酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ニセコ 2013 (2日目)

 1日目からの続きです。昨夜寝る前に予定していた起床時間からまるまる1時間遅れでやっと起き出すことができました。泊まりスキーならではの贅沢な時間(^^; コンドミニアムなので朝食も自炊です。というか、昨夜のうちに買っておいたパンやヨーグルトを食べるだけ。ホテルの豪華な朝食バイキングを楽しむよりは時間はかかりません。結局9時半前にはヒラフゴンドラに乗っていました。

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 天候はほとんど昨日の日中と変わらず。残念ながら夜の間にも新雪は全く降っていないようです。風は少しだけ吹いてますが、まだまだ穏やかと言える範囲。ガスは心持ち濃くなっているようです。

 ゲレンデのコンディションは良くも悪くもなっていないだろうと分かっていましたが、とりあえず真っ先に花園を目指します。

ファットスキー率

 ニセコはゲレンデの様子が他のスキー場とはかなり違っている点がいくつかあります。その一つがファットスキー率が異常に高いこと。

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 私が履いているのはVOLKLのKIKU 2011モデルです。ニセコでパウダーの世界に触れたために初めて買ったファットスキーです。言うなればニセコを滑るために買った板。センター幅は106mmと今となっては細いと思えてしまいます。フルロッカーという他にはなかなかない特徴を持った板で、手こずる場面も多いですが、新雪がたっぷり降ったあとの柔らかい深雪を滑ったときの感覚は病みつきになるほど素晴らしいです。今年で3シーズン目ですが、多分ニセコをこの板で滑るのは今年が最後でしょう...(^^;。

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 ファットスキー率の高さはHANAZONO 308などのレストラン前のラックを見れば明らか。私のKIKUなど霞んでしまうくらい、見事なファットスキーが並んでいます。

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 ファットスキーと同時に、外国人率とヘルメット率も非常に高いのですが、この3つが関連してるような気がします。ちなみにこの写真は花園第1クワッドリフト脇にあるHANA1カフェ周辺の様子。ここに写ってるスキーヤー&ボーダーは全員外国人(その多くはオージーのはず)です。

ストロベリー&ブルーベリー&無名のコース

 さて、花園にやってきてまず向かうのはストロベリーゲート。ただし、花園エリアでツリーランが楽しめるのはここだけではありません。

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 ストロベリーのコンディションは昨日とほぼ変わらず。新雪はないものの積雪はたっぷり。カチコチには固まっておらず、コブコブでもありません。こういう状態は本当に難しいです。ゼーゼーハーハー言いながらやっとの思いで滑り降ります。もちろんとても楽しいのです。

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 決まったラインなんかないはずなのに、なぜか何度滑っても見覚えのあるところに出てしまいます。この切り株の脇はさっきもすり抜けたな... とか、このジャンプ台はさっきも危うく乗り上げかかったな... とかとか。スタートポイントを変えたりして、何とか新しいコースを辿ろうと思ってるのに。

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 この状況ではストロベリーばかり滑っていても飽きてくるので、もう一つの比較的安全なツリーランエリアに移動してみました。それがブルーベリーと呼ばれるコース。ストロベリーはゲートがついた管理区域外ですが、ブルーベリーはコースマップにも記載された(ただしブラックダイヤモンド)れっきとしたコース内扱い。なので、ゲレンデ上の看板にもその名が記載されています。入り口にはゲートもありません。というか、むしろここがコースだなんて普通は気付かないと思います。

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 でも、中に入ってみればストロベリーとどう違うのか分かりません。むしろ木立の間隔は狭く、より難しくなってるような気もします。なぜここはコース内扱いなのでしょう?

 過去にも何度かブルーベリーは滑ってみたことがあるのですが、どうも今ひとつ楽しめませんでした。しかし、今回は雪の状態があまり良くないのになぜか「これは!」とピンとくる瞬間がありました。うん、やっぱりここも楽しい! と思えたのは私が成長したのかも。
 全体に距離は短いし、幅も狭いですが、やはりこのコースもパウダー状態になったら、もっともっと素晴らしく楽しめることでしょう。

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 花園エリアのコース脇には他にもツリーラン出来るエリアがあります。その一つ、無名のコース(名前を知らないだけかも)は素晴らしい状態でした。新雪ではないですがそれほど荒れてはおらず、フカフカの雪が楽しめます。そんな雪面はずっと先へ先へ、森の奥へと広がっていましたが、何があるのか知らない管理区域外はとても危険なので、残念ながらコースが見えるうちに戻りました。さらに未知の世界へ踏み出すのは、いつかガイドさんをお願いして教えてもらってからにしようと思います。

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 その後もストロベリーとブルーベリーを行ったり来たり。コンディションはイマイチと言いながらも、なぜかもう一回行ってみたくなります。何か新しい発見があるかも知れない。横になって切り返しながらしか滑れなかったところで、縦に綺麗にターンを切れるかも知れない... と期待しながら。

超濃霧

 結局この日はずっと花園エリアで過ごしました。ハッと気がつけばグランヒラフへ戻る時間。午後4時前にはリフトに乗らないと、バスで帰る羽目になります。

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 いつの間にかガスが濃くなってきたようです。ヒラフ方面へは花園第2クワッドから戻れるのですが、少し時間が合ったので第3クワッドにも乗って、山頂へ近づいてみることにしました。

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 花園第3クワッドを降りると、そこは何とこんな状態。何も見えません。ヒラフ方面は右の方... とは分かっているのですが、実際どこがコースなのか分かりません。その横を外人と思われるボーダーが迷うことなく滑っていきます。彼らについて行こうと思ったものの、もしかしたらどこか管理区域外へ出ようとしてる人たちかも? という疑惑が芽生え、他人についていくのもまずい気がしてきました。

 何とかコースを示すオレンジ色のポールと、ナイター用の照明、そしてリフトの支柱のうっすらとした影を探しながらゆっくりと滑って降りてきました。急斜面のツリーランよりもよほどドキドキしました。

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 「二壁」と呼ばれるヒラフ最後の急斜面にようやくたどり着きました。その向こうには夕暮れのヒラフの町並みが見えています。疲れた足腰とフルロッカーなファットスキーに、荒れた急斜面はかなり厳しいですが、視界があるだけマシです。

 ということで、イマイチなコンディションなりに丸々一日楽しく滑りきりました。

BAR THE ICE

 部屋に戻って一休みしたら今宵もヒラフの街に繰り出します。まずは昨夜も存在を確認してあったIce Barへ。

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 実はこのICE BARを訪れるのは2年ぶり2回目です。昨年は3月下旬だったので営業終了したあとで、その残骸だけ眺めて帰ってきました。今年はハイシーズンまっただ中。もちろん営業していました。入り口が小さな穴になっていて、這いつくばらないとは入れません。

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 中はこんな状態。かなり本格的なICE BARです。お酒を売っているカウンターバーのさらに奥に小さな部屋がいくつかありますが、そんなに大勢は入れません。

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 小さなショットグラスで飲む、甘くて美味しいオリジナルのカクテルが数種類にウォッカ入りのビールもあります。いずれにしてもかなり強いお酒ばかり。でも、凍えるような寒さの中で飲むと、それほど酔いを感じません。お花見理論ってやつですかね(^^;

Bang Bang

 さて、ICE BARで下地を整えたあとは、いよいよ夕食です。今宵は昨年も訪れたお店。とても美味しかった記憶があるので、今年もリピートしてみました。

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 まずはお刺身盛り。ホタテ、サバ、トキシラズなどなど。

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 そして厚岸産の生牡蠣! 素晴らしい美味しさ!

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 ザンギも大粒で美味いです。今まで食べたザンギの中では一番。

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 そしてニセコに来ると飲みたくなるのがジャガイモ焼酎。これが美味いんですよね。

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 ということで、二日目も無事に終了。翌日は気温が上がるとの予報。でも、お昼以降には雪マークがついています。明日こそ降ってくれ!と念じながら眠りにつきました。

 (3日目)に続く


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