飲まない、なんてことがなかったのですから、別人に生まれ変わってもおかしくありません... よね?

禁酒のコツ(自己流)

 コツと書いたものの、当然ながら万人に通用するものは特にありません。私が個人的にこの半年間心がけていたことです。

メリハリ

 といっても、飲むときは飲んで...という意味のメリハリではなく、時期のメリハリです。

 「明日から」と言うと「明日と明後日にどういう違いがあるのか?」とまじめに理屈を考え始めてしまい、毎日決意する「明日からダイエット」みたいになってしまいがちです。

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 なので私の場合は2015年の元旦から、としました。そうすると禁酒期間も数えやすくなります。今月を乗り切れば6ヶ月、あるいは27週間、もしくは181日! という数字を増やす喜びがわかりやすく味わえます。

例外を認めない

 そしてもう一つ自分に戒めているのは「一切の例外を作らないこと」です。当たり前のことのようですが重要なことなのです。

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 私の場合、ある日飲んでしまったからと言って、即体調が悪化する、あるいは取り返しがつかなくなるような深刻な問題はありません。なので「今日は特別な日だからちょっとだけ飲んじゃおう」とか、「1ヶ月に1杯くらいなら大勢に影響はないだろう」とか「6ヶ月我慢したから今日はご褒美!」とか「健康のためにはむしろここで飲んだ方がいいはずだ」とかとか考えがちです。

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 でも、どんなに特別な事情があっても、例外を一つ作るとなし崩しになるのは、過去の失敗した禁酒体験からきた反省点。なので「例外を認めない」という決意を意識しておくことが重要です。

周知徹底

 あともう一つは、一番面倒なことなのですがいちいち周囲に「禁酒している」と周知徹底をはかることです。「健康上の理由で」と言えば、年齢的にも哀れみの眼差しとともに納得してもらえることが多いはずです。

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 それでもいちいち勧めてくる人はスルーするか、避けるかするしかありません。理解してくれ、気を遣ってくれと言うのはこちらのわがままでしかありません。

苦労していること

 禁酒中に苦労することは、お酒を飲みたくなる誘惑に打ち勝つことに尽きます。私はもともと家飲みをほとんどしないので、普段の何もない生活には問題はありません。が、友人たちと外食するときが問題です。

飲みたくなる

 おいしそうなアルコール類のメニューが目に入り、そしておいしそうにお酒を飲む人たちを目の前にするわけで、しかもおいしい料理を前に「これは冷やで甘口な日本酒が合うだろうなぁ」などと考えてしまうと、勢い残念な気分になってきます。こればかりは仕方ありません。

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時間が余る

 またもう一つは、時間の流れが今までと違うこと。お酒を飲まないでいると、料理を食べて終わってしまうと手持ちぶさたになるのです。あとはお酒を飲みながらゆっくりご歓談... という時間にやることがなくなるのです。

 しかもその頃になると、周囲は完全に酔っ払っています。どんなに楽しく普通に過ごしていても、テンションの違いは避けようがありません。

二次会には行かない

 さらにもう一つ。お酒を飲まないと行けるお店が限られます。飲食店はおおむねお酒で儲けている、とはよく言われますが、それでも一次会で料理もたっぷり出る、ソフトドリンクもちゃんと用意されているならいいのですが、二次会でほとんどお酒とおつまみしか頼まないようなお店や、そもそも業態がバーだったりすると、もう入ることは出来ません。

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 なので、禁酒してからはなるべく二次会は遠慮するようにしています。時間が余る件を含めて、周囲の人に気を遣わせるのも良くないし、かといって自分が我慢したり居心地悪くなるのも嫌なので、その辺のバランス取りが未だ難しいところとなっています。

禁酒して良かったこと

 さて6ヶ月アルコールを飲まないことで別人に生まれ変わったかと言えばそんなことはありませんが、いくつか良かったことがあります。

痩せた

 あまり期待していなかった事なのですが、痩せました。半年で約6kgほど減り標準体重まであと2kg。と言っても、お酒をやめただけでなく普段の食生活も見直した総合的な結果なのですが。暴飲暴食が減って、持続的な食生活の安定化を図れたことは大きいと思います。

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 ただしそろそろ体重減少ペースは頭打ちで、このへんがバランスどころかな?と思います。

時間が増えた

 飲んで酔っ払った日、家に帰り着いた後はお風呂に入って寝る以外のことは出来ません。ひどく泥酔するとそれすらもままならなくなることもありました。そして翌日が平日だと色々辛いことになりますし、休日だったとしても午前中はまず起き上がれず、午後もなんとなく不快な気分のままグダグダして、翌々日にようやく普通の生活に戻れる... ということが多かったのです。

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 ですがお酒を飲まなくなると、当然のようにそうして意識が混沌として失われていく時間がなくなります。外食して帰りが遅くなっても、素面ですのでそのまま夜更かしをすることも出来るし、翌日が仕事でも何の支障もないし、あるいは休日だったら早起きしてどこかに出かけることも自由自在。

 この酔っ払って何も出来ない時間がなくなり、二日酔いの苦しみもなくなり、常に一定のリズムで生活できることは非常に大きいです。

今後

 さて、とりあえず禁酒の目標期間は今年一年なので、いまはまだ折り返し地点に過ぎません。残りあと半年もこのままの状態を維持していきたいと思います。

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 ただ、今から心配なのがいわゆる「出口戦略」です。2016年の幕開けとともに解禁したところで、どうやってお酒とつきあっていけばいいのか、今のところイメージがわいていません。

 たぶん昨年までと同じように暴飲しては元の木阿弥です。一方でお酒をおいしいと思えなくなってたらどうしよう?とか、そういう心配もあります。

 まあそれは来年になったら考えるとして、とりあえずはあと半年頑張ります。