酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

FLIGHT DECK TOKYOで空の旅に思いを馳せる

 秋晴れの週末、羽田空港に出かけてきました。澄み渡った青空を見ているとどこかへフラッと飛んでいきたいなと思ってしまいます。しかし残念ながら旅に出るのではなく、ちょっと野暮用があって立ち寄っただけです。でもこの際だから展望デッキへ行ってひと遊びしてきました。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/350sec, F5.6, ISO200, AWB
 羽田空港で飛行機の写真を撮るとなれば、一眼レフと望遠レンズは必須ですが、今回はあえてそういうものは持ち込まず、X-M1と標準ズームのXC16-50mm F3.5-5.6 OISだけ。望遠端は50mmしかありませんので、当たり前に離着陸する機体を大きくとらえることはできません。


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 第二ターミナルの4Fに到着し、いつの間にか拡張されていた展望デッキへ出ると、頭上には秋晴れの青い空が広がり、順光に照らされた西の方には東京湾と、対岸の千葉県までクッキリと見えます。空から見たらさぞかし綺麗なことでしょう。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/420sec, F8, ISO200, AWB
 風もなくて少し暑いくらいの気持ちよい天気に、飛行機も綺麗に輝いています。周囲には望遠レンズを付けた一眼レフを持った人たちがちらほら。あぁ、やっぱり持ってくるべきだったか... と早くも後悔してしまいます。しかし泣いても時既に遅し、手元にはX-M1とXC16-50mmしかありません。これで何とかするしかありません。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/420sec, F13, ISO200, AWB
 勢いスポットに駐機している機体しかまともに撮れませんが、これはこれで面白いです。ただ、巨大空港だから仕方ありませんが、位置が高すぎるんですよね。昔の羽田空港はほとんど目線の高さに飛行機が見えたことを思い出します。
 ここに写ってる飛行機は、ボーイング767-300が2機とボーイング777-200、それにエアバスA320のおしりです。広角レンズで撮ると空港はとても広々しています。ちなみに後で写真を見て、ここでミニチュアフィルタを試してみれば良かった!と思いつきました。残念ながら後処理は出来ないようです。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/350sec, F13, ISO200, AWB
 手前も奥も最新鋭機のボーイング787(と左端奥はエアバス320)。今年の前半はバッテリー問題で運行停止していた機体です。安全性は心配ですが、無事に運行再開できて良かったです。海の向こうには幕張のビル街など千葉県沿岸がよく見えています。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/450sec, F10, ISO200, AWB
 つい昨年まで新造機が導入されてると思ったら、いつの間にか退役が始まっているボーイング767-300。確かに古い機体はすでに導入から25年経過しています。その向こうにはまさに離陸しようとするエア・ドゥのボーイング737-400。さらにその向こうは新しいD滑走路が見えています。海の向こうに見える煙突はやっぱり千葉県沿岸部。多分市原あたりの工場地帯でしょうか。

 それにしても最近の旅客機は大型から小型までどれも双発機ばかりです。飛行機に興味がない人にはほとんど見分けが付かないんじゃないかと思えてきます。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/420sec, F14, ISO200, AWB
 ・・・と思ってたらなんかキタ! ボーイング777-300に囲まれてる中にひときわ目立つ黄色い巨体の4発機!

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/350sec, F16, ISO200, AWB
 今週月曜日に定期路線から引退したピカチュウジャンボです。なのでこれは引退の前日の姿と言うことになります。この機体は1992年に導入されたものなのでもう20年以上経過した古い機体です。私も一度だけこのピカチュウジャンボに乗ったことがあります。JALのボーイング747は昨年引退してしまいましたが、ANAも気がつけばこのピカチュウジャンボを入れてあと4機を残すだけ。今年度中に引退してしまうそうです。(特設サイト → ANA SKY WEB

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/420sec, F13, ISO200, AWB
 ボーイング767やボーイング747が引退する一方で、新造機の導入が進んでいるのがボーイング787。この機体は一昨年就航した記念すべき導入一号機のJA801A。つまり全世界で初めて正式にデリバリーされたボーイング787です。カラーリングが特別仕様なのはこの一号機と二号機だけです。

 ちなみにここまでに貼った展望デッキの写真は、X-M1をプログラム・オートに設定して撮ったのですが、どれもシャッタースピードが1/400sec前後と控えめなわりに絞りはF10以上に思い切り絞り込まれています。フォーカルプレーンシャッターで最高1/4000secまであるのだから、こんなに絞らなくてもいいのに、って思います。ちょっと不思議なプログラム制御です。

 さて、展望デッキで標準ズームだけで撮れる飛行機の写真は限られているのでこの辺にしておいて、飛行機以外の「空港の風景」をスナップしてみることにしました。いえ、そういう雰囲気を味わうというか、まねごとをしてみるだけです。 

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/220sec, F5.6, ISO200, AWB
 まずはトップにも貼ったFLIGHT DECK TOKTOというガラス張りの展望スペース。第二ターミナル改修とともに作られたもので、屋内から飛行機の見物や見送りが出来ます。ガラス張りじゃ物足りない、と思っていましたがボケーッとするにもいい場所です。意外に混んでいません。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/400sec, F9, ISO200, AWB
 ガラスの色と反射が気になりますが、その気になればこうやって写真も撮れます。東京スカイツリーなど、東京の街並みをバックに離陸シーンを撮るにはベストポジションかも。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/340sec, F5.6, ISO200, AWB
 第二ターミナル中心付近のガラス張りの付き抜けはとても格好いいですよね。もっと広角レンズが欲しくなります。ちょっとわざとホワイトバランスと露出を崩しました。

DSCF0292.jpg
FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/40sec, F3.5, ISO200, AWB
 このエスカレータも格好いいです。でもこれ上りと下りがクロスしてないので、利用者にはとても使いづらいんですよね。一番上まで上がろうと思ったら一苦労です。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/180sec, F5.6, ISO200, -1EV, AWB
 吹き抜けの両翼は出発ロビーです。綺麗に連続する構造物が格好いいです。日差しが面白かったので露出切り詰めてみました。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/240sec, F5.6, ISO200, -1EV, AWB
 上のカットを撮っていて思いだしたのがここ。案の定面白いことになっていました。第二ターミナルってこんなに自然光を取り入れていたなんて初めて知りました。

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FUJIFILM X-M1, XC16-50mm F3.5-5.6 OIS, 1/240sec, F5.6, ISO200, AWB
 最後に展望デッキでの一枚。レストランのガラスは鏡のようになっています。あれ?一人だけ逆向いてる人がいますね(A^^; 背面液晶ライブビューでもなるべく脇を締めるべく、チルト液晶を使ってみました。ウェストレベルファインダーみたいで面白いです。でも、何となく視線と画面の動きが一致しないのでクラクラきますし、やっぱり傾きがちになります。水準器があれば良かったのですが、もう少し慣れが必要そうです。

 ちなみに快晴の日中屋外での視認性はギリギリ何とかなるレベルです。フレーミングは問題ないですが、細部を確認するのは難しいかも。液晶の輝度を調節すればもう少しちゃんと見えるようになるでしょう。いずれにしても老眼には厳しいですけど。

 なんだか気になる点ばかり書いてしまったような気がしますが、実際には軽量コンパクトさが効いていて、とても軽快に使えるカメラです。AF含め今回のようなシーンならレスポンスは全く問題ありません。XC16-50mmはズームリングの粘りけもやや重たすぎるくらいにしっとりしているし、ボディもプラスチック製とは思えない触感です。Xシリーズの操作体系は守られていて、戸惑うことがありません。
 全体的に使い心地は完璧にXシリーズのそれだと思います。それがこれだけ小さくて軽いということがこのカメラの一番の特徴だと思います。このキットレンズ以外のレンズを試してみたくなりました。どれかベストな組み合わせがあって、それに触ってしまったらもしかしたらもう手放せなくなるかも? という気がしています。


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