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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

PENTAXフルサイズ一眼レフの夢は現実のものとなる

 まさかこんなことになるとは思ってもみませんでした。浮上しては消え去る噂に一喜一憂しつつ、頭の片隅では「実際にはそんなことは起きないんじゃないか」と思いつつ、しかし「もし本当にそうだったら」と、淡い夢を見ていた長い季節はもう終わりを迎えます。
 昨年来、思わせぶりな参考出品を繰り返していた2本の望遠ズームがどうやら正式発表されるらしいと言うニュースは、先週あたりからぽつぽつ出ていましたが、今朝になって驚愕のニュースが飛び込んできます。

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 いや、驚愕したのはその2本のレンズの話ではありません。というか、本来この2本のレンズも相当に大きなニュースなのですが、これらがすっかり霞んでしまいます。ちょっといつも以上に興奮しています。

まさかまさかのKマウント フルサイズデジタル一眼レフ

 目が覚めて寝ぼけている間に海外から飛び込んできたニュースにまず驚いたわけですが、まだいくらか疑いを持って確信が持てていないうちに、日本国内でも正式に発表がされました。いえ、発表と言っても製品として発表されたわけではなく、あくまでもCP+へ参考出品するよ!というだけのものです。

 しかし過去には展示会に参考出品されたまま発売されることなく消え去った製品は沢山ありますし、フルサイズ一眼レフにしても一度K-1という試作品が発表されたことがありましたが、結局日の目は見ませんでした。しかし、今回はこれまでの流れ、そしてフルサイズに対応したレンズが2本も同時に発表されたことも含め、これはきっと我々の手元にやってくる日が来ると確信がもてます。

 さて、今のところ唯一の情報として発表された写真を見てみると、一見して6x7を思い出した人はPENTAXファンに限らず多いことともいます。大きく尖ったペンタ部には大きなペンタプリズムが入ってるだろうと想像を掻き立てます。視野率100%は当たり前として、どのくらいの倍率を持ってるでしょうか?ファインダーの出来具合は一眼レフ好きとしては最も気になる点です。

 それ以外にも気になることは沢山ありますが、何しろ写真以外に発表されたことと言えば、DAクロップモードがある、ということくらい。うん、そりゃまぁそうでしょうよ。そんなことより、ファインダーの次にに気になるのは大きさ。写真上で装着されているレンズはFA31mm F1.8AL Limitedのようですが、この写真にパースペクティブがないという前提で、レンズの最大径からボディのサイズを推測してみると、幅は約130mm、高さは110mmちょっとあるように思われます。この数字、幅はK-3と同じくらいですが、さすがに高さ方向はかなり大きいです。フルサイズファインダーのせいでしょう。しかし一方でニコンD750やキヤノンEOS 6Dと比べるとさらに小さいことが期待されます。奥行き方向と重さが今のところ分かりませんが、PENTAXブランドであるからには「小さい」ということは重要でしょう。大きくてぼってりした他社フルサイズ一眼レフのイメージを覆すようなサイズ感であることを期待したいです。

 また、Kマウントのフルサイズ一眼レフを考えたときに、一番大きなハードルとなるのがレンズラインナップであることは、噂の段階から散々言われてきました。今回望遠ズームがいきなり2本も先行して製品発表されましたが、標準域はどうなるの?と言う点は未だ不明です。やっぱりD FA70-200mmF2.8に合うような標準ズームが出てくるのでしょうか? 写真で取り付けられているFA31mm F1.8AL Limitedをはじめとする、FA Limitedシリーズが本来の画角で使えるだけでも相当に意味があると思いますし、これらのレンズもコーティング等を刷新してリニューアルされたならなお嬉しいところです。というか、小型ボディのフルサイズ一眼レフなら、むしろFA Limitedのような明るい単焦点で使ってみたいです。

 それからもう一つの問題は手ぶれ補正。今回発表された2本の望遠D FAレンズは結局レンズシフト式の手ぶれ補正は入っていませんでした。ということはフルサイズでも引き続きセンサーシフト式の手ぶれ補正が搭載されるものと思います。発表された写真においても、マウントに向かって左下のレンズ着脱ボタンの奥に、SRバッジが貼り付けられそうな窪みが見えています。

 さらにAFがどうなっているのか? も気になります。FA Limitedが使えるようにボディ内モーターは相変わらず入っていると思いますが、それよりもAFセンサーです。K-3に搭載されている27ポイントのAFセンサーはAPS-Cに合わせて作られているわけで、このままフルサイズに適用すると、測距点がかなり画面中心部に密集してしまいます。ここは新しい設計のAFセンサーが入ってると思いたいのですが... 645Dや645ZでもAPS-C用のセンサーを流用したことを考えるとそれは難しいのかな?と想像しています。

 さらにさらに... とあれこれ妄想は尽きません。肝心の撮像センサーがどんなものなのか?とか、色々ありますが、とりあえず続報をワクテカしながら待ちたいと思います。きっと年末までには実物を手に入れられることを願って。

 その前に、CP+に参考出品されると言うことなので見てこなくてはなりません。当然ガラスケースの中に置いてあるだけだと思われますが、実際のサイズ感は手に取るように分かるでしょうし、ボディの奥行きとか、背面側の様子とか、写真だけでは分からないことが沢山見えてくるのではないかと思います。

ようやく全貌が明らかになった望遠ズーム2本

 さて、昨年のフォトキナ以来、詳細が全く不明なまま思わせぶりに参考出品されていた2本の望遠ズームが正式に製品発表されました。それが以下の2本。いずれも"D FA"と頭に付いているとおり、デジタル世代設計のフルサイズ対応レンズです。

DFA70-200
 D FA★70-200mmF2.8ED DC AWと、

DFA150-450
 D FA150-450mmF4.5-5.6ED DC AWです。

 製品情報の詳細は既にWEBに乗ってますのでリンクを張っておきます。


 両方ともDCモーターによるレンズ内AF駆動、そして防塵防滴構造です。さらにややこしいことに緑リングが撒かれているけれども、HDコーティングが施されており、70-200mmの方はエアロブライトコーティングIIまで施されているそうです。この70-200mmは特殊ガラスがふんだんに使われていて、相当に気合いが入った光学系のようです。

 また両レンズに共通する新機能としては、クイックシフトフォーカスが2モードに別れ、AFを優先するか、MF操作を優先するかが切り替えられるそうです。実際にどういう動きになるのかは触ってみないとよく分かりません。

 そして150-450mmのほうは、当初の予想通りAFボタンが付いています。このボタンはAFボタンとして使う意外にも、フォーカス位置のプリセットや、逆にAFキャンセルにも使えるそうです。これはとても便利そう。ただしこの機能は現時点ではK-3のみ対応予定とのこと。もちろん来るフルサイズ機は問題なく対応していることでしょう。


 ちなみに両レンズとも重量は2kg近く、お値段もKマウントレンズとしては破格の高さ。70-200mmは25万円前後、150-450mmは27万円前後となりそうです。

買うの?

 フルサイズ機は発売されたら、お値段や機能によほどの予定外な事がない限り買うと思います。

 思案のしどころは望遠ズーム。現在持っているKマウントの望遠レンズは、DA★60-250mmF4とDA★300mmF4に1.4倍のテレコンバータ。K-3/K-30で使う限りにおいてこのラインナップは非常に気に入っています。今回発表になった2本のうち、150-450mmはサーキットや空港での撮影には絶大な威力を発揮しそう。一方で70-200mmのすごい光学系とF2.8の明るさにも惹かれるものがあります。

 しかし、来たるべきフルサイズ一眼レフはどんなカメラなのかまだ分かりませんが、望遠はそんなに要らないような気もします。上にも書いたとおり、フルサイズは明るい単焦点で使いたいですから。うぅーん、困ったぞ。

 ということで、新しいレンズはわりと即買いしてきましたが、ここはもう少し考えたいと思います。

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 そういえばCESに出ていたK-70(仮)はどうなったんだろう...?