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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

見かけによらず真面目な正統派一眼レフ PENTAX K-S1発表

 数日前にリークされた写真を見て「何じゃこりゃ!」と多くのペンタックスファンがひっくり返ったK-S1なる新製品が昨日正式発表されました。新しいKマウントの一眼レフですが、K-m/K-7の時代からK-50/K-3まで引き継がれてきたエントリー/ハイパフォーマンスの2ラインとは異なるクラスの一眼レフカメラだそうです。

K-S1_1
 敢えて言うなら、K-01の位置づけが一番近いのかも。初めてその姿を見たときに「なんじゃこりゃ?」となったところも同じです。

 K-S1で真っ先に目につくのは、外装にふんだんに使われたLEDです。特にグリップ部に縦に並ぶLEDはいったい何を主張しているのでしょうか?

LED尽くしとデザイン

 グリップ部のみならず、背面のモードダイヤル、十字ボタン周辺やシャッターボタン周囲にもLEDを配しているという徹底ぶり。こんなにピカピカ光る一眼レフは初めてです。実物を見ないと、これらのLEDづくしに対する自分自身の感想も分かりません「なにこれ格好いい!」と感じる可能性もあり「なにこれ下品すぎ!」と思う可能性もあります。

 しかしどんなときにどう光るのか、いまいち製品発表リリースを見てもよく分かりません。

たとえば、電源レバー部のライトは、静止画モード時は緑、動画モード時には赤の点灯に変わります。"顔検出アシスト"使用時にはグリップ部のライトの点灯数で検出数を表示するなど、視覚による直感的な操作を可能にしています。また、特徴となるボディの各ライトがイルミネーションのように浮かび上がるデザインで、デジタルガジェットとしてのクールな雰囲気を醸し出します。

 ・・・。電源ボタン周囲は分かりました。しかしグリップ部は顔検出アシストじに光るって? つまりアレですかね、自分撮りするときに、自分(とその周囲にいる人々)の顔が確実にフレームに入って認識しているかどうかがこのLEDで分かる、ってことでしょうか。液晶なんか見えなくて良いでしょ、と。なるほど、それは一つのアイディアだとは思います。

 それ以外は上のリリース文からは、単なるデザインである、と言ってるように受け取れます。

K-S1_2

 さて、LEDの件は置いておくとして、ボディ左手側がすっぱりと切り落とされ、ギリギリまで小型化された跡が全体的なボディデザインからうかがえます。小さなボディを実現するために操作系はかなり従来機種とは異なっていますし、電子ダイヤルは一つですが、そのデザインはK-m/K-x/K-rのラインとも一線を画しています。

 実物を手にしないと何とも言えませんが、写真で見る限りはかなりコンパクトなカメラに仕上がっていそう。

基本機能

 奇抜な外観からは想像がつかないほど中身はまじめに「一眼レフ」しています。リーク画像を見たときは、どう考えてもペンタミラーだと思ったのですが、なんとこれがペンタプリズムを使用した視野率100%ファインダーだと言うではないですか。しかも倍率は0.95倍と、K-3と同等です。一眼レフファインダーが大好きな私から見てもやり過ぎ!と思えるほどで素晴らしいです。

 そしてもう一つのトピックがセンサー周り。20MピクセルのAPS-CサイズCMOSセンサーはあまり他社では見ないスペックのもの。それはいいとして、ローパスレスな上にK-3の目玉機能、ローパスセレクターを搭載してしまっています。技術的に可能だとしも、クラス分けのために載せない、というのが普通の判断のはず。でもK-S1はなぜか出来てしまいます。こういう出し惜しみをしない、変なラインアップのクラス分けをしないところがまたペンタックスらしいところです。

 そのほかにも色々とトピックはあるのですが、語り始めるとキリがないことに気がついたので、とりあえず初期インプレッションはこの辺にしておこうと思います。製品特徴のポイントはこの動画に集約されています(英語ですがわかりやすいです)。

買うの?

 いいえ、買いません。欲しいけど(A^^;

 K-3と一緒に使うには2ダイヤルで操作系が近いK-30のほうが良いです。オーダーカラーで買ったもので愛着もありますし。ただ、ファインダーだけが気になります。K-S1のファインダーが本当にK-3と同じように見えるとすると、クラッときてしまうかも。