酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

城南島の残照

 先日のエントリー用に夕焼けB787の写真を眺めていたところ、ふと思い立って久しぶりに城南島海浜公園に行ってきました。人工砂浜やキャンプ場、バーベキュー場などがあって、羽田空港のすぐそば。真冬の快晴の夕方なら、海と船と飛行機と夕焼け(と運が良ければ野良猫も)がいっぺんに見られます。もちろん写真も撮れます。

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JAL, B777-246, JA772J / PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F8, 1/640sec, ISO200, -0.3EV, AWB
 ということで、K-30の望遠&動体撮影試験も兼ねて、雲一つないとある快晴の休日、午後遅くなってから車に乗って出かけてきました。

 カメラはPENTAX K-30。レンズはDA★60-250mmF4ED [IF] SDMです。ちょっと思うところあって、最近はSIGMA 50-500mmを使わないことにしています。それに加えてPENTAX Qも持ち出しました。06 TELEPHOTO ZOOMならフルサイズ換算250mmまで行けるので、旅客機程度なら撮れるかも知れません。

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PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F4, 1/2000sec, ISO200, -0.3EV, AWB
 暖かい季節なら多くの人で賑わうこの公園も、海風が吹きすさぶ真冬は人もまばらです。でも海は夏よりもいっそう青く見えます。空が青いからでしょうか? 見るだけなら東京湾もそれほど捨てたもんではありません。

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ANA, B737-781W, JA17AN / PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F5.6, 1/640sec, ISO200, -0.3EV, AWB
 B滑走路への着陸進入機は人工砂浜の頭の上すぐ近くをかすめていくのですが、北風が吹くこの季節は、B滑走路が運用されることはほとんどありません。
 着陸はAまたはC滑走路の南側から、離陸は西行きがD滑走路から東京湾へ向けて、北行きがC滑走路から北、つまり城南島海浜公園方面へ飛んできます。ただし、離陸機なので高度が高く、遠い上に飛行機のお腹しか見えなくなりがちです。

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JAL, B777-246, JA772J / PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F5.6, 1/640sec, ISO200, -0.3EV, AWB
 また、C滑走路を北に向けて離陸してくる機体は、午後になると完全に逆光となります。しかし日が傾いた夕方は、日の光が機体に反射して残照のようになり、とても綺麗なのです。

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PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F5.6, 1/800sec, ISO200, -0.3EV, AWB
 公園の主、野良猫たちも海沿いの岩場で海風に吹かれ、流木に囲まれながらひなたぼっこ中。日が沈んだところでいそいそとどこかへ引き上げていきました。

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ADO, B767-381, JA8358 / PENTAX Q, 06 TELEPHOTO ZOOM, F4.5, 1/500sec, ISO250, AWB
 今回はQ + 06 TELEPHOTO ZOOMで飛行機撮りに挑戦してみました。動体と言っても旅客機は比較的ゆっくりで動きも激しくなく、距離もそれなりにあってピント移動も少ないので、Qのようなカメラでも撮影は難しくありません。結果もそんなに悪くないと思います。

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JAL, B777-246, JA8984 / PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F8, 1/800sec, ISO200, -0.3EV, AWB
 D滑走路を離陸した飛行機は東京湾の上空へ。城南島からは遙か彼方です。この日は本当に空気が澄んでいて見通しが良く、東京湾対岸の千葉県の内房側海岸線が良く見えます。2本の巨大な煙突があるあたりは袖ヶ浦近辺と思われます。

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PENTAX Q, 06 TELEPHOTO ZOOM, F5, 1/1250sec, ISO250, AWB
 東京港に出入りする船が城南島の脇をひっきりなしに行き来しています。伊豆諸島を行き来する定期船のほか、巨大なコンテナ船などもビックリするくらい近づいてきます。

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ANA, B777-381, JA755A / PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F4.5, 1/800sec, ISO200, -0.3EV, AWB
 ますます日が傾き、そろそろ日没の時刻。太陽の光は赤く染まり、機体への反射が一段と鮮やかに。上空の青空は濃くなって微妙な色合い。そろそろマジックアワー(って普通は日没後かな?)の始まりです。この時間帯が機体への残照が一番綺麗だったと思います。このほんの一瞬を狙っていたのです。

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PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F4.5, 1/3200sec, ISO200, -0.3EV, AWB
 時刻は午後4時半。ちょうど昭和島の方へ日が沈んでいきます。

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PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F4, 1/320sec, ISO200, -0.3EV
 真上の空はまだ明るい青空。立派な飛行機雲を引いて飛んでいくのは、羽田ではなくて成田を出発した飛行機と思われます。等倍で見てもブレではっきりしませんが、恐らくタイ国際航空のA330っぽいです。

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ANA, B777-281ER, JA708A / PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F4.5, 1/500sec, ISO400, -0.3EV
 上空に出ていたまだ白い半月をANAのB777が横切っていきました。季節と時間と飛行経路の偶然の産物。長距離用のER型だったせいかも?予想していなかったのでファインダー内に月が現れたときはちょっと慌てました。

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PENTAX Q, 06 TELEPHOTO ZOOM, F4.5, 1/1000sec, ISO125
 一日中360°どこを向いても雲一つない快晴かと思っていたのですが、西の空にはいつの間にか雲が出てきました。上空も風が強いのでしょうか。筋状の雲ってやつでしょうかね、これ。天気はゆっくり下り坂のようです。

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CPA, B747-467 B-HKV / PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F4, 1/400sec, ISO400, AWB
 最近羽田空港ではすっかり数が減った巨大な4発機が上がってきました。

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CPA, B747-467 B-HKV / PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F4, 1/400sec, ISO400, AWB
 キャセイパシフィックのB747-400です。地上付近はもうほとんど太陽の光を感じませんが、少し上空はまだ夕日が輝いているのでしょう。

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PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F4, 1/2000sec, ISO400, -1.0EV, AWB
 低く垂れ込めた雲の隙間から丸い太陽が再び覗きました。こういう綺麗な夕日を東京で見たのは久しぶりです。今日はやっぱり空気が澄んでいるようです。

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PENTAX K-30, DA★60-250mm F4ED, F4, 1/1000sec, ISO400,CTE
 日が沈んだあとの残照も綺麗でした。

 それにしても、セレクトエリア拡大AFは便利ですね。動きものにはもはや必須のAFモードだと思います、これ(他社の一眼レフではすでに当たり前の機能です^^;)。そしてK-30はやっぱりK-5と同じ感覚でいると電池容量がちょっと心許ないようです。満充電じゃない状態で400カットほど撮りましたが、時折残量警告が出て少し焦りました。
 一方PENTAX Qと06 TELEPHOTO ZOOMですが、これもまた意外なくらいに本格的望遠撮影が出来ます。旅客機程度なら動くものでも全然問題ありません。これでF1を撮ってみたいです。冗談ではなくて、今年の日本GPで本当にやることになると思います。


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