酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ミラノ市内散歩

 滞在6日目は土曜日。もちろん丸々フリーです。ということで、朝から地下鉄に乗ってミラノ市街中心部に繰り出してみました。地下鉄は一日乗車券を買ったものの、特にスケジュールは決めていなくて、時折ガイドブックを見ながら気ままに歩き回ることにしました。

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 実はミラノには20年前に訪れたことがあって、いくつか記憶に残っている場所があるのです。この写真のガラスのドームもその一つ。ヴィットリオ・エヌマーレ2世ガレリア。そしてこのガレリアの入り口にあるドゥオモだけはよく覚えています。

 ということで、以下巡った順にバラバラと写真日記形式でまとめておきます。

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 ドゥオモで地下鉄を降りて出口へ。こういう景色もなんだか見覚えがあります。20年前はどこに泊まったのかも覚えていないのですが。それはともかく、空は晴れ渡って綺麗です。長袖ではちょっと暑いくらいでしたので、暑すぎず寒すぎず、気候的には過ごしやすい季節かと思います。

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 とりあえずドゥオモは後回しにして、まずはスカラ座までやってきました。ここは来た覚えがありません。本場イタリアの伝統あるオペラハウスですが、意外なくらいに素っ気ない外観でした。この建物は18世紀の建築で戦争で破壊されたものを修復したりはしたものの、完全にオリジナルの形態を守っているそうです。

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 もちろん今でも使われています。オペラだけでなくバレエやクラッシックコンサートなどが行われているそうで、壁には演目のカレンダーが貼られています。私が訪れたのは午前中でしたのでもちろん開いていません。

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 でも観光客向けに一部は公開されていて中に入ることができます。ここは劇場のすぐ外、休憩コーナー。幕間に飲み物を飲んだりするスペース。ここだけ写真撮影が許可されていました。劇場内や博物館にも入りましたが撮影禁止なので写真はありません。

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 スカラ座の前は広場になっています。が、この広場は最近(と言っても100年以上前)に現在のイタリアが国として出来たときに整備されたもので、それ以前はここにも建物が並んでいたそうです。で、このスカラ座前の広場にはレオナルド・ダ・ビンチと4人の弟子たちの像が建っています。彼らはミラノで暮らしていたそうです。

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 スカラ座前の広場にはガレリアの入り口があります。ガレリアはちょうどドゥオモ前広場とスカラ座前広場をつなぐ通路となっています。ガレリア内には数々のブランドショップやレストラン、カフェなどが並んでいます。とりあえず眺めるだけで通り過ぎました。

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 はい、ガレリアを抜けるとそこは... ドゥオモです。ミラノ観光の中心地ですね、ここは。もちろん20年前にもここは訪れていてしっかりと記憶にもあります。その姿に圧倒されました。国内外の観光地で見た有名な建築物の中でもこのミラノのドゥオモは非常に強烈な印象を残しています。それを今回もまた確かめることが出来ました。

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 とりあえず魚眼レンズではなくて歪んでいない姿もアップしておきます。広場は西に面しているので、午前中はほぼ逆光になります。奥の祭壇側から建築が始まり、500年かけて完成したものだそうで、この正面部分(ファサード)は20世紀に作られたものだそうです。

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 裏側に回るとこんな感じ。どうやら修復工事が一部で行われているようでした。順光ですし綺麗ですね。

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 何も行事が行われていなければ中にも無料では入れます。20年前には入った記憶がないので、もちろん今回は中も見学してみました。奥行きがずっと深くてすばらしい教会です。周囲のステンドグラスなど含め、本当に圧倒されます。

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 奥の祭壇に近づくほど建設年代が古くなっていくわけで、柱なども年季が入ってくるようです。

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 さて、ドゥオモ周辺はなかなか飽きがこないのですが、まずは外に出てまっすぐと西へ向かってみます。2015年のミラノ万博のための万国旗が並ぶ道の向こうにはなにやらまた目立つ建物が見えてきました。

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 それがこれ、スフォルツェスコ城です。14世紀以降に建てられた要塞で、のちにレオナルド・ダ・ビンチもここに住んでいたそうです。

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 修復や増改築を繰り返しているようですが、一番古い時代に建てられたままの建物も残っているようです。場内には博物館や美術館もあるのですが、特に理由もなく気分でパスしてしまいました。また次回訪れたときにでも。

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 お城を抜けると公園があって、その向こうに凱旋門があります。近くまで行ってみようと思ったのですが、公園内の遊歩道は曲がりくねっていてなかなかたどり着かないので、途中であきらめて引き返してしまいました。ここもまた次回のお楽しみと言うことで(^^;

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 そういえばスフォルツェスコ場内にこんなマークを見つけました。これ、このお城を建てたヴィスコンティ家の紋章だそうです。右側の白地に赤の十字は今でもミラノの市章として使われているそうです。で、これってアレですよね、アルファロメオのマーク。アルファロメオの場合は蛇と十字が入れ替わっていますが。実際にアルファロメオのエンブレムはこのヴィスコンティ家の紋章に由来するそうです。

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 再びテクテク歩いてヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリアまで戻ってきました。

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 おなかが空いてきたので、この中のどこかでご飯でも食べようということで、適当に入ってみました。で、赤ワインとパスタを適当に発注。これが美味いのなんの! 赤ワインも最初の一口はまたもやフルーティな甘め系かと思えば、いつの間にかしっかりした味わいに。パスタは何というか、今まで食べたパスタの中で一番おいしかったかも。おなかがぺこぺこだったせいだけとは思えません。

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 その後またスカラ座方面へ。スカラ座を突き抜けてずっと歩いて行くと、ブランドショップが並んだ通りが縦横に入り組んでいる一角があります。本当に思いつく限りにブランド、イタリアに限らずヨーロッパからアメリカまで、いろいろなブティックがひたすらあちこちにあって、散歩していてなかなか楽しいです。
 ブランドものには興味ないとか、特に買い物する気はなくても見ているだけでも十分に楽しめます。旅行客の特権で、思い立ったら中に入って眺めてくるだけでも問題ありません(多分^^;)。

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 思いがけずショッピング街で時間をつぶしてしまい、その後どうしようか悩んだのですが、地下鉄に乗って少し移動し、北駅の近くにあるサンタマリア・デッレ・グラツィエ教会へやってきました。

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 建物はこんな感じ。この教会の中にはレオナルド・ダ・ヴィンチ作の有名な壁画、「最後の晩餐」があるのです。20年前には一緒に行った友人は見に行ったのに、私はなぜか見ていません。なので今回思いついて是非見に行こうと思っていたのですが、なんと最近は予約制になっていました。しかもかなり早い段階で押さえないと、とうてい予約は取れないそうで、気がついたときにはすでに遅し。旅行社現地ツアーなども探したのですが、最後の晩餐付きコースはすべて締めきりでした。
 ということで、中には入れなかったのですが、未練たらしく外観だけ眺めてきました。

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 ということで、まだそれほど遅い時間ではないし、暗くなってからの町中も綺麗だとは思うのですが、一人で歩き回って疲れたので今日のところはここまでにしてホテルに帰ることに。
 ミラノ観光は一日もあれば十分に見て回れる、と言われていたのですが、いやいやどうして、自由にじっくりゆっくりしていると全く時間と体力が足りません。明日も一日休日なので二日間ミラノ観光にかけてもいいかな?と思いましたが、明日はまた別のプランを組んでしまいましたので、ミラノ観光の続きはまた次回(もちろん未定)ということにしたいと思います!

 翌日に続く


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