酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ミラノ12日目

 間もなく滞在12日目が終了します。仕事の日程はすべて消化し明日はようやく帰国の途につけます。約2週間という少し長めの滞在でしたが、そのほとんどは自由になる時間はなく、観光できたのは土日だけ。でも平日だってやはり異国の地にいることは変わりなく、「旅行」気分は十分に味わえました。すでにその週末の様子はアップしましたが、それ以外の番外編というか総集編というか、とにかく気がついたことを書き残しておこうと思います。

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 ヴェネツィアの裏路地。どこもかしこも混んでいるのに、時折こんな風に人っ子一人いない風景に出会ったりもします。なんかフラフラと迷い込んでみたくなります。
 以下、脈絡なく思いついたままに書いてあります。

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 これはヴェネツィアの街角に出ている看板。水上バスに乗れないとわかって歩き始めたとき、最初は地図とiPhoneと睨めっこしていたのですが、要所要所にこの表示があるのに気づきました。"RIALTO"はリアルト橋、"S.MARCO"はサン・マルコ広場のことに違いない!となると"PER"は英語で言うところの"TO"とか"FOR"みたいな意味に違いない!と解読できてしまいます。本気になれば語学は独力でも身につくものです。
 というか、これらの表示についてはガイドブックをよく読めばちゃんと書いてありました。おかげで地図を見なくてもこの表示を頼りに迷うことなくヴェネツィアの町を散歩できました。

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 そういえばヴェネツィアにはフェラーリショップがありました。小さなお店にF1マシンが置いてありました。古く見えますがいつのマシンだろう?この日は実はモナコGPの決勝日。お昼を過ぎるとちょうどレースも始まる時間帯でした。結果はいまいちだったようですね。それでもアロンソはポイントランキングでトップにいるというのはすごいです。

 ちなみに仕事で出会うイタリア人たちにF1の話題を振ってみましたが、だれも興味ないようです。むしろそれよりもサッカーの話題で盛り上がっているようでした。ミラノからはフェラーリのファクトリーやイタリアGPが開催されるモンツァも遠くないのに。

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 ここはミラノのドゥオモからスフォルツェスコ城へ抜ける道。この右側にある建物が実はミラノで一番古くて、12世紀頃に宮殿として建てられたものだとか。観光資源としては使われていないらしく、そのままほったらかしになっています。でも、見るからに他の建物とは雰囲気が違うのがわかります。

 さて、海外の観光地では多かれ少なかれあることですが、ミラノには怪しげなものを売りつけようとするアフリカ系の人たちがたくさんいました。ドゥオモ前では「写真を撮ってやるよ!」みたいなことも言われますし、あるいはミサンガやなにやら絵本を売りつけようとしている人もいます。どのくらいふっかけられるのかわかりませんが、無視するに限ります。どうしてもそのミサンガや絵本がほしいというのでない限り。

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 ミラノのドゥオモ前。マクドナルドと見間違えそうな赤い看板は地下鉄の入り口。鳩もたくさんいます。

 20年前にはどうしたか記憶にないのですが、今回イタリアに来て気づいたことには、いわゆる公衆トイレがほとんどないのです。駅でさえもありません。会ったとしてもすべて有料で、だいたい1〜1.5ユーロほど。ヴェネツィアは街角に公衆トイレがありますが、それももちろん有料でした。トイレのためにも小銭が欠かせません。もしくはレストランやバールに入ったときに借りるのが一番かも。

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 ミラノの地下鉄の車内はこんな感じ。路線は3本ありますがこれは一番古い1号線です。異国の地下鉄は何となくドキドキしますが、乗ってしまえばなんてことはないです。ミラノは観光地ですからね。ちなみに料金は市内だと定額1.5ユーロ。1日券は3ユーロと安いです。

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 ミラノの街角にあったお店。キオスクなのか観光客相手の土産もの屋さんなのか判然としませんが... どっちかというと後者でしょうか。なんかすごい品揃えです。ゴッホの自画像(ミラノと何か関係が?)のポスターからおばちゃん洋服まで。

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 ちなみにこちらはヴェネツィアのお土産屋さん。如何にもな感じです。

 ところで、ミラノやヴェネツィアを散歩していて気になったことの一つが歩きタバコ。意外なくらいに多いのです。もちろんレストラン含め屋内は確実に禁煙でしっかりと守られているのですが、屋外はわりと自由。かといって吸い殻がそこらに散らばっているわけでもないのですが、喫煙マナーの勘所は日本と少し差があるようです。観光地ばかりにいたので、イタリアだからと言うわけではないのかも知れません。

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 ミラノでみつけたお店の看板。"Superdry Store"ならもちろんOKだし、せめて"極度乾燥"までならまだわからなくもないですが、なぜ(しなさい)まで書いてしまったのか? 誰か教えてあげた方が良いと思います。って、私ももちろん写真だけ撮って素通りです。

 海外の観光地と言えば日本人観光客が山ほどいる(自分含む)... という時代ももう過ぎ去ったのかも。いえ、絶対数は減ってないのかもしれませんが、圧倒的に目立ちません。むやみに日本語で話しかけられたりもしませんでしたし、ヴェネツィアの駅前で各国語の地図をそろえてあるお店があったのですが、そこにも日本語版はありませんでした。絶対にあると思ったのですが。
 一方極東アジア系の団体は山ほど出会うものの、そのほとんどは中国から来られている人々ようです。そのうち、こうした海外の観光地も中国語の看板やメニューは増えていって、へんてこな日本語を見ることも聞くことも減っていくのかも。そうなるとちょっと寂しいです。

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 ところで話は変わりまして平日の昼食。仕事先にはCanteen(いわゆる社員食堂)がありまして、そこで毎日食べています。だいたいメニューはこんな感じ。サラダと炭水化物とメインディッシュ。それにヨーグルトとミネラルウォーターです。フリーパスをもらったのでいったいいくら位するのかわかっていません。

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 別の日はこんな感じ。いえ、メニューはいくつかの中から選べるのです。で、この炭水化物ですがご飯なのです。見た目に美味しくなさそうなのですが、いやいやどうして、これが美味いのです。チーズを振りかけてほとんどパスタ感覚で食べています。ちなみにサラダ類にはもちろんドレッシングではなくてオリーブオイルをかけて食べます。

 別のエントリーで書きましたが、この昼食がある意味最も正統なイタリアンかも。

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 とは言え、夜にはちゃんとした地元レストランにも連れて行ってもらいました。この季節は暑すぎず寒すぎず、オープンエアな席でも気持ちいいです。

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 前菜はバイキング形式。雑多な食べ物がありますがどれも美味しいです。大きな梅干しみたいな赤いしわくちゃなやつはトマトだそうです。食べてみてもよくわかりませんでした。

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 メインはやっぱりパスタ。イタリア語のメニューしかなかったのでイタリア人に選んでもらいました。ボンゴレビアンコです。しきりに貝は食べられるか?と心配されましたが、要するにアサリですよね。美味かったです。もちろん白ワインをいただきました。

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 食後にコーヒー。ここはイタリアなので、コーヒーと言えば何も言わずにエスプレッソが出てきます。いやいや、本当にイタリアは食に関しては完璧です。困ったことはほとんどありません。

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 そして今夜を入れて12泊したホテルですが、部屋はこんな感じ。まぁ部屋は一見悪くありません。12泊もすると慣れてしまい、むしろこの部屋にいると落ち着くようになってきましたが、なんかいろいろちょっとずつ足りてなくて残念な感じです。四つ星とはとても思えません。次回またミラノに出張に来ることがあったら... ここに泊まるかどうか迷います。

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 でも部屋番号だけは最高でした(^^/

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 さて、今回の旅のお供はPENTAX Q。レンズも3本とも持ってきました。小さくてちゃんと写真が撮れて、旅行用にこんなに良いカメラはありません。何よりも身軽です。土日のオフがあったので、K-5を持ってくるか悩んだのですが。いわゆる観光写真ばかり撮ってしまうので、このときばかりは02 STANDARD ZOOMが役に立ちました。ほとんどはこのレンズで撮りましたし。

 ということで、ミラノ旅行記は多分これが最後です。Ciao Ciao!