酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ニセコ 2013 (4日目)

 3日目からの続きです。毎日同じようなエントリーが続いていますが、これが最後です。前夜決めたとおりに早朝にぱっちりと目が覚めました。チェックアウトやなにやら準備をして、ゲレンデにたどり着いたのはゴンドラが運航を開始したばかりのちょうど8時半。今日は珍しく予定通りに進行。これからお昼まできっちり半日滑れます。

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 さて、その最終日の天気はと言えば... 雪!待望の雪がやっと降りました。昨日まではアスファルトが露出していた道路も、雪がすっかり落ちていた木々も真っ白。視界も真っ白です。うーむ、せめてあと1日早ければと思わずにはいられませんが、半日この雪を楽しまなくては!

粉雪

 ゴンドラに乗ってさっそく花園に行こうとしたのですが、残念なことに連絡路が閉鎖されていました。花園側からヒラフへ戻るために必要なリフトが風のために運行できず、行ったは良いが帰ってこらなくなるためだそうです。仕方がありません。

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 ゴンドラよりも上、スインギング・モンキー脇の急斜面は膝下くらいのフカフカの新雪で素晴らしい状態でした。圧雪後に相当新雪が降り積もり、今日の午前中はどこもかしこも同じ状態と思われます。ストロベリーやブルーベリーが滑れないのは残念ですが、これはこれでパウダーランが楽しめます。

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 もちろん普通のコース以外に、ヒラフエリアにも非圧雪コースがあります。その一つが「粉雪」と名付けられたゴンドラ下のコース。新雪がないときは怖くて到底踏み込む気になれない凸凹の急斜面です。でも今日なら行けるはず。

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 それでも最初は怖々と慎重に2~3ターンしてみました。バフッという新雪の感触がスキーから伝わってきます。これは行けるぞ!と嬉々として飛び出します!

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 ・・・と、調子に乗っていたら大クラッシュ。昨日までの固くて古い雪の上に新雪が積もってる状態なので、思いがけないところで底つきしてはじき飛ばされてしまいました。新雪だから痛くもないしヘルメットもしています。でもスキーは外れてバラバラ。1本はすぐに見つかったものの、もう1本は姿が見当たりません。柔らかくて深い雪の中に埋まってしまったのかも。これはまずい・・・と焦っていたら、チラッと赤いものが視界に入りました。近寄って見たら、私のスキーのテールがちょこっとだけ顔を出していました。あ~、良かった。

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 そのあとは慎重に滑り降りていきます。最大斜度は37°、長さはたったの500m弱。いやしかしどうしてどうして、ある意味ストロベリーよりもよほど滑り応えがあります。足はガクガクに、息は上がってしまうのですが、楽しいことこの上ありません。

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 と言うことで2本目。今度はソールサイズが同じ友人の板を借りてみました。ATOMICのBLOGというファットスキーで、ロッカー形状ながらもキャンバーもちゃんとあります。長さも太さも私のKIKUより少しずつ大きいのです。過去にも何度か借りたことあるのですが、これがまた滑りやすい! やっぱりパウダーランにとって太さと長さは何よりも重要だと感じます。

休憩

 さて、時間はそれほど経っていませんが、粉雪でだいぶ体力を消耗したので休憩です。

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 ヒラフゴンドラの脇に昨年から新たに出来た新しいスキーセンターでお茶とケーキを頂きました。ゲレ食レベルを超えた本格派です。疲れた身体に甘いものは効きます。

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 この日は山頂付近のリフトが強風のために全滅で、ニセコの各エリア間移動が出来なくなったためか、ゴンドラがいつになく混雑していました。待ち行列は見たことない長さに。でも、昨年に新しくなったヒラフゴンドラは輸送能力がだいぶ上がっているので、待ち時間は10分ほどです。とは言え、何本も乗る気にはなりません。

新開拓

 なので、どこかがっつり時間をかけて滑れるところへ行ってみることに。グランヒラフのゲレンデの中で、今まで一度も足を踏み入れてないコースがあるのを思い出しました。

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 それはブラックダイヤモンドマークが付いた「見晴らし」と言う名のコース。ゴンドラを下りたら右手方面へ少しハイクアップしないとたどり着けません。このあたりは麓と比べても風が強く、横殴りの吹雪状態でした。その中をわずか100mもあるかないか程度だと思いますが、スキーを担いで雪の道なき道を上っていきます。

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 そしてスタート地点に到着。しかし一緒に登ってきた周囲の人々は、それぞれバラバラな方向へと滑って行ってしまいます。どうやら高い確率で管理区域外へと出て行く人がいるようです。こんな天気ですし知らないエリアへ入っていくことは出来ません。コースはどっち?と迷いながら、なんとか管理区域内であることを示す、オレンジ色のポールを見つけました。

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 コースとは言えそこはもちろん非圧雪の急斜面。誰でも気軽にやってこられないところだけに空いてるかと思ったのですが、意外にたくさんの人が滑っていました。それなりに人気コースなのでしょう。

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 天然の巨大ハーフパイプのような形状の斜面。斜度は思ったほど感じませんでしたが、なかなか難しいです。でも、ここもやっぱり新雪が降った直後は素晴らしい状況と思われます。

さらばニセコ

 花園へ行けなかったのは残念でしたが、ヒラフも未知の世界がたくさんあって、あっという間に半日は過ぎてしまいました。

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 初日には羊蹄山が綺麗に見えたポイントも今日は一面真っ白です。雪はお昼になって相変わらず降り続けていて、このままなら明日はさらに素晴らしいコンディション間違いなし。でも天気相手、自然相手のことですから仕方ありません、今年は我々の負けです。

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 宿泊したコンドミニアムに戻って荷物をまとめ宅配便へ。普通にホテルに泊まった場合と違うのは、お風呂には入れないことくらいですが、まぁ仕方ありません。ちなみに宿泊客は出会った限り、私たち以外はすべて外国人でした。長期滞在型なので特にそうなのでしょう。

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 千歳空港行きのバスは道中ずっと雪だったために少し遅れました。車窓から見える風景は一面の雪で平原でとても幻想的。こういう風景は北海道ならではだと思います。

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 空港に着いたら出発までの間に少し早めの夕食を食べました。例年は海鮮丼系を食べるのですが、今回はニセコでもアレを食べてないよね、ということでジンギスカンへ直行。特上の生ラムを頂きました。これで思い残すことはありません。

 ということで、今年のニセコツアーは以上です。ニセコはいつも天気との戦いです。今年はがっつり滑ることは出来ましたが、期待したコンディションではありませんでした。また来年に賭けたいと思います!


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