酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

スキー場で使うカメラ

 スキーに行くときに欠かせない道具の一つがカメラです。スキー場の風景は作られたものとは言え、非日常のものなので、何の代わり映えもしない雪景色ばかりだったりするのに、なぜか未だに何枚も写真を撮ってしまいます。そこで問題になるのはどんなカメラを持って行くか? 写真がメインなら一眼レフもありなのですが、一応私的には滑るのが主目的で写真はおまけなので、やはり軽くて小さなコンパクトカメラに限られます。

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 ですがもちろんスキー場はカメラにとっては非常に過酷な条件です。気温は低いし雪まみれになる可能性も高いし、転べばショックを与えることにもなります。一方でスキー場は雪景色なために、純粋に綺麗な「写真」を撮ると言う意味においてもとても難しい条件です。これまで色々なカメラを使ってみましたが、いまだこれという一台には巡り会えていません。

 とりあえず今シーズンスキー場に持って行ったのは上の写真にある2台です。富士フイルムのFinePix F600EXRとペンタックスのOptio W90。どちらもスキー場で使うには一長一短なのです。

FinPix F600EXR

 まずはF600EXR。このカメラは元々スキー用に買ったわけではありません。ですが、撮れる絵の安定性が素晴らしいのです。特に悪天候の雪景色みたいな、コントラストの低い難しいシーンでも、それなりに写ってくれます。GPS記録が出来るのも個人的にはとても気に入っています。

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 例えばこういう状態とか。写真を撮る意味があるかどうかは別にして、結構見たままの風景が写ります。周辺光量低下がちょっとありますが、このシーンでこれなら優秀な方でしょう。当たり前のようでいてこういうシーンできっちりと「真っ白だ!」ということがわかる景色が写るコンパクトカメラは少ない気がします。

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 もちろん晴れていれば文句なし。

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 高感度性能も良いのでナイターだってこなしてくれます。

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 しかし問題はやはり防水仕様ではない普通のカメラであること。雪が降っていれば雪まみれになり、やがてそれは水浸しになります。休憩で暖かいレストランに入れば、途端にレンズは曇り、結露してきます。とりあえず壊れてはいませんが、カメラに良いわけはありません。寿命を縮めるのは確実でしょう。

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 そして今回のニセコで、とうとうセンサー面にゴミが付いてしまいました。スキー場で使ったせいかどうかは分かりませんが、こうなってしまうとコンパクトカメラはもう使えなくなってしまいます。

 ということで、良いカメラなのですがやはりスキー中に雪がかからないように気を遣ったり、グローブのまま操作するのが難しいとか色々あって、この手の普通のカメラはやっぱりスキー中に使うには無理があるかな?と思います。

Optio W90

 普通に考えればスキー場で使うならば防水機能付きのカメラがぴったりです。各メーカー1機種は防水機をラインアップしていて色々選べます。私がW90を買ったのは2年ほど前。もちろんスキー場で写真を撮るために買いました。

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 晴れていれば写りは問題ないのですが...

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 天候が悪化すると途端にこんなことになったりします。薄暗いのはともかく激しくマゼンダかぶり。

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 かと思えば別のシーンでビックリするくらいの青かぶり。多少は補正すればイイやと諦められますが、ここまでひどいとガックリきます。いえ、最近の高性能な画像調整ソフトを使えばそれなりに補正可能ですけど。
 それにしてもこのホワイトバランスの暴れっぷりは何とかならないものでしょうか?悪天候とは言え、一応日中の屋外なのに。

 でも防塵防滴で耐衝撃も考えられているので、スキー場での扱いは極めて楽ちん。レンズの沈胴やズームに伴う可動部もないので安心ですし、結露することもありません。しかし、撮れる写真にイマイチ信頼が置けないのです。高感度にも弱いので昼間のゲレンデ意外ではかなり厳しいことになります。また電池容量も非常に心許なく、朝から使っているとお昼には電池残量警告が灯ります。冷えているせいもあるとは思うのですが。

 ということで、元来スキー向きのカメラでありながら、スキー旅行中はすべてこれ一台で済まないところが苦しいところです。

次の一台

 ということで、残念ながらこの2台は今シーズン限りでお役御免とし、来シーズンに向けてスキー用のカメラを買い換えようと思っています。

 そこで今のところ目を付けているのが↓これです。
PENTAX 防水デジタルカメラ PENTAX WG-3GPS グリーン 1cmマクロ マクロスタンド付属 電子コンパス サブLCD Qi規格 PENTAX WG-3GPSGR
 懲りずにペンタックス・リコーのWシリーズ。先日のCP+で発表されたばかりの最新機種。WG-3 GPSです。

 防水、耐寒、耐衝撃はもちろん、GPSも内蔵されていますし、機能的には完璧。あとはやはり防水機となると「画質」が心配なわけですが、そこは根拠はないもののF2.0と明るくなったレンズに惹かれるものがあります。それにペンタックスのこのシリーズとしては初めてセンサーシフト式の機械的な手ぶれ補正が入っています。レンズが明るければ高感度性能がもしそれなりでもカバーできるわけで、手ぶれ補正等々含め、その他2年分のセンサーと画像処理エンジンの進化に賭けてみようかと思うわけです。

 防水カメラは各社CP+の頃に発表し、春前に発売になるので実はスキーシーズンには合っていません。発売されて値段が落ち着いた頃に来シーズンに向けて手に入れようかと思っています。