酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

夏の休日は早起きして不忍池で蓮と動物たちを撮る

 いつの頃からか、毎夏恒例行事になりつつありますが、今年も頑張って早起きして上野は不忍池までカメラを持って出かけてきました。お目当てはこの時期に綺麗な大輪の花を咲かせる蓮です。不忍池の真ん中に立つ弁財天のまわりおよそ5万平方メートルはすべて蓮で埋め尽くされています。一つ一つの花も美しいのですが、その規模に圧倒されます。

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 不忍池は江戸開府以前の大昔からある天然の池だそうです。都心にあって自然が豊かな池であり、蓮以外にも多くの動植物を見ることができます。早朝散歩として蓮池を一周しながらいろいろ撮ってみました。

 カメラはいつも通りPENTAX K-3。今回はK-30もQ7も持たず一台のみです。不忍池では蓮の花まで遠い場合が多いので、レンズは望遠中心でDA★300mmとFA77mm、それにHD-DA20-40mmを一応持って行きました。

 まずはお目当ての蓮。この時期のこの時間帯、不忍池の周囲にいるのはカメラを持った人ばかり。「私は普段は花とか撮らないんですが、蓮だけは撮りたくなるんですよねぇ」と言ってる人がいました。

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 まずはなんと言っても蓮の花。午前7時を過ぎるとビルの隙間から太陽の光が不忍池にも差し込み始めます。

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 やたらに前ボケ入りで撮ってみたり。DA★300mmは超望遠なのに1.4mまで近寄れていろいろ楽しいです。距離感と被写体の大きさの感覚的に不忍池で蓮を撮るにはぴったりです。

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 いやいや、画角狭すぎて無意味にドアップってことにもなりかねません。

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 葉っぱにピントを合わせてみました。蓮が壮観なのは花の大きさと美しさはもちろんですが、葉っぱがすごいんですよね。

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 巨大な蓮の葉っぱで鬱蒼としてこの時期水面はほとんど見えません。場所によっては岸から見ても、人の背丈を超えて見上げるような高さになっている場所もあります。

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 さながら、蓮の海のように、どこまでも緑の波が続き、所々ぽっかりと薄いピンク色の花が輝いています。「蓮だけは撮りたくなる」というおじさんの気持ちがよく分かります。

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 最盛期を過ぎ、開きすぎてこうして花びらを落としている姿もちらほら。7月末から8月のはじめはちょうど最盛期だと思いますが、そろそろこうやって散ってる花も目立ち始めます。

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 それはそれでまた良かったりするわけで。

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 やっぱり花ですから明るく撮るのが王道かと思うのですが、これだけ立派で大ぶりですし、大きな葉っぱの影で光を浴びてる姿は、露出を切り詰めたほうが神々しい雰囲気が出るかもと、試してみたり。何がいいのか分からないままあれこれ楽しめます。

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 弁財天にも日が当たり始めました。

不忍池に生息する動物たち

 蓮を目当てに池の周りを一周しているだけで、いろんな動物を目にします。本当はもっとたくさんいるのでしょうけど、私の目に飛び込んできて写真が撮れただけでもこれだけいました。

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 まずは猫。人慣れした野良猫でしょう。カメラにも慣れているようです。

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 目線頂きました。

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 それから花に群がっている蜂。こいつはちょっと大きめです。クマバチかな?

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 一番たくさんいるのは蜜蜂。脚に「花粉だんご」ができつつあります。

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 蓮池と遊歩道で区切られた西側の池には蓮はありません。ここはボートで遊覧できる池で、水鳥がたくさんいます。カモメや鴨の仲間、それに鵜などなど。朝はまだ全体的に静かで、ボートの上に上がってたたずむカルガモくらいしか見当たりませんでした。

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 遊歩道の周囲は桜並木になっています。春にはさぞかし壮観なことでしょう。桜の木には小鳥がたくさんいるようです。雀はもちろんですが、その中に若そうなムクドリ(ですよね?これ)が混じっていました。

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 この季節、公園の木立と言えばその主は蝉ではないかと言うくらいの大音量で鳴いています。あまりに四方八方から聞こえてくるので、かえってどこに蝉がいるのか分からないくらい。ということで抜け殻もたくさんあるのですが、こいつは鈍くさいのか、せっかちなのか、もしくはそういう習性なのか、地面で羽化してしまったらしいです。

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 またまた猫。うち捨てられた石垣の隙間に寝床があるのでしょうか、野良なのに毛並みがとても綺麗そう。こちらはまだ人に対して少し警戒心があるようです。

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 そしてこれ、蓮に群がっているのは蜂だけではありません。小さなトンボが羽を休めていました。糸トンボの仲間でしょうか。グリーンとブルーのカラーリングが綺麗です。蓮の葉っぱの綺麗なグリーンに対して保護色のようでもあり、FA77mmで花全体を撮っているときには気がつきませんでした。ちょこちょこ位置を変えるだけであまり動かないので、慌ててDA★300mmに換装し、やたらにシャッター切ってしまいました。飛び立ってしまうと、もうフレーム内に収めるべく追いかけることすらままなりません。

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 ぐるっと池のまわりを一周して出発地点に戻ってくると、最初の猫がまだぐだぐだしていました。8時を過ぎると人も増えてきますし、猛烈に暑くなってきます。なのでそろそろ退散しましょう。

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 ということで、今年の夏の早朝散歩は終了。また来夏訪れたいと思います。