酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

渋谷ヒカリエへ

 梅雨の晴れ間のとある日曜日、暇だったのでふと「渋谷ヒカリエに行こう!」と思い立ちました。何の脈絡もなくそう思ったのではなくて、一応行きたいところがあったからなのですが、いずれにしても渋谷は行き慣れていないわけで、長年東京に住んでいても滅多に足を踏み入れることのないアウェイの地です。とりあえず地下鉄に乗って渋谷駅まではたどり着いたものの、駅のホームに降り立った瞬間からどっちへ行って良いか分かりません。案内表示やiPhoneを頼りに、遠回りをしたかもしれないけれども何とかヒカリエ前に到着しました。

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PENTAX Q, 03 FISHEYE, 1/3200sec, F5.6, ISO250, 極彩
 振り向けば背後には東急東横線の旧渋谷駅が見えました。セルリアンタワーは見えますが、この一帯は古くて背の低い建物ばかり。なるほど、ここが渋谷再開発の中心地というわけですね。

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PENTAX Q, 03 FISHEYE, 1/1000sec, F5.6, ISO250, AWB
 ヒカリエを見上げてみましたが、近すぎてビルの全貌がよく分かりません。とりあえず凸凹した変な形をしていることは分かります。さて中に入ってみましょう。

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PENTAX Q, 03 FISHEYE, 1/30sec, F5.6, ISO640, ハードモノクローム
 エントランスにある吹き抜けのエスカレーター。とりあえず4階まで行けます。ここまではまだ建物の中ではありません。

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PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM, 1/50sec, F5.6, ISO640, ハードモノクローム
 メインのフロアに入るとそこは普通のショッピングモールというか、デパートって言う感じ。ソラマチもそうですが、なんでこんなに通路が狭いの?って言うくらいぎゅうぎゅうで混んでいます。エスカレータを乗り継いで8階までやってきました。ここは「8/」と名付けられたフロアで、ちょっと変わっています。スペースもゆったり贅沢に使われていて広々。

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PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM, 1/10sec, F5.6, ISO1600, ハードモノクローム
 開けた場所から奥の方へと続く細い通路を進んでいきます。自然光と室内照明のコントラストが面白くて、つい「ハードモノクローム」を多用してしまいました。

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 今日の目的地はここです。コクヨが運営するクリエイティブラウンジ「MOV」と呼ばれるスペースの一角。貸しスモールオフィスとでも言えば良いのでしょうか? その一室にニフティが運営するデイリーポータルZの編集部がありまして、そこでこの週末は写真展をやっていました。慣れない渋谷までやってきた理由はこの写真展を見るためです。

 写真展のタイトルは「インド」。ストレートにそのものずばりです。写真を撮ったのはデイリーポータルZ編集部の安藤昌教さんです。つまり、写真を生業にしているプロの方ではありません。しかしとても良い写真を撮る方で、以前やっていたブログは定期巡回していました。

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PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM, 1/30sec, F5.6, ISO1600, AWB
 写真展と言ってもオフィススペースを利用した、手作り感あふれるこぢんまりとしたものです。プリントも概ねA4〜A3位のサイズでしょうか。何やらPCに向かっているのが安藤さん。インドは好きで昔からよく行ってたそうで、あるいはデイリーポータルZの取材でも何度か行かれています。今回の写真はそれらばらばらの時期に撮ったものだそうです。

 この告知ページに何枚かサンプルが載っていますが、これを見て見に行きたくなったのです。そして現地に並んでいた写真は期待に違わないものばかりでした。インドの街角を写し撮ったスナップが主で、なんというか決して綺麗で美しいものばかりが写ってるわけではないけれども、柔らかい優しい雰囲気の写真ばかりです。ブレていたりして緊張感があるはずのカットでさえそう感じます。見たこともない街の遠くの出来事でありながら、リアリティを感じるし、やっぱり写真の王道は「人」であり「スナップ」なのかなぁ、とすぐに影響を受けてしまいました。

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PENTAX Q, 03 FISHEYE, 1/30sec, F5.6, ISO1000, AWB
 反対側の壁にはプロジェクターでスライドショーが映し出されていました。それなりに照明がある中での投影なのでコントラストが下がってしまいますが、それがまた安藤さんのインドの写真の雰囲気に合っています。ちなみに壁と天井の隅にあるニフティロゴはこの記事のやつですね。

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PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM, 1/40sec, F5.6, ISO1600, AWB
 端に寄せられたテーブルの上にはカメラが並んでいました。手前からライカM4、なぜかニコンの幅広ストラップが付いた安原一式、レンズスイング式パノラマカメラのHORIZON、そして一番奥がシグマのDP2xかな? なかなか変わったカメラのラインナップです。魚眼を付けたPENTAX Qも変わり種度で言えばギリギリ対抗できるかも。ということで少しだけカメラ談義もさせてもらいました。

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PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM, 1/60sec, F5.6, ISO1600, AWB
 棚の上にはなにやらこれも見覚えのある物体が。鳥のぬいぐるみの方はこれで、インドっぽい方はこれですね。

 ということで、目的の写真展を見ることができ、もう思い残すことはありません。落ち着かないので渋谷から脱出することにしましょう。

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PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM, 1/160sec, F5.6, ISO125, ハードモノクローム
 ヒカリエから渋谷駅方面を見ると、いかにも増改築を重ねたかのような雑然としたビルの様子。右上にぽっかり空いた黒い穴は銀座線の渋谷駅です。そういえば銀座線の駅ホームも大移動する計画なんですよね。そのための工事がすでに始まっていました。というか下に移ってる橋脚はその新しい駅のためのものと思われます。

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PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM, 1/1250sec, F4, ISO250, AWB
 こんな感じで絶賛大工事中、この辺の風景も急速に変わっていくようです。あるいは新宿駅に続いて渋谷駅も第二の「東京のサグラダファミリア」になるのでしょうか。(東京駅もその気配がありますので「第三の」かも)

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PENTAX Q, 03 FISHEYE, 1/320sec, F5.6, ISO250, 極彩
 帰りは外に出ることなく連絡通路を通ります。なるほど、これが一番の近道... というかここを通れば駅はすぐだったのね。しかしこの連絡橋も途中で唐突に仮設の橋に変わってしまいます。そこから先は工事区域ってことなのでしょう。

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PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM, 1/400sec, F5.0, ISO125, AWB
 雑然とした古い渋谷駅と工事現場に対して、一足先に完成したヒカリエと途中まで出来ている連絡橋の外観は整然としてます。いや、最初の方の写真にあるとおり、ヒカリエのビルの外観自体はまるで工事中であるかのように凸凹で雑然としてるのですが。

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PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM, 1/100sec, F2.8, ISO250, AWB
 やってきた銀座線の車両は導入が始まったばかりの最新型でした。さらば渋谷!


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