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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

外装だけ新しくなったQシリーズ第4弾 Q-S1発表

カメラ

先週水曜日にその姿がリークされ、今週火曜日に正式発表となったQ-S1。ペンタックスの新製品発表は木曜日が多いのですが、その辺の変則ぶりもあって、この間6日間は良い夢を見させてもらったな... という感じです。

lPENTAX Q-S1
 どういう意味かと言えば、まぁ有り体に言えば正式発表内容を見て「ガッカリ」というのが偽らざる感想です。

Q-S1はNew Q7

 ある意味そういう製品企画なのでしょう。既存ユーザーの買い換え需要を満たすものではなく、依然としてQシリーズは新規ユーザーの開拓を狙っていると。発売から1年経ち、市場価格が下がりすぎたQ7のテコ入れのための製品、と考えれば納得がいきます。新しいQ7と考えれば、この新しいデザイン、カラーバリエーションはなかなか魅力的です。

 一応、仕様表を書き出してみました。差分は赤字にしました。本当に、ほとんど同じカメラです。

  Q-S1 Q7
画素数 約1240万画素 約1240万画素
撮像素子 1/1.7インチCMOS 1/1.7インチCMOS
ダストリムーバル DR II DR II
感度 ISO100-12800 ISO100-12800
手ぶれ補正 撮像素子シフト式 撮像素子シフト式
記録メディア SD/SDHC/SDXC EyeFi対応 SD/SDHC/SDXC EyeFi対応
連写速度 約5コマ/秒で5コマまで 約5コマ/秒で5コマまで
シャッタースピード レンズシャッター:1/2000-30秒、電子シャッター併用:1/8000-30秒 レンズシャッター:1/2000-30秒、電子シャッター併用:1/8000-30秒
液晶モニター 3インチ46万ドット 3インチ46万ドット
AF方式 顔検出、追尾、オート、セレクト、スポット 顔検出、追尾、オート、セレクト、スポット
フォーカス補助 x2/x4/x6拡大、フォーカスアシスト x2/x4/x6拡大、フォーカスアシスト
露出モード オートピクチャーモード(標準,人物,風景,マクロ,夜景人物,夕景,青空,フォレストを自動選択)シーンモード(人物,風景,マクロ,動体,夜景人物,夕景,青空,フォレスト,夜景,夜景HDR,ナイトスナップ,HDR,テーブルフォト, 料理,ペット,キッズ,サーフ&スノー,逆光シルエット,キャンドルライト,ステージライト,美術館)プログラム、シャッター優先、絞り優先、マニュアル、バルブ、ボケコントロール オートピクチャーモード(標準、人物、風景、マクロ、夜景人物、夕景、青空、フォレストを自動選択)、シーンモード(人物、風景、マクロ、動体、夜景人物、夕景、青空、夜景、夜景HDR、ナイトスナップ、料理、テーブルフォト、ペット、キッズ、フォレスト、サーフ&スノー、HDR、逆光シルエット、キャンドルライト、ステージライト、美術館)、プログラム、シャッター優先、絞り優先、マニュアル、バルブ、ボケコントロール
露出補正 ±3EV(1/3EVステップ) ±3EV(1/3EVステップ)
内蔵フラッシュ GN4.9、28mm相当の画角をカバー GN4.9、28mm相当の画角をカバー
カスタムイメージ 鮮やか、ナチュラル、人物、風景、雅(MIYABI)、ポップチューン、ほのか、銀残し、リバーサルフィルム、モノトーン、クロスプロセス 鮮やか、ナチュラル、人物、風景、雅(MIYABI)、ポップチューン、ほのか、銀残し、リバーサルフィルム、モノトーン、クロスプロセス
デジタルフィルター トイカメラ、ハイコントラスト、シェーディング、ドラマチックアート,ネガポジ反転、色抽出、ソリッドモノカラー、水彩画、ポスタリゼーション、スリム、フィッシュアイ トイカメラ、ハイコントラスト、シェーディング、ドラマチックアート、ネガポジ反転、色抽出、ソリッドモノカラー、水彩画、ポスタリゼーション、スリム、フィッシュアイ
HDR オート、Type1、Type2 オート、Type1、Type2
スマートエフェクト 極彩、ソリッドモノカラー、Auto110、アンティーク、さくらほのか、ドラマチックアート、ハードモノクローム、フェードカラー、あでみやび 極彩、ソリッドモノカラー、Auto110モード、クロスプロセス、さくらほのか、ドラマチックアート、ハードモノクローム、水彩画、あでみやび
インターバル 撮影間隔(3秒〜24時間)、最大撮影枚数999枚 撮影間隔(3秒〜24時間)、最大撮影枚数999枚
電池寿命 約260枚 約260枚
動画撮影サイズ 1920x108/30fps 1920x1080/30fps
音声 内蔵モノラルマイク 内蔵モノラルマイク
記録時間 最長約25分 最長約25分
録画中のAF.C 可(06レンズを除く) 不可
サイズ 約105x58x34mm 約102x58x33.5mm
重量 約203g 約200g

勝手に期待したこと1:センサーサイズ

 では6日間何を夢見たかと言えば、まず一つ目はセンサーサイズ。ありそうもないことでありながら、もしや?と思ってしまいました。というのはリーク画像ではややボディ厚が増えたように見えたこと。実際には上の表にもあるとおり、ほとんど変わっていません。

 もう一つは、外装に"SR"マークがなくなったこと。単純にデザイン上の理由なのでしょう。しかしもしかしたら大型センサー搭載のために、センサーシフト式の手ぶれ補正は諦めたのかも?とか都合の良いこと考えてしまいました。

勝手に期待したこと2:液晶パネル

 万が一、センサーサイズに変わりはなかったとして、まさか中身がQ7とほとんど同じなんてことはないだろうと言うことで、Q7の大きな弱点である液晶パネルの高解像度かくらいは実現されてるはず、というのがもう一つの期待でした。

 しかしこれまたまさかの変更なし。3インチ46万画素という低スペックのまま据え置かれました。実害があるかと言えばないのかもしれません。しかし、曲がりなりにもライブビュー専用機であるからには、もう少し液晶パネルの見やすさ、表示品質には気を遣っても良いのではないかと思います。

勝手に期待したこと3:金属製の防塵防滴ボディ

 初代Qはマグネシウム合金製のボディでしたが、Q10とQ7では普通のプラチック製になりました。質感という点はもちろん、サイズも初代Qはわずかに小さいのです。カラバリが黒、白、ゴールド、ガンメタという流れから、もしかしてマグネシウム合金ボディの復活?という期待も高まりました。

 それとは別に、やはりPENTAXブランドのカメラであるからには防塵防滴性も欲しいところ。レンズの問題があるので、そうはいかない面は多々あるでしょうが。

勝手に期待したこと4:Wi-Fi内蔵

 GPS内蔵は廃れてきていますが、Wi-Fiのほうは順調にカメラに取り込まれています。そろそろPENTAX製のカメラもWi-Fi内蔵機が出ても良い頃です。Qシリーズは特にうってつけのはず。これは金属ボディを相容れない部分があるのですが、もしプラボディだったならせめて... という期待がありました。

 しかし蓋を開けてみればK-3用に出したFLU CARDにも対応せず、これまで通りEye-Fiのみの対応。まぁ、それで事足りるんですけどね。

Q7からのわずかな改善点

 Q7からのアップデート点が全くないかと言えばそんなこともありません。一つ目はスマートエフェクトに「アンティーク」と「フェードカラー」というものが追加されました。その代わり「水彩画」と「クロスプロセス」がなくなっていますが、この二つはデジタルフィルター、またはカスタムイメージに同じ設定があるので、重複を取り除いたということになるようです。

 そしてもう一つが動画撮影中にAF.Cが使えるようになったこと。つまり録画中にもAFが働き続けると言うことのようです。これは動画を使う人には大きいかも。ただしなぜか06 TELEPHOTO ZOOMだけは対応していないそうです。

 と言うことなのですが、画像エンジンなど基本的な部分は何もQ7と変わっていないと思われ、やる気になればQ7もファーム変更で実現できる機能ではないかと思います。当然、実際にはやらないでしょうけど。

PENTAX Q-S1

デザイン

 結局の所、Q7に対する一番大きな変更点は外装です。ボディ両端にRをつけ、右手側にまるい指掛かりの出っ張りをつけ、どことなくクラシックさを醸し出したデザイン。そして今までにない大人な雰囲気のカラーバリエーションが用意されています。

 じっくり見てるとじわじわくる良さはありますが、いずれも見た目だけの問題です。特に防塵防滴化されたわけでもなく、初代Qのようにマグネシウム合金化されたわけでもなく、買Q7から買い換える、買い足す理由にはなりません。

それで、買うの?

 と言うことで、これだったらQ7でいいや、という当たり前の結論に達しました。最初に書いたとおり、買い換え需要のための機種ではありません。大人しく次を待ちたいと思います。

 しかし、未だQシリーズを持っていないとか、QかQ10しか持っていないというならば、Q-S1(もしくは値崩れしたQ7 ^^;)を手に入れる価値は十分にあると思います。

 それよりも同時に発表になったホルスターケースとか02/06用レンズケースあたりはちょっと気になります。これはちょっと欲しいかも。