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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

Xシリーズの末っ子XQ1に宿る"X"の風格

カメラ みんぽす FUJIFILM

 FUJIFILM XQ1をお借りしました。先月発売前に行われた撮影イベントで半日だけ触れることが出来たのですが、今回は製品版を1ヶ月間にわたってじっくりと使ってみることが出来ます。基本的にはコンパクトカメラに分類されるカメラなのですが、センサーは2/3インチX-Trans CMOSを搭載し、レンズも25mm相当の画角を持つワイド端は開放F値が1.8となっているなど、Xシリーズとしての本気度が随所に見られるカメラです。

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 そんなXシリーズの魂を受け継いだ末っ子のXQ1ですが、色々写真を撮ってみる前に、まずは到着した箱を開けてその姿を再びじっくりと眺めてみたいと思います(今回のエントリーには作例写真はありません)。


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 箱の中の同梱物はこんな感じ。これ以外に説明書やソフトウェアのCDが付いています。電池はかなり小型で1010mAhのNP-48というタイプ。充電器は付属せず、ACアダプタとUSBケーブルが付いています。本体充電するタイプのようです。カメラ本体のストラップホールは両吊り対応ですが、添付ストラップはコンパクト機で一般的なハンドストラップタイプです。

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 本体デザインは非常にシンプルです。プレーンなデザインですが、Xマウント機同様にボディ上面、シャッターボタン付近が一段低く削り取られています。Xシリーズ全般に見られるようなレトロ感はありません。これはブラックボディだけでなくシルバーボディでも同様です。ボディはとくに金属製ではないようですが、質感は悪くありません。

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 テレ端までズームしてもあまり鏡胴は伸びません。画角は25〜100mm相当の4倍ズーム、開放F値はワイド端こそF1.8ですが、テレ端ではF4.9と一般的なコンパクトカメラ並みになってしまいます。NDフィルターの併用などではなく、絞りは全域でF11まで絞れるちゃんとした本物の絞りが付いています。このあたりをしっかり押さえている点はXシリーズの一台として、安い普通のコンパクトカメラと一線を画している部分かと思います。

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 操作系は右手側に集中しています。モードダイヤルで主な機能選択をします。一般的なPSAMの4つのモードに加え、インテリジェントかつ完全フルオートのSR+、ぐるっとパノラマなど特殊撮影モードのAdv、そしてミニチュアなどのフィルター効果が得られるFilterなどがサポートされています。
 シャッターボタンまわりはズームスイッチになっており、電源はプッシュボタン式といったあたりも普通のコンパクトカメラ式。シャッターボタンはやや前方に傾斜しているのはデザイン上のこだわりなのでしょうか。

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 操作系の一番の特徴はレンズ鏡胴周囲に取り付けられたコントロールリングです。モードによって機能が変わるため、特になにも書かれておらず、知らなければその存在にも気づかないかも。例えばPモードであればプログラムシフト、絞り優先なら絞り選択、シャッター優先ならシャッター速度の選択に使えます。その他ズームや感度、露出補正などに割り当てることも可能。自分の撮影スタイルで好みの設定にすれば、かなり手になじむようになると思います。

 このレンズ周囲にリングを設けるデザインは最近流行っていて、多くのカメラで採用されているものではあります。このXQ1の場合、回したときの感触はねっとりとしたトルクがあり、特にクリックは設けられていません。好みの問題とは思いますが、絞り値やシャッター速度など、ステップ値の選択に使うのは若干違和感があります。非常にアナログな感覚なのでズームリング代わりにするのはかえって良いかもしれません。

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 ポップアップ式の内蔵フラッシュは手動式。フルオートにしていても勝手に光ることはありません。ガイドナンバーは不明ですがかなり小型です。しかし最近はあまりフラッシュを使わなくなりました。しかし過去の経験上、FUJIFILMの「スーパーiフラッシュ」の調光性能は素晴らしいものがあります。いかにもフラッシュを使った感に溢れるどぎつい写真になるのではなく、とても自然でさりげなく、補助光としてフラッシュが使われる感じで、とても信頼がおけます。できればその辺も試してみたいところです。

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 バッテリーとSDカードスロットは底面にあります。このあたりも普通のコンパクトカメラ式。というか、Xマウント機もこの方式でしたっけ。また、ボディを小型化するためか、三脚ねじ穴はレンズの光軸からややオフセットしています。

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 電池の充電はボディの側面、モードダイヤル側にありました。小さなプラスチックのふた付きです。ボディを普通に机に置いたままケーブルがさせるのは良いのですが、頻繁に使うことになるコネクタなのにこの小さくて頼りない蓋を開け閉めするのはやや面倒ですし、耐久性も心配です。

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 今回お借りしたXQ1キットには、専用のレザーケースBLC-XQ1Bも同梱されていました。ボディを入れるホルダーと両吊りタイプのストラップ、そして薄手のポーチがセットになっているものです。

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 ケースと言うよりはホルダーです。というか、ストラップは良いとしてほぼこれは飾りではないかと思います。格好いいのですが機能性としてはどうかな?と思います。SDカードの出し入れも、充電ケーブルを挿すにもちょっと一手間かかるようになります。

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 ポーチに入れるとこんな感じ。クッション性は皆無なのでショックには注意したほうがいいですが、このままカバンに入れておくにはかさばらず良い感じではないかと思います。

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 ちなみに先月半日体験した時点で、じつはこのXQ1はちょっと良いな、と思っていました。これは1台あるとどこにでも持って行けるし、単なる記録だけでなく写真を撮ること自体を愉しむことも出来そうです。

 しかしその用途には現在PENTAX Q7があります。レンズの分ややかさばりますが、ボディの大きさ感はほとんど同じ。写真を愉しむことにおいてはQ7のほうが勝りますが、撮れる写真としてはXQ1のほうがもしかしたら良いかも?と、なかなか悩ましいところです。

 その辺どうするのか、これから1ヶ月じっくりXQ1を体験しつつ考えてみたいと思います。

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