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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

あしかがフラワーパークの奇跡の大藤を今年も撮りに行く

 昨年初めてその存在を知った、栃木県はあしかがフラワーパークにある大藤棚。想像を超えるその規模と美しさにびっくりしたものですが、今年もゴールデンウィークには必ず行かなくては、と事前に計画していました。天気予報と開花状況を見てまずは連休前半の日曜日、昨年同様ライトアップ狙いで夕方に出かけてきました。大藤はまだ蕾が見られ、満開の一歩手前といった感じしたが、それでも圧巻の姿は健在でした。

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PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 1/50sec, F2.8, ISO800, RAW
 相変わらず口をぽかーんと開けて上を見上げてしまいます。最盛期直前で日曜日の夕方とあって、まだお客さんも思ったよりも少なく、見事な藤棚をゆっくりと見て、そして撮ることが出来ました。

 カメラはPENTAX K-3にレンズはHD20-40mm、FA77mmそしてDA★60-250mmと望遠寄りのシフト。しかし大藤棚ともなれば広角が欲しくなるはずなので、修理から戻ってきたばかりのPENTAX Q7に買ったばかりの08 WIDE ZOOMを持って行きました。夜景ですが三脚は使わず手持ち勝負です。

日没前

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PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 1/100sec, F8, ISO1600, RAW
 到着したのは午後5時前。5時半からは夜料金になって少し安くなるのですが、時間が勿体ないので昼料金で入ってしまいました。まだ日は出ているのですが、かなり傾いてきていて光の状態としては微妙な時間帯。でも構わずシャッターをばしばし切ってしまいます。

K3PS3967.jpg
PENTAX K-3, FA77mmF1.8 Limited, 1/125sec, F4, ISO800, RAW
 まだ先っちょの方は蕾の状態。もう数日後に満開を迎えそうな感じです。でも、萎れかけよりも花全体に元気があって色も淡い紫色が綺麗です。お父さんに抱かれた子供が手を伸ばした瞬間... ですが、背景ど真ん中にポールが入ってしまったのが残念。

K3PS3946.jpg
PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 1/200sec, F5.6, ISO100, RAW
 園内には大藤以外にも、滝のように枝垂れているむらさき藤や白藤の立派な木があちこちにあります。

K3PS3961.jpg
PENTAX K-3, FA77mmF1.8 Limited, 1/125sec, F2.8, ISO100, RAW
 そして藤以外にもツツジやポピーなどなど、見上げるばかりではなくて足下にもたくさんの色とりどりの花が咲いていて、見飽きません。

K3PS4008.jpg
PENTAX K-3, FA77mmF1.8 Limited, 1/125sec, F4, ISO800, RAW
 園内を散策しているうちに、ライトアップの照明は灯り始めました。日没はまもなくです。

マジックアワー

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/30sec, F3.7, ISO100, RAW
 日没後まもなくマジックアワーの時間帯を迎えます。空が濃いブルーとなり藤を照らす照明が作るコントラストが効いてきます。

K3PS4051.jpg
PENTAX K-3, FA77mmF1.8 Limited, 1/60sec, F2, ISO400, RAW
 大長藤は花の長さが1m80cmくらいになるそうです。私の身長よりも長いわけですね。その花を咲かせる木の幹もかなり太くて立派です。

IMGP3109.jpg
PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/13sec, F3.7, ISO800, RAW
 去年も撮ったこのポイント。同じような写真しか撮れないけどやっぱり撮ってしまいます。昨年はFUJIFILMのX-E1とXF14mmF2.8という組み合わせでしたが、今回はQ7に08 WIDE ZOOM。画角はこちらの方が幾分広いはず。宵の空と明るく照らされた藤棚、その水面への反射はとても幻想的。

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PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 1/10sec, F4.0, ISO1600, RAW
 K-3の方は広角側が足りないので、水面の反射だけ撮ってみたり。思ったよりも綺麗に写るのに気をよくして何枚も撮ってしまいました。

K3PS4081.jpg
PENTAX K-3, DA40mmF2.8 Limited, 1/40sec, F2.8, ISO800, RAW
 そもそも、この時間帯の空の青さは目で見るより写真に撮るといっそう鮮やかになり、ポストビューを見てびっくりするほど。でも後で写真を見返すと、記憶の中の風景はこうだったとしか思えません。
 ちなみにこのDA40mmは自分のやつを持っていったのではなくて、同行したPENTAX仲間から借りました。

IMGP3119.jpg
PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/30sec, F3.7, ISO800, RAW
 そしていつしか空も真っ暗になり星が光り始めます。そうすると藤を照らすのは照明だけになり、まるで藤の花そのものが光ってるかのような状態になります。

K3PS4152.jpg
PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 1/10sec, F2.8, ISO1600, RAW
 大藤とは別に小規模な藤棚もいくつかあります。ここは橋の上にかけられたうすべに藤。淡いピンク色でこれも超きれい。

K3PS4214.jpg
PENTAX K-3, FA77mmF1.8 Limited, 1/60sec, F2.8, ISO800, RAW
 圧巻なのはやはり二本の大藤。見渡すかぎりずっと藤の花です。強烈な香りにも慣れて麻痺してきます。

K3PS4195.jpg
PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 1/15sec, F3.2, ISO800, RAW
 真下にいると、見渡すかぎり「降ってくるような」藤の花だらけです。しかも夜はそれが輝いて見え、色も濃く感じるような気がします。ライトアップはちゃんと光源の色なども気にしているようです。

IMGP3130.jpg
PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/1.6sec, F4, ISO400, RAW
 園内は池があちこちにあり、コイが泳いでいるようでした。それにこの時間になると蛙の声があちこちから聞こえてきます。それにしても藤はひときわ明るく照らされ輝いています。
 このカットは手すりにカメラを置いてゆっくりシャッターを切り、長時間露光してみました。三脚を持ってきてる人もたくさんいます。しかし同行した友人によると、設置場所によっては床が揺れるのでかえってぶれてしまうとか。ISO800〜1600が使えるカメラなら手持ちで何とかなります。もちろん、低感度でじっくり露光した方が綺麗なのは確かですが。

K3PS4124.jpg
PENTAX K-3, FA77mmF1.8 Limited, 1/30sec, F1.8, ISO400, RAW
 花と言えばこうして寄ってぼかすが定石になってしまっていますし、こういう撮り方もやっぱり好きなのですが、ことここの大藤に限ってはやはり写したいのはそのスケール感であって、望遠系のれんずより広角が欲しいと思ってしまいます。周囲の見知らぬカメラマンの面々の機材をチェックしてみると、やはりワイド系や魚眼を使ってる人もたくさんいました。一方、どこにでもいる白レンズはほとんどいません。だからこそ逆を突くって言う考え方もあるかも知れませんが。

IMGP3138.jpg
PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/13sec, F3.7, ISO400, RAW
 でもやっぱり素直にこう撮るのが一番大藤らしいと思います。Kマウントの広角レンズが欲しくなってきました。いや、Q7でこれだけ写るんだからこれで良いか。

 と言うことで、今年もやっぱり素晴らしい藤の姿を見られて、撮影できて満足です。が、今シーズン中にもう1回くらい行く予定でいます。今度は昼狙いで。でも、連休後半は天気が良くないみたいですね。写真はさておき、見に行くだけでも良いかな?と思っています。