酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

PENTAX Q7

 PENTAX Q7が予告通り7月5日に発売されました。これまでQマウント機としては初代QのLimited Silverバージョンを使ってきましたが、これも考えてみれば手に入れたのはわずか1年3ヶ月ほど前のことです。もうここ3年くらい使い続けていると錯覚するほど手になじんでおり、Q10は敢えて買うほどでもないかな?とスルーしたのですが、このQ7はそういうわけにはいきません。センサーサイズが1/2.3インチから1/1.7インチに大型化されたQ7は、言うなれば本来のQマウントのあるべき姿なのではないかと思います。

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 レンズにもカラーバリエーションが用意されたり、コンプリートキットなるものもあったりして、どのカラーのどのキットにすべきかだいぶ悩んだのですが、結局のところ今回のQ7の発売に際しては以下の3つの製品を発注。極々常識的でリーズナブルなところに落ち着きました。

Q7ボディ(ブラック)

 まずはQ7本体です。レンズのカラバリは無視することにしてボディのみです。色はここは敢えてブラックに。黒いカメラ買うのはとても久しぶりで、私にとっては新鮮味があるのです。以下、主に初代Qとの比較ベースでファーストインプレを書いています。

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 まずは箱です。特に変わったところはありません。中身はQ7本体、充電器、充電池、USBケーブル、ストラップ、説明書と言ったところ。ボディ本体と充電池だけ取り出して、後はそのまま箱にしまっておきます。充電器も現在使用中のQのものがありますのでそのまま流用します。

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 さてQ7ボディです。基本的なボディ構造やボタン類の配置は初代Qと変わっていませんが、細部のデザインはQ10ベースとなっています。グリップ形状はもちろん、ボディの左右緩く弧を描いていたりして、手にした感じは思ったよりも違いを感じます。外装も初代Qと違ってプラスチック製だそうですが、ボディ色がブラックないせいか、なかなか高級感があります。いや、このカメラに必ずしも高級感を求めているわけではないですが、あればあったで嬉しいものです。

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 背面も同様に初代Qとボタン配置は全く同じですが、手触りはだいぶ違います。十字キーまわりが妙に凹んでいるのはどうなんでしょう? キーの操作感は初代Qの方が良いような気がします。液晶はスペック上での変化はなく、3インチの46万画素。最近のカメラにしてはちょっと低解像度なのが残念。実際明るい場所での視認性などはどうでしょうか?追々確かめていきたいと思います。
 UIのデザインは少し異なっていますが、MENU構造は全く同じなので操作に戸惑うところは全くありません。モードダイヤルや電子ダイヤルの配置も同じ。操作感が若干固いのも変わっていません。

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 まずは01 STANDARD PRIMEを取り付けてみました。初代Qではフルサイズ換算で47mm相当のレンズでしたが、Q7では画角がやや広くなって39mm相当となります。面白そうな画角で、これ1本で対応できる範囲が広がるかもしれません。ちなみにフラッシュのポップアップ機構も変わっていません。
 電源を入れ、少し触ってみた感じでは起動がだいぶ速くなりました。液晶がブラックアウトしてる時間は長くなったように感じるのですが、初代Qは液晶点灯後に操作を受け付けない時間がかなりあったのですが、Q7ではそれがなくなりトータルでは短縮されていると思います。これは地味ながらも実使用上はかなりの改善点です。またAFの動作も少し変わったようです。特にAFポイント選択の動作はマニュアルにしろオートにしろ初代Qと全く違います。一つ一つのAFエリアがかなり小さくなり、よりピンポイントにピントを合わせられるようになっています。そしてスピードは使い込んでみないとハッキリ言えませんが、全体的に速くなっていると思います。

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 さて、レンズを02 STANDARD ZOOMに付け替えて初代QのLimited Silverと並べてみました。ここでQとQ7を2台並べてみて初めて気付いたのですが、Q7のほうが少しずつ大きいのです。仕様を調べてみても幅で4mm、厚みで2mm大きくなっています。特に厚みの差を実感として感じます。初代Qが発売される前のイベントで、プラスチック外装の方が強度を持たせるために大きくなってしまう、という話を聞いた気がしますので、そのせいなのかもしれません。
 ところで02 STANDARD ZOOMですが、このレンズとQ7の組み合わせはなかなか面白そうです。というのもワイド端が23mm相当にまで広がるのです。テレ端で開放F値がF4.5まで暗くなってしまうのは残念ですが、広角寄りの標準ズームとして使い道の幅が広がりそうです。

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 レンズを外してじっくりとセンサーサイズを比べてみました。これまでネット上で見ていた写真では今ひとつ大きさの差が分からなかったのですが、実物を見比べれば一目瞭然。Q7のほうが圧倒的に大きいです。ただ、手ぶれ補正のユニットのサイズは変わっていないらしく、このユニットサイズがQマウントに搭載可能なセンサーの限界なのかもしれません。余白がどのくらい必要なものなのか分かりませんが、あともう少し大きなセンサーも物理的には積めそうな気はします。

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 ライブビュー画面には2軸の水準器が表示されています。もちろん縦位置にも対応しています。ここも個人的にはQ7を買わねばならないと思った大きなポイントです。あと、MENUを眺めていて気づいたのですが、Q7は正式にEye-Fi対応しているようです。最近ちょっとだけ興味があるんですよね。Eye-Fiカード1枚買って試してみようかと思います。

07 MOUNT SHIELD LENS

 Q7と同時発表、同時発売されたQマウント7本目のレンズです。いや、これレンズと言っていいものかどうか...。使えるとは思っていないのですが、面白そうなので買ってみました。

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 冗談のようなレンズの割に箱は立派です。マウントキャップと同じようにビニール袋に入ってることを少し期待したのですが、ほっとしたような残念なような(A^^;

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 パンケーキもビスケットも通り越して、"マウントシールド"です。埋め込まれたレンズは単玉だそうです。もちろん絞りもAFもありません。というかMF機構すらなく、しかしパンフォーカスではないという、ある意味硬派なレンズです。フルサイズ換算で53mm相当、絞りはF9固定。ピントは30cmから2mの範囲に合うように固定されているそうです。そしてライブビューで見ていても分かるくらいに周辺は盛大に流れます。これこそ本物のトイレンズといえるのでしょう。とりあえず何を撮ればいいのかいまから悩んでいます。

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 マウント側。プラスチックなのは当然として、しっかりと電子接点が付いています。AFも絞りもないので単にレンズ情報をボディに伝えているだけなのでしょう。ちなみにベトナム製らしく、これまでのユニークレンズシリーズとは違って、PENTAXの自社工場で作っているっぽいです(真実は不明ですが)。

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 Q7ボディに付けてみました。本当にマウントシールドですね、これは。このレンズにはキャップはありませんし、フィルターも取り付けられません。

Qマウント用レンズケース O-CC1332

 もう一つQ7と同時に発注したのがこのレンズケース。こういうの欲しかったんですよね。

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 材質は合成皮革で円筒形状をしています。なかなか凝ったつくりで格好いいです。

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 ふたを開けてみるとこんな感じ。仕切り用の板が大小合わせて4枚付いています。

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 大きさ的にはこんな感じです。02 STANDARD ZOOMと06 TELEPHOTO ZOOMがちょうどそのまますっぽり入ります。フードの処置に困るかもしれませんが。その他小さなレンズだったら3本入れることも可能でしょう。うーん、私的にはあともう一つ買って全部のレンズを持ち歩けるようにしたいところです。色違いがあると良いのですが。


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 初代Qは本当に気に入ってよく使っていました。その役目は今度はQ7に移ります。1/1.7インチセンサーから得られる映像はどんなものなのか、今から楽しみです。それ次第ではK-5やK-30の出番が減ってきてしまうかもしれません。