酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

東京スカイツリー初登頂:前編

 開業から早1ヶ月、とうとう東京スカイツリーに登ってきました。展望台へのチケットは現在は完全予約制で、あらかじめ手に入れておく必要があります。開業から1年くらい経って、いつでも誰でも入れるようになったら行ってみようかと思っていたのですが、友人が粘りに粘ってチケットを手に入れてくれました。

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PENTAX K-5, DA18-135mmF3.5-5.6WR, P AUTO (1/2000sec, F10, ISO160, -1EV, リバーサルフィルム, 18mm)

 計画開始から9年、着工から4年。東京の下町のシンボルとして建設を見守ってきた一人としては、大変感慨深いものがあります。もちろん勝手にそうやって思い入れを持ってるだけですが。

成長観察の記録

 東京スカイツリーに登ってみる前に、まずは私が写真に収めてきた範囲で建設過程を振り返ってみたいと思います。建設中のスカイツリーの姿はもう二度と見ることが出来ません。

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PENTAX K-7, FA31mmF1.8AL, F8.0 AUTO (1/200sec, ISO100, AWB)

 まずは2009年11月。着工からすでに1年以上経過しています。実は計画中や着工直後くらいまでは、東京スカイツリーにはほとんど興味がなかったのですが、その姿が生活圏内から見えるようになってきたのがこの頃。姿がチラッと見えるようになってきて初めて「本当にあんなところに600m以上のタワーが建つのか!」と急に気になり始めました。そしてカメラを手に押上まで初めて行ってみたのがこの時です。

 高さはまだ215m。東京タワーよりも低く展望台は影も形もありません。押上駅出口周辺は今でこそソラマチ入り口の綺麗なロータリーになっていますが、この時はまだまだ古い下町の名残と工事現場がゴチャゴチャに混ざり合ってる状態でした。しかしすでに私たちのような見物客は大勢押し寄せてきていました。

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PENTAX K-7, FA31mmF1.8AL, F8.0 AUTO (1/500sec, ISO400, AWB)

 そして2010年5月。この頃の成長スピードは速かったのです。半年で200m近く高くなりこの時で約390mほどあったようです。東京タワーを遙かに超えていました。浅草から隅田川の向こうに見える東京スカイツリーは、今でも絶景ポイントの一つになっていますが、この時はまだこんな情けない姿。しかし第一展望台も少し姿を現しはじめています。

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RICOH CX3, P AUTO (1/660sec, F4.9, ISO80, AWB, 20.9mm)

 2010年7月。この2ヶ月で高さはほとんど変わらず約400m。しかし第一展望台部分が急速に成長し、ほぼ現在の姿に近くなってきています。

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PENTAX K-7, DA FE10-17mm F3.5-5.6ED, F8.0 AUTO (1/250sec, ISO200, AWB, 10mm)

 さらに2ヶ月経過して2010年9月。この時はまた押上まで行ってみました。高さは約450m。そしてスカイツリーの周辺施設も徐々に姿を現しはじめています。この時すぐ脇にイーストタワーなるビルが出現し、なんと野暮な!と憤ったことを覚えています。すぐ足下の北十間川はまだ昔ながらのどぶ川のままでしたが、護岸などの工事が始められました。この写真から見て、川の右側は大きく様変わりしますが、左側は護岸以外はこの後もほとんど変わりません。

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PENTAX K-x, DA L18-55mm F3.5-5.6AL, P AUTO (1/250sec, F6.3, ISO100, AWB, 55mm)

 2010年11月。亀戸天神の境内から撮った写真です。高さはすでに500mを超えたようです。そして第二展望台(天望回廊)の建設がはじまっています。クレーンも数が増えてきました。また、第一展望台の外装もほぼ完成に近づきつつあるように見えます。

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PENTAX Optio W90, P AUTO (1/250sec, F5.5, ISO80, AWB, 25mm)

 2010年の大晦日。渦巻き状の天望回廊の形がくっきりと見えています。そしてとうとうゲイン塔のてっぺんが見え始めました。

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PENTAX K-5, DA21mm F3.2AL, F3.2 AUTO (1/1000sec, ISO100, AWB)

 少し時間は経過して2011年4月、浅草の伝法院庭園から。前月に発生した東日本大震災の後で日本中が慌ただしい中、3月18日にとうとう高さが634mに到達しました。これでほぼタワー本体の形は完成です。もう高さ方向への成長はなくなったとは言え、第一展望台から上にはクレーンがたくさんついていて建設はまだまだ続いています。

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FUJIFILM FinePix F600EXR, EXR AUTO (1/60sec, F6.2, ISO100, AWB, 43.9mm)

 2011年11月。いつの間にかクレーンも取れて外観はほとんど完成。ピカピカのできたて新品の東京スカイツリーは夕日を浴びてキラキラ輝いていました。

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PENTAX K-5, DA★60-250mm F4ED, F4.0 AUTO (0.6sec, ISO800, -1.0EV, AWB, 88mm)

 2011年のクリスマスと大晦日にはライトアップの試験点灯が行われました。開業したら毎晩この姿が見られるわけですが、初めて見る夜に輝く東京スカイツリーの姿は神々しく見えました。

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PENTAX Q, 03 FISH-EYE, F5.6 AUTO (1/1250sec, ISO250, AWB)

 開業を1ヶ月半後に控えた2012年4月。またまた押上まで行ってみると、ツリーの足下、ソラマチをはじめとしたスカイツリータウンの施設もほぼ完成していました。北十間川も護岸が綺麗に整備されて見違えるようです。

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PENTAX K-5, DA FE10-17mmF3.5-5.6ED, P AUTO (1/400sec, F8.0, ISO160, AWB, 13mm)

いよいよ地上350mの天望デッキへ

 はい、そして2012年6月23日。ずっとその姿を眺めてきた東京スカイツリーへいよいよ足を踏み入れる時間になりました。タワーの足下のこんなに近くまで来たのは初めてです。

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PENTAX K-5, DA FE10-17mmF3.5-5.6ED, P AUTO (1/1000sec, F9.0, ISO160, -1.0EV, AWB, 10mm)

 梅雨まっただ中なので天候を心配しましたが、願ってもいないほどの晴れ。日差しが熱くて青空が眩しいです。日頃の行いがだいぶ良かったおかげでしょうか。

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PENTAX K-5, DA18-135mmF3.5-5.6WR, P AUTO (1/500sec, F10, ISO160, 銀残し, 135mm)

 あの展望台にこれから上れるかと思うとドキドキしますね(^^;

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PENTAX K-5, DA18-135mmF3.5-5.6WR, P AUTO (1/30sec, F3.5, ISO160, AWB, 18mm)

 いよいよ中に入りました。まずはチケットカウンターで、予約券を本物のチケットに交換してもらいます。

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PENTAX K-5, DA18-135mmF3.5-5.6WR, P AUTO (1/40sec, F4.5, ISO200, AWB, 40mm)

 これがそのチケット。絵柄は複数のバージョンがあります。

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PENTAX K-5, DA18-135mmF3.5-5.6WR, P AUTO (1/30sec, F7.1, ISO12800, AWB, 88mm)

 そして猛烈に高速なエレベーターに乗って高さ350mの第一展望台へ。

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PENTAX K-5, DA18-135mmF3.5-5.6WR, P AUTO (1/20sec, F3.5, ISO200, AWB, 18mm)

 着きました!


後編に続く>


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