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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

CESで発表されたPENTAXブランド謎の新製品

カメラ

 つい最近、ドイツで開催されたフォトキナが終わったばかりですが、毎新年の風物詩CESがラスベガスで開幕しています。そして来月は日本でCP+も行われます。他人事ながら、短いピッチで「ネタ」をひねり出さないといけない各カメラメーカーは、大変なのではないかと心配してしまいます。というか、数年前まではCESでカメラの話題ってあんまりなかったと思うのですが、どうなんでしょう?

2015CES_1
 それはともかく、リコーイメージングからもCESに合わせて新しい発表がありました。とはいえ、新製品ではなく、開発中製品の参考出品という扱いのようです。


 まずはこれが正式なリリース。内容は非常にあっさりしています。

 上に引用した製品写真に加え、今日になって現地で展示されている実物(もしくはモック)の情報がちらほら入ってきていますが、これらの製品について、私なりの推測と期待を書き留めておこうと思います。

謎の一眼レフ

 当初は公式発表された写真しか情報がなく、いろいろ憶測が飛び交いましたが、その後CES会場に展示された実物の情報が徐々に流れてきています。それらを合わせてみると、前後デュアルダイヤル、モードダイヤルは右手グリップ側上面、Wi-Fi機能および専用ボタンつき、左手側に開くバリアングル液晶搭載、ブラックボディに加え、少なくともホワイトボディがある、と言ったところまでが判明しているようです。

 これらの情報からから読み解けるのは、どうやらこれはK-30/K-50ラインの新製品だろうと言うこと。製品名は既に決まっているっぽいのに、展示品は左肩の製品名ロゴにテープを貼って隠しているようです。順当に行けばK-70なのですが、そこは命名規則をそろそろ変えてきたかもしれません。

 ボディサイズはよく分からないのですが、見た目の印象では小さく感じます。左手側がかなり切り詰められているのもそうですし、グリップサイズとペンタ部のサイズの比率からしても、K-3はもちろんK-50よりも小型のは間違いなさそう。オーソドックスでなかなか良いデザインだと思います。

 ファインダーはK-S1でも実績があるので、K-3とほぼ同じスペックの100%視野率で0.95倍のガラスプリズム式ファインダーであるはず。そこは心配ないでしょう。

 問題はペンタックスの一眼レフでは初となるバリアングル液晶。すでに野暮な出っ張りがボディ左端にあるのが確定しているわけですが... 液晶部がボディ後ろに出っ張って、右手のボタン操作やファインダーを覗くときの邪魔にならないか心配です。あと防塵防滴もどうなんでしょうか? 市場要求が強いのは分かりますが、個人的にはどうでも良いと言うよりは、むしろありがたくない機構です。チルトだけで良いのに、というのが正直な感想です。

 あとはタッチスクリーン式かどうかも、製品スペックとしては重要なところかも。それこそ私にとってはどうでもいいのですが。

 それよりも私としてはゴミ取りが今度こそDR IIになってるかどうか?とか、搭載されているセンサーはK-3と同じか、K-S1と同じか、あるいは最新型なのか?などなど、気になることはたくさんあります。

 この製品に関しては春頃発売予定となっているので、製品化はそう遠くないはず。CP+あたりで正式発表を期待したいと思います。

謎の標準ズーム

 謎の一眼レフの画像に何気なく取り付けられている謎の標準ズーム。ロードマップにもなかったのにいきなり登場しました。リリース画像ではよく分からないのですが、現地の展示品には正面に製品名がプリントされており、概ねスペックが判明しているそうです。

 それによるとこのレンズは「smc PENTAX DA L 18-50mm F4-5.6 DC WR RE」という名になるようです。ここから読み取れることはたくさんあって、まずはHDコーティングではなくて、旧来のsmcであり、AF用のDCモーターを内蔵し、簡易防滴であること、といったことが分かります。

 そして一番の特徴は沈胴機構を持っている、ということ。末尾の"RE"が沈胴機構を表しているのでしょう。そのおかげでとてもコンパクトに収まっていて、見た目もなかなか格好いいです。この謎の新一眼レフにも合ってますし、K-S1にも似合いそう。K-3とかK-30と組み合わせるとどうでしょうか?

 ながらくキットレンズになっていた18-55mmもようやくお役御免です。AF駆動のスムーズさ、静かさなども含めてようやく他社と見劣りのしないどころか、少し上を行くキットレンズになると期待できそうです。

 私的には必要ないレンズなので多分買わないと思います。というか、標準ズームのラインアップが増えすぎて整理が必要じゃないかと思います。

【同日23:55追記】
CES 2015 - a gallery on Flickr by Scott Burnham
 ちなみに公式発表にない情報のソースは↑このFlickrに上がっている画像たちです。現地で撮影した人がアップロードしたものです。

謎の望遠ズーム2種

 この2本のレンズはロードマップにも載っているし、フォトキナにも参考出品されたものです。

2015CES_2
2015CES_3

 上は70-200mmくらいの大口径(F2.8クラス)望遠ズーム、下は100〜400mm前後のレンジを持つ超望遠ズームとされています。今回もそれ以外の一切の確定情報はありません。またこの2本に関しては今のところ現地情報もありません。

 フォトキナ時点と比べて、外観は赤ラインが消えたり、レバー類がカバーで覆われたり、三脚座とフードがついたりしていますが、それが開発が進んでのことなのか、新たな偽装なのかはよく分かりません。

 レンズ内手ぶれ補正が入ってるという疑惑に加え、実はフルサイズに対応しているという疑惑も依然としてありますが、いずれに対しても答えは出ていません。

 望遠レンズ好きとしては、実はどっちも気になるレンズなのですが、大口径ズームの方が予想通り70-200mmだとすると、ちょっと短すぎるのですがF2.8という開放F値は魅力的です。一方の超望遠ズームはとても気になります。

 昨年はDA★300mmを手に入れて「やっぱりこれでしょ」と思っているところですが、テレ端が400mmを超えて開放F値もF5.6を維持してたりすると、クラッと来てしまうかも。

 どちらにしても、大きさと重さ、それにお値段によってその印象は大きく変わるでしょう。そしてこれがフルサイズに対応しているとなると、あらゆる前提がひっくり返ります。

 この2本のレンズについては気長に発表を待ちたいと思います。

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