酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

iMacのある生活

 やや大げさなタイトルをつけましたが、本格的にiMacを使い始めて約3週間が過ぎました。色々試行錯誤しながらもおおよそ快適な環境に落ち着きつつあります。あらかじめ分かっていたことですが、TV録画&視聴を除いて、いままでWindows7で出来ていたことは、当たり前のようにすべて出来ます。思っていたよりはあっという間に慣れてしまって、むしろすぐに飽きるのを恐れているくらいです。

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 そう言う意味では、Macになって変わったことというのは特になくて、良くも悪くも「新しいパソコン」以上でも以下でもないというのが、実際のところかも知れません。
 そんなこんなで、以下とりとめないですがiMacを使い初めて感じたことをまとめた感想文です。

ハードウェア

 と言っても、iMacはディスプレイ一体型のほぼ完成品なので特にハードウェア的にいじるところはありません。以前エントリーしたように、メモリーをフルの32GBまで増設し、バックアップ用にUSB3.0の外付けハードディスクを付け加えただけ。Apple純正ではありませんが、ポータブルのCD/DVDドライブも一応買いました。

 キーボードとマウスは何も考えずにiMacの標準添付品です。どちらもBluetooth接続のコードレス。机の上がとてもスッキリしました。

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 マウスは重量があってクリック感も良好。スクロール等のマルチタッチの操作性もなかなか気に入りました。ただし、やはりWindows時代の癖が残っているので、右クリックを有効にして使っています。

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 キーボードはテンキー無しのJISタイプ。小さくて軽いのは良いですが、キータッチはイマイチ。それによく言われているように左下の一等地にあるCAPSボタンは邪魔で仕方ありません。で、これまた昔の癖に合わせるために、上段の特殊キーはファンクションキー(F1とかF2とか)を優先に変更しました。

 新しいiMacの筐体デザインはなかなか特徴的なのですが実使用上は正面を見てるだけなのであまり関係がありません。

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 しかしやや問題なのは、拡張ポート類がすべて背面にあることです。LANは刺したり抜いたりしないものなので良いとして、USBはHDDなど固定で使用するものの他に、USBメモリースティックなど、抜き差ししたい場合もあります。ヘッドホン端子も同様。Thunderboltは使っていないので分かりません。
 決定的に不便なのはSDXCカードスロットです。デジカメのデータ吸い上げに頻繁に使うわけで、これはちょっと不便。今のところ、裏に手を回して手探りで抜き差ししています。意外に何とかなってしまうものです。

 むしろ問題なのは、ディスプレイのチルトが軽くてすぐに動いてしまうこと。それにスタンドにゴム足もついていないので、下手したら本体ごと回転してしまう場合もあります。軽くて扱いやすいのは良いことなのですが。

ソフトウェア

 常用アプリは実はそれほど多くありません。一番必要なのは写真管理&編集用のAdobe Lightroomくらい。これは従来のライセンスのままMac版に移行させました。アプリ自体は同じものなのでI/Fは同じです。

 そしてMacを使い始めてからようやくiCloudの便利さがわかってきました。今まではiPhoenのバックアップにしか使っていなかったのですが、カレンダーやフォトストリームの同期など、積極的に使うようにしています。

 日本語入力はATOKに。定額制のATOK Passportに入っているので、そのままMac版へ移行できました。

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 今のところ一番悩んでいるのがWEBブラウザーです。これも今まで通りFirefoxで、と思っていたのですが、いざ使ってみると色々気になるところが出てきました。例えば、WEBサイト(例えばFacebook)によっては時折スクロールが異常に重たくなると言うのが一つ、そしてもう一つは決定的で、Firefoxを通じて表示される写真の色味が変わって見えること。いずれも原因はよく分かりません。
 なのでWEBブラウザはApple純正のSafariに移行しようと現在試験運用中です。SafariはUIがどうも気に入らないのですが、実際の表示品質には変えられません。さすが純正とあって安定しています。
 メールは標準アプリのまま。過去ログの移行もやればできるようですが、やっていません。その他、Twitterクライアントの夜フクロウとか、2チャンネルブラウザのV2Cとか、テキストエディタのmiとか、メディアプレーヤーのVLC Playerとか、あまり使っていないけれども一応EvernoteやMicrosoft Officeなどなどインストールしてみました。

Windows環境

 録画サーバー化したWindows7機へのアクセスはネットワーク共有と、リモートデスクトップで運用中。Windows7機はIPアドレスを固定し、WakeOnLanで本体に触ることなく起動できるようにしました。
 これで運用上特に問題はありませんが、ギガビットEtherとは言え、やはりリモートデスクトップで動画を見るのは厳しく、ライブ試聴は残念な感じです。これについてはちょっと要検討です。

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 WakeOnLanでWindows7機のMacアドレスとIPアドレス(自動で検索も可能)を指定して、”Wake Me"を押すとマジックパケットが送信され、対象のPCが起動します。それからRemote Desktop for MacでWindows7機のIPアドレスを指定してログインすることができます。

 それとは別にPallarels8による仮想マシンも一応用意しました。ゲストOSはWindwos7でも良かったのですが、せっかくなので(?) ここは一つWindows8にしてみました。DSP版は仮想マシンでの使用も許可されているとのことですので。ちなみに値段重視で非Proの32bit版です。今でも1万円以下で買えます。

 Parallels8はコヒーレンスモードで使用すると、仮想マシンの存在を意識させず、Windowsアプリをまるでネイティブで動かしてるかのようにすることが出来ますが、メニューバーやDockにWindowsアプリのアイコンが追加されたりして鬱陶しいので、MacとWindows間のアプリ共有はすべてオフし、仮想マシン自体を一つのアプリとしてウィンドウ内で実行するようにしています。

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 仮想環境上のWindows8とリモート接続のWindows7にログインした状態。Windows7の方は画面表示の負荷を減らすためにクラシック表示にしています。テレビのライブ試聴もなんとか可能。

 目下の懸案事項は動画のエンコードソフト。Mac用ではこれといったものが見つかりません。なので、今のところ仮想マシン上に従来使っていたエンコードソフトを入れて使っています。GPUのアクセラレーションが使えないので時間がかかってしまいますが。

ディスプレイ

 何はともあれ期待していたのが27インチでWQHD(2560x1440pixel)のモニターです。広大なデスクトップは何よりも正義です。特にキャリブレーションはしていませんが、工場出荷時にsRGBにぴったりと調整されているというこのIPSパネルは、色味もコントラストも私の目には十分。この辺はMacBook Airとは明らかに質が違います。

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 心配していた表面への映り込みは全く気になりません。このLate 2012モデルから液晶パネルと表面ガラスの処理が変わったそうで、グレアタイプながらも映り込みが相当減ったとのことです。オフィスのような照明の明るいところで使うとどうだかわかりませんが、自宅の一般的な照明下(我が家の場合は天井の蛍光灯+机上のローカルな蛍光灯)ではまったく問題ありません。

 ただでさえ16:9で横長すぎるアスペクト比なところへ、Dockを画面下に表示したままにすると、アプリのウィンドウがさらに横長になってしまうので、Dockは左端へ移動しました。ブラウザなどちょうど見やすいサイズにウィンドウを調整すると、丸々画面半分が余ります。別のアプリを立ち上げるも良し、ブラウザウィンドウをもう一つ開くも良し。この広大な画面は上に貼ったの様々なスクリーンショットからもおわかりいただけると思います。

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 そして写真編集のLightroomは広大な画面を贅沢に使えます。1:1に拡大しても、かなりの範囲が見渡せるのです。とにかく何をするにも作業効率と使い心地が抜群に良くなりました。

 これを一度体験すると、これ以下の解像度は使う気になりません(自慢(A^^;)

パフォーマンス

 さて、CPUも現時点で選べる最上位、メモリも山ほど積んで、ドライブもSSD+HDDのフュージョンドライブにしました。GPUだけは特にゲーム等はしないので標準のまま。とは言えIntelの内蔵グラフィクスではなく、GeForce GX675Mにビデオメモリーは1GBとなっています。なのでパフォーマンス面で現在は不安はないはずなのですが、意外なくらいにパフォーマンスに関しては何も感じません。つまり、速くも遅くもないと。ストレスを一切感じないという点に注目すれば、十分すぎるほど速いと言うことなのでしょう。
 今まで使っていたWindows7機も3.2GHzの6コアCPU+SSDという組み合わせで十分なパフォーマンスがあったのでこのあたりの印象は当然なのかも。

DiskSpeedTest_1
 システム全体のベンチマークはやっていないのですが、とりあえずドライブのスピードテストをしてみました。まずは3TBのフュージョンドライブですが、リードで400MB/sec、ライトでも300MB/sec越えというスピードをたたき出しました。素晴らしい!
 このテスト結果はほとんどSSD領域で行われていると思いますが、実際ほとんどの場合SSDと体感速度は変わらず、HDDの存在を感じません。ただ、今後使い込んでくるとどうなるでしょうか? SSDから溢れた部分に当たる確率が上がるのか、あるいは最適化が進んでますます快適になるのか?

DiskSpeedTest_2
 ついでにバックアップ用に接続しているMy Book Studio 3.0TBの計測も行ってみました。iMacのUSB3.0ポートに直接つなげています。Windows機でやった時よりもやや数字は控えめですが、いずれも120MB/sec越えと純HDDとしては十分すぎるスピードです。

まとめ

 とりあえず今のところハングアップしたとかそういうトラブルらしいトラブルは全くないのですが、時折SDカードが読めないことがあります。どうやら書き込みをした機器(=カメラ)に依存するようで、今のところPENTAXのカメラで使ったカードはOK。FUJIFILMのカメラの場合駄目なことが多いように感じています。が、この辺はまだ調査中でよくわかっていません。

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 ということで、はっと気がつけばApple製品に包囲されていました。iPadがありませんが。少し前まではこんなことになるとは思っていませんでした(A^^; 全体的にiMac 27インチは至って快適です。デスクトップは最近はあまり人気がないのかもしれませんが、私にとってはこのiMac 27インチは現時点でほぼベストな機種だったと思います。タイミングもちょうど良かったですし。(そういえばiMacの納期はいつのまにかほぼ即日に短縮されています)

 いずれにしても私のように長年Windowsしか触ってきていない人でも、Macへの移行は非常に有力な選択肢になると思います。Windows8にモヤモヤしたものを感じているなら、是非乗り換えをおすすめします。