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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

PENTAX Q7 + 08 WIDE ZOOMで撮る深川の寺社

写真 カメラ PENTAX Q7

 さて先週手に入れたばかりの08 WIDE ZOOMをPENTAX Q7に取り付けて早速写真を撮りに出かけてみました。ワイドレンズとなれば東京スカイツリー...? と思ったのですが、ワンパターンすぎるのでちょっと違う方面へ足を向けます。と言っても、今まで何度もカメラを持って写真を撮ったりお酒を飲みに行ったことのある界隈。江戸時代の昔から深川と呼ばれた下町、門前仲町です。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/30sec, F5.6, ISO250, ハードモノクローム
 震災や戦災、再開発などを経て、もはや街並みに江戸時代の面影はありませんが、その昔からこの地域を深川の中心地たらしめ「門前仲町」の地名の由来となっている寺社があります。

富岡八幡宮

 まずはなんと言っても富岡八幡宮。我が家のある地域の氏神様だというのに、富岡八幡宮にお参りするのは今年に入ってから初めてだったり。遅すぎる初詣をしてきました。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/250sec, F5.6, ISO200, AWB
 折しも富岡八幡宮の境内では骨董市をやっていました。秩序があるのか無いのか分からないほどあちこちにお店が広げられていて、それこそ本殿の目の前まで会場になっていました。不思議なものがたくさん売られています。そして意外なくらい売り買いがされていました。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/160sec, F5.6, ISO200, ハードモノクローム
 かなり自由な感じです。先日も坂本龍馬直筆の手紙が1000円で売られていたみたいなニュースがありましたが、この中にすごいものが混ざっていたりしないでしょうか?

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/250sec, F5.6, ISO200, AWB
 富岡八幡宮の敷地内には、本殿以外に多くのお社があって、神様がたくさん祀られています。これは冨士浅間神社と金比羅神社の分社。このお社は普段は人気の無い隅っこの方にあって、大きな木下に隠れています。小さいですが、いかにもな形をしたお社は厳かな雰囲気です。でも、この日はそのすぐそばまで骨董市が迫っていました。

 空バックの木の枝周辺はフリンジが少々出ます。上の写真ではLightroomで消してあります。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/400sec, F4.5, ISO200, ハードモノクローム
 そして富岡八幡宮と言えば大相撲発祥の地でもあります。勧進相撲がここ富岡八幡宮の境内で行われたのが最初で、その後両国の回向院に移りました。相撲関係の祈念碑がいくつもあります。なかでもこの横綱の碑は一番大きいもの。このくらいの広角レンズだと目の前に立っても普通に大体フレームに収めることができます。なので、あおり気味で何でもかんでも入れてしまいがち。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/80sec, F5.6, ISO200, AWB
 神馬像。関東大震災で焼失した本社の再建を記念して作られた像だそうです。昭和11年のことだそうですが、ということは東京大空襲では無傷で残ったということですかね。いえ、火には巻かれたのかも知れません。空襲では再び本社は焼失したわけですから。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/160sec, F5.6, ISO200, AWB
 肝心の手水石は写っていません。境内の東にある弁天池のほとりには八重桜の木がありました。広角レンズで桜が撮れるようになりたいです。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/250sec, F4.5, ISO200, AWB
 とりあえず、ぐっと寄って撮ってみました。遠近感がすごい出てなんだか八重桜と言うよりはボタンか何かの大きな花のようです。距離差がかなりあってもこの領域になると背景はそれほどボケません。もちろんそういうレンズじゃないワケですが。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/30sec, F5.0, ISO200, ハードモノクローム
 やはり富岡八幡宮の境内にある、永昌五社稲荷神社の鳥居の列。伏見稲荷の千本鳥居と比べるとかなり規模的に可愛いですが、雰囲気はあります。

 ちなみに富岡八幡宮の例大祭が今年の夏に行われるようです。2011年の例大祭が震災の影響で1年延期され2012年に行われたのですが、次の例大祭はもともと予定されていた2011年の3年後、つまり今年なのか、実際に行われた2012年の3年後、来年なのかよく分かっていませんでした。と言うことは、2020年東京オリンピックの夏にもまた例大祭が行われることになります。江東区の2020年の夏はお祭りだらけになりそうです。

深川不動

 富岡八幡宮から徒歩3分、すぐ西側には深川不動があります。成田山新勝寺の別院で、江戸時代中期に不動明王出開帳のために当時の永代寺内に創建されたお堂です。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/320sec, F5.6, ISO200, AWB
 お寺なので香炉があります。空いているようですが、そんなことはなくて私がカメラを構えたら、ササッとみんな引いてしまいました。広角レンズなのでほとんど香炉にカメラを突っ込むくらいの勢いなので、何を撮ってるのか訝られたのだと思います。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/500sec, F5.6, ISO200, AWB
 新本堂はかなり目立つ建物です。外壁一面に真言梵字が埋め尽くされていて、もはやお寺なのかどうかよく分からないです。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/500sec, F5.6, ISO200, AWB
 旧本堂もちゃんと残されています。そしてたいていの人はこちらでお参りしています。でもご本尊はもう新本堂に移ってるのかな? お寺の建物としては大きくないですが、正面の柱には立派な獅子と獏の木鼻があります。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/320sec, F5.6, ISO200, AWB
 敷地内にはお稲荷さんがあります。神仏習合こそ日本の宗教伝統なんですよね。

 ということで、もともと歴史的経緯を辿れば、深川不動は永代寺の一部であり富岡八幡宮の別当寺だったと言っても良いはずなのですが、明治政府の神仏分離、廃仏毀釈という馬鹿馬鹿しい政策によって(それを言うと神仏習合も江戸幕府の政策だったわけですが)、永代寺は廃寺となり深川不動堂だけが残りました。

永代寺

 永代通りとか永代橋とか「永代」と付くランドマークはこの一帯にたくさんあります。かつてあった永代寺は明治初期に一度廃寺となったものの、その後再建されています。

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/125sec, F3.7, ISO200, AWB
 深川不動の門前通りに小さなお寺がひっそりとあります。それがこの永代寺。富岡八幡宮の別当寺として建てられた名前を引き継いでいます。そもそも「門前仲町」という地名の由来となっているのはこの永代寺。永代寺の門前町、仲見世のある町、と言う意味です。

 深川の寺社としては歴史的経緯を踏まえると、富岡八幡宮と深川不動は規模も大きくてある程度有名ですが、この永代寺こそが本当は中心地ということになるかと思います。

おまけ

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PENTAX Q7, 08 WIDE ZOOM, 1/400sec, F5.6, ISO200, AWB
 帰り道で出会った三毛の野良猫さん。人慣れしていて、ワイドレンズでグイッと迫っても動じません。というか完全無視であくびをかまされてしまいました。

 それにしても慣れない広角レンズは難しいです。ほとんどただ漫然とフレームにいろんなものを収めてシャッターを切るだけしかできません。普段如何に望遠系の圧縮効果とボケに頼っていることか。ただ、いい写真を撮ることにこだわらず、散歩しながら記録として色々撮って行くにはこんなに向いてるレンズはありません。いつでもどこにでも持って行けるQ7には一番向いてるレンズという気がしてきました。しばらくはこれ1本で過ごしてみようかと思っています。