読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

K-3で撮るマジックアワーの東京ゲートブリッジ

 なんか似たようなタイトルのエントリーをつい最近書いた気がしますが、その通りでして、東京スカイツリーに行ったら東京ゲートブリッジにも行ってみたくなります。やはり冬のこの季節は空気が澄んでいて都内でも雄大な風景を撮るにはぴったりの季節です。ということで、やはり北風の吹く冬らしい快晴の日、日没時間を確かめて午後遅くなってから東京湾の端っこまで出かけてみました。

K3PS1525.jpg
PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 15sec, F11, ISO100, CTE, 25mm

 実は東京ゲートブリッジが開業して、橋がライトアップされるようになってから写真を撮りに来たのははじめてです。時折その姿を都内から見かけることはありますが、まだほとんど何もない東京湾の沖にかかってるだけあって、東京スカイツリーほど日頃から見慣れているわけでもありません。

 この日の日没は午後4時半過ぎ。若洲海浜公園に到着したのはその1時間くらい前です。ライトアップはほぼ日没と同時に点灯するとのことなので、1時間くらいは日没前の姿が、そしてその後は夕空とライトアップのコラボが見られるはずです。

 カメラはこの日もK-3です。レンズはHD20-40mm Limitedズーム、それに長いレンズが欲しくなるような気がしたのでDA★60-250mmF4、さらに今回も飛び道具的に魚眼ズームを持って行きました。東京スカイツリーの場合と同様にRAW+に設定し、ホワイトバランスも基本的にCTEにしました。

夕日

 まずは日暮れ前。
K3PS1346.jpg
PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 1/230sec, F8.0, ISO100, -1EV, CTE, 23mm

K3PS1356.jpg
PENTAX K-3, DA★60-250mmF4ED [IF] SDM, 1/2500sec, F5.6, ISO100, CTE, 250mm
 
K3PS1404.jpg
PENTAX K-3, DA★60-250mmF4ED [IF] SDM, 1/4000sec, F5.6, ISO100, -0.7EV, CTE, 60mm
 若洲はゲートブリッジの東側に位置します。公園はゲートブリッジを挟んで北側にも南側にも伸びており、どこからでもその姿を見ることができます。傾いた太陽がちょうどゲートブリッジを照らしています。逆光も順光もなくて眩しいですがとても綺麗でした。

K3PS1392.jpg
PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 1/125sec, F5.6, ISO100, AWB, 30mm
 ゲートブリッジの真下をくぐったら、南側には航路標識灯台に向けて遊歩道があり、海沿いは人工の岩場となっています。ここは海釣りをする人と写真を撮る人と、海辺で遊ぶ子供達が入り乱れています。しかしちょうどこの場所は東京オリンピックに向けて、マリーナが作られセーリングの競技会場が建設される予定になっています(→ このリンク先の21番の場所)。対岸の葛西臨海公園では反対運動が持ち上がってるそうですが、ここは誰も反対する人はいないでしょうか(いえ、私が反対だと思っているわけではありません)。

 競技会場が建設された後はこの景色は一変し、もしかしたら、今回撮ったようなゲートブリッジの写真など撮れなくなってるかもしれません。すぐに工事が始まるとは思いませんが、あと数年の猶予だと思います。なので、もし気になったら早めに訪れることをお勧めします(^^;

K3PS1408.jpg
PENTAX K-3, DA★60-250mmF4ED [IF] SDM, 1/2000sec, F4.0, ISO100, -0.7EV, CTE, 98mm
 この日もカメラを持った人はたくさんいました。しかし、見たことないくらい強烈なゴーストが出ています。保護フィルターは付けていません。レンズ枚数の多いズームで、太陽が画面内に完全に入ってるので、仕方のないところではありますが... このレンズ、逆光に弱いという評価を時々見かけますが、私自身はそんなことないと思っていますがどうなんでしょう?

日没

 そうこうしているうちに、いよいよ日没です。
K3PS1420.jpg
PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 1/200sec, F10, ISO100, CTE, 23mm

K3PS1445.jpg
PENTAX K-3, DA★60-250mmF4ED [IF] SDM, 1/800sec, F4.0, ISO100, CTE, 250mm

K3PS1487.jpg
PENTAX K-3, DA★60-250mmF4ED [IF] SDM, 1/60sec, F4.0, ISO400, CTE, -0.7EV, 118mm
 ちょうどゲートブリッジの反対側、中央防波堤に沈んでいく夕日がクッキリとみられました。都内はビルが林立していますし、晴れていても地表付近にモヤがかかってることが多く、日没を見ることは滅多にありません。沈む夕日を見たのはすごい久しぶりです。

 また、この位置からはゲートブリッジの間にちょうど富士山が見えるはずなのですが、残念ながら富士山周辺だけ雲が出ているらしく、その姿は見られませんでした。また、沈む夕日がちょうど富士山あたりに絡むのは、2月頃ではないかと思われます。

 そして日没からまもなくして、予定通りゲートブリッジのライトアップが始まりました。まだ空が明るいせいなのですが、ずいぶん控えめだな、と最初は思っていたのですが...

K3PS1458.jpg
PENTAX K-3, DA★60-250mmF4ED [IF] SDM, 1/250sec, F4.0, ISO100, CTE, 250mm
 ちなみにゲートブリッジの上空は羽田を発着する飛行機の航路となっています。夏場にB滑走路に着陸する飛行機は文字通り低い高度で真上をかすめて羽田の方へ飛んでいきますが、冬のこの時期はC滑走路を北に向けて離陸した飛行機が、かなり上空を飛んでいくだけ。できれば飛行機の軌跡も一緒に写したいわけですが、そういう場合は夏場の方が良いはず。

DSCF0530.jpg
FUJIFILM XQ1, SR+ モード, 1/160sec, F1.8, ISO250, AWB, 6.4mm
 ということで、ちゃんと三脚も持ってきました。高感度で無理矢理高速シャッターを切るのではなく、低感度に設定したっぷりと長時間露光します。しかし、ちょっと水際過ぎたでしょうか。しかも岩場は真っ暗になるので、帰りが非常に危なくなります。とは言え、同類のカメラマンや釣り人はそんな中にもそこら中にいるので、心細くはありません。しかもこの写真で見るほど海が近いわけではありません。波は穏やかでしたし、ほぼ無風。引き潮の時間帯でもありました。カメラに(体感するような)波しぶきがかかるようなことはありませんでした(A^^;

マジックアワー

 地平線付近に明るさが残るものの、上空は暗くなり急速に夜空が広がりはじめ、空の青さが一番引き立つ時間帯です。
K3PS1515.jpg
PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 15sec, F16, ISO100, CTE, 28mm

K3PS1521.jpg
PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 13sec, F11, ISO100, CTE, 20mm

K3PS1528.jpg
PENTAX K-3, DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-5.6ED[IF], 30sec, F11, ISO100, CTE, 17mm
 時間が経つにつれて、最初は控えめだなと思っていたライトアップは、思ったよりもずっと明るく派手であることが分かりました。ライトアップの色は月ごとにかわるそうで、1月は「白金色」だそうです。見た目は真っ白です。そしてそれがキラキラと海面に映っていっそう明るく感じます。

夜景

 完全に夜になりました。
K3PS1535.jpg
PENTAX K-3, HD DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR, 15sec, F8.0, ISO100, CTE, 40mm

K3PS1534.jpg
PENTAX K-3, DA★60-250mmF4ED [IF] SDM, 13sec, F8.0, ISO100, CTE, 88mm

K3PS1540.jpg
PENTAX K-3, DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-5.6ED[IF], 30sec, F8.0, ISO100, CTE, 14mm
 辺りは暗くなり、岩場をおそるおそる抜け出して遊歩道を帰ることに。そうしたら芝の斜面にも三脚を立ててる人がたくさんいます。何もあんなに海際まで行かなくても、芝の上でもっと安全に、楽にほとんど同じような写真を撮ることができたようです。

 そして夜になるといっそう東京ゲートブリッジは輝きを増し、海面の反射も眩しく見えてきます。海なので鏡のように凪ぐことはないでしょうが、長時間露光で水面がふわふわすると同時に、反射も拡散されて何とも言えない写真になります。

 飛行機の軌跡を写し込もうとしばらく待っていたのですが、思うようなルートに飛んできてくれません。大型のB777などはかなり陸地側まで回り込むのですが、小型のB737あたりはゲートブリッジのかなり手前で旋回を開始してしまいます。寒さにしびれを切らし途中で諦めて引き上げることにしました。

 上にも書きましたが、オリンピック向けの工事が始まると、この景色はもう見られなくなってしまいます。工事完了後も恐らく海辺まで近づくことはできなくなるでしょう。いや、もしかしたら今以上に綺麗な景色に変貌を遂げるかもしれませんが。いずれにしても工事前にまた何度か訪れたいと思います。