酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

下町のビアガーデンとビアバーをハシゴする

 いつもの飲み友達が「どうしても気になるビアガーデンがある」というので連れられてきたのは京成線の四ツ木駅。しかも店の名前は「玉子屋」だと聞かされて、いったい何のお店なの? 本当にビアガーデンがあるの? と、疑問がいくつもわいてきます。想像したのはちょっとした地元のスーパーの屋上に作られた、フードコートに毛が生えたようなビアガーデンか?と思っていたのですが、たどり着いた「玉子屋」は想像とは大きく違って、立派な割烹料理屋でした。

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 時刻は午後6時前。まだ空が明るい時間帯。すぐ脇には荒川が流れ、首都高中央環状線と京成線が走っています。風が吹き抜けて気持ちの良いビアガーデン日和です。

玉子屋ビアガーデン

 四ツ木は駅前商店街もロータリーもなく、いきなり住宅街に出てしまう京成線特有の街並み。「玉子屋」の看板をめざし細い路地を抜けていきます。
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 玉子屋の入り口。写真では分かりませんが立派な3階建てのビルになっています。相当に大事なことらしく3枚も貼られた「玉子屋自慢の玉子丼」が大いに気になりますが、我々の今回の目的は「屋上はビールのにぎわい」の方です。愛想の良い店員さんに促され屋上へ。

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 大小合わせてテーブル数は12個ほど。誰もいないがらんとしたビアガーデンは、昭和を感じる良い感じの寂れ具合です。ここで出迎えた無愛想な店員さんに「予約してますか?」といきなり聞かれて面食らいました。「いいえ」と答えると、だいぶ悩んだ末に「じゃぁ1番テーブルへ」と促されました。まさかすぐに満席になるとはこのときは思っていませんでした。

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 まだ明るい空の下、誰もいない渋いビアガーデンでまずは乾杯。ビールはアサヒとキリンがあって、それぞれジョッキサイズが選べます。まずは634ml入るスカイツリージョッキで乾杯。中身はもちろんアサヒです。

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 食べ物メニューはいわゆるどこにでもありそうな居酒屋メニューが中心。しかも結構お値段も安いです。が、たとえばこの鶏の唐揚げ。小粒ながらかなりの本格派です。ちゃんとここで揚げているのでしょう。さすがは割烹です。

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 ビアガーデンメニューにはないけれども、頼めば名物の玉子焼きも持ってきてくれます。甘すぎず、出汁が効きすぎでもない、絶妙に玉子の味わいだけで作られたような固い玉子焼き。なかなかビールに合います。

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 焼き鳥の串盛りも、へたな居酒屋よりよほど美味しいです。大好きなレバーはかなり本気でレバーしていました。

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 で、お刺身だってあるんです。ビアガーデンで刺し盛りってはじめて食べた気がします。

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 その後続々とお客さんがやってきていつの間にか満席になっていました。老若男女、客層もかなりバラエティに富んでいますが、それも含め何もかも下町風情。

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 中央環状線に阻まれて東京スカイツリーは下半分だけ拝めます。

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 その後8時半過ぎには突如として花火が上がりました。時間的にどう考えてもディズニーリゾートの花火と思われるのですが、浦安ってあっちだったっけ?と、しばし見知らぬ人たち含めて議論が盛り上がります。

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 お酒を控えていたはずなのに、雰囲気に飲まれて気がついたら結構飲んでいました。これ、結構濃いハイボールでした。

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 玉子屋を後にして駅へと向かう道は、こんな静かな下町住宅街の裏路地。あたりは決して飲み屋街ではありません。そんな中に突如として空に浮かぶ浮かれたビアガーデンの提灯と電飾。真夏の夜の夢のような空間です。

 荒川沿いの道路は地元民の抜け道でもあり、そして脇を走る首都高からもこの「玉子屋」の看板は見えるらしく、実はそれなりに有名なお店だったようです(私もここは何度も通っていますが気がつきませんでした)。恐るべし四ツ木!


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クラフトビアバー CROWD

 四ツ木からバスに乗っていつもの地元、新小岩へ戻ってきました。そのまま向かったのは、最近できたビアバーです。たっぷりビールは飲んだはずなのにまだビール飲むんかい!
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 噂には聞いていて、前々から行きたい行きたいと思っていたのですが、なかなかタイミングが合わずにいたお店です。最近、地元でもじわじわとこの形態のお店を見るようになってきました。

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 バーカウンターの奥にはずらっと12個のタップが並んでいます。さてさてどれを頂きますか。

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 まず一杯目は北海道産、鬼伝説の「金鬼ペールエール」。名前が良いですよね。サッパリとしていてなお苦みが口に残ります。うん、美味い! ちなみにこのグラスでハーフサイズです。

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 おつまみはオリーブとか。 

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 それから黒豚みそとか。ビールのおつまみに味噌。この意外な組み合わせがすごい美味いです。

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 そして二杯目。えーっと、これ何だったかな? 確か長野県はヤッホーの「インドの青鬼」だったと思います。これも名前で選んだ気がします。IPAらしい味わいとコク。でも最後に飲むビールとしてはちょっと重かったかも。

 ということで、ビール三昧な夏の夜でした。あまりの暑さに少し飲み過ぎました。ビアバーは飲む前にゼロ次会でまた来たいところです。


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