酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

真性気まぐれシェフの店で美味しい肉を食らう

 飲み友人が「すごい店を見つけた」と言って予約してくれたお店へ行ってきました。予約を入れたのは3月初旬。そう、その時点で次に取れる予約の最短が5月中旬だったのです。ものすごくキャパが小さいというわけではないですが、とにかく知る人ぞ知る人気店のようで、予約無しで飛び込みではまず絶対に席に着くことは出来ません。しかもその予約も電話はほとんど通じないという超高難度だそうです。

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 場所は私的にはかなりアウェイの地、中野です。しかも中野駅からタクシーで10分ほど走った、繁華街からはかけ離れた住宅地に忽然とそのお店はあります。

 そんな幻級のお店ですが、そもそも私は話を聞いて、お店の名前を聞いて、焼き肉屋さんと勝手に思い込んでいたのですが、どうやらそうではないようです。肉料理がメインなのは確かですが、すべて調理済みで提供されます。そしてお肉だけでなく魚の刺身だったり。もつ煮込みだったり、といったバラエティに富んだおメニュー構成、そして店内は思った以上に下町の居酒屋さん風でした。

 しかし何となく隠れ家的な状態を保ちたいのか、お店全体的に写真を撮りにくい雰囲気だったのでカメラ(と言ってもPENTAX Q7ですが、それすらも)を持ち出すのは遠慮しました。時折「これは!」とiPhoneで撮ったメインディッシュだけ紹介しておきます。

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 お目当て料理の一つがこれ。「つくね」です。っていうかハンバーグ? いえ、味はつくねです。タレと塩がありますが、この日はタレを頂きました。

 このまま食べても美味しいそうですが、ここで既にこのお店を経験している先人が秘伝の食べ方を伝授してくれました。

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 それがこれ。食パンに挟んで食べるのです。食パンは持ち込みでお店は黙認。焼いてもいない普通の食パンにこの巨大なつくねを挟みます。他には何も足しません。当初「ふ〜ん、まぁそれは美味しいよね、きっと」程度に思っていたのですが、これが想像を超えるおいしさ。食パンの塩っ気と甘さがジューシーな肉汁と混ざって何とも言えない味わいです。これは素晴らしい!

 でもこれだけ重たい食べ物なので、いくつもお代わりするわけにはいきません。塩のつくねも美味しいらしいですが、それは次回にとっておきました。

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 あとはステーキとか。見た目に反して味付けは殆どなくて、肉のうまみだけで味わう本物のステーキ。

 メニューの中には「おまかせ」とか「気まぐれ」とか「相談してね」みたいな、良くありがちな言葉が踊っています。しかしこのお店の場合、本気で「気まぐれ」であり「おまかせ」なのです。お店は老夫婦二人で切り盛りしており、この二人がまさしく絵に描いたようなツンデレ。取っつきにくいようでいて、結構気配りがきいていて居心地は良いから不思議です。

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 おまかせカルビを発注したら「みすじ」が出てきました。タレでこってり味付けされて焼かれてきたみすじ。なんと贅沢な食べ物でしょう。しかもちゃんと肉のうまみがします。

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 勢い余って煮込みハンバーグも発注。いきなり洋風です。でもこれがまた美味しいです。味付けはもちろんですが、さっきのつくねとはだいぶ違います。

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 ってことで、生ビールに始まり焼酎を二本くらい開けて、最後は赤ワインへ。おさけもだいぶ進みました。

 食べ物もこれ以外に色々頂きましたが、どれもこれも素晴らしく美味しかったです。ということで、帰りがけには次の予約もしておきました。次は最短で7月になってしまいました。。

 ということで、お勧め!って感じで紹介できるお店ではないので詳細は割愛します。興味がありましたらトップ画像の店名から検索してみてください。