酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

春の気配

 もうすぐ4月。例年なら東京ではもうソメイヨシノが咲き始めているころですが、今年はまだつぼみのまま。日が差すと暖かいものの、まだ何となく空気が肌寒い日が続いています。梅や河津桜の見頃は例年より2週間ほど遅れたようですが、ソメイヨシノは1週間遅れくらいで咲くと予想されており、春はもうすぐ駆け足でやってきそうです。

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PENTAX Q, 01 STANDARD PRIME, F2.0 AUTO (1/1600sec, ISO125, AWB)

 そんなある先週のある日、本格的な春の訪れの先駆けとして咲き始めた花などをPENTAX QとSTANDARD PRIMEの試写&習熟を兼ねて撮影してきました。でもやっぱり一眼レフも手放せずK-5ももちろん持って行きましたけど。

菜の花

 桜や梅だけではなく菜の花も春の花の代表格です。真っ黄色で一面埋め尽くされる景色は壮観です。昔は油を取るための非常に貴重で高価な農作物で、文字通り「黄金」の花だったそうです。

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PENTAX Q, 01 STANDARD PRIME, BCモード2 (1/1000sec, F2.0, ISO125, AWB)

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PENTAX K-5, DA70mm F2.4, F2.8 AUTO (1/1250sec, ISO160, +0.3EV, AWB)

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PENTAX K-5, DA70mm F2.4, F2.8 AUTO (1/2000sec, ISO160, AWB)

 天気は曇り。と言っても雨が降りそうなどんより空ではなく、薄曇り程度。でも光が良く回って良いのですが、どぎつい原色系なだけにやはりちょっと冴えないような気もします。こういう場合はこういう場合の撮り方があるのでしょうけど。露出のせいか、菜の花の黄色はK-5よりQのほうが濃く出るような気がします。
 近所にできる巨大な菜の花畑は遅咲きのようで、この日に見たらまだほとんど咲いていませんでした。これも4月になってから本番を迎えそうなので、また晴れた日に挑戦したいと思います。

大寒桜

 そしていよいよ桜です。ソメイヨシノはまだですが、寒桜は咲き始めていました。先週時点で3分咲きくらい。現時点では満開を迎えているかも。花だけ見ていると色合いも雰囲気も私にはソメイヨシノと見分けがつきません。

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PENTAX K-5, DA40mm F2.8, F2.8 AUTO (1/1000sec, ISO160, +1.7EV, AWB)

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PENTAX Q, 01 STANDARD PRIME, F2.0 AUTO (1/640sec, ISO125, +2.0EV, AWB)

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PENTAX Q, 01 STANDARD PRIME, F2.0 AUTO (1/1250sec, ISO125, さくらほのか)

 咲きかけなので木全体を撮るより近接撮影ばかりになってしまいましたが、桜は花の色が淡くて空を向いて撮ることが多いので露出が難しいですね。それに背景が細かいパターンになりやすいので、レンズのボケの綺麗さも如実に見えてしまいます。ここで使った2本はそういう意味ではイマイチだったかも。それにしても、QでもSTANDARD PRIMEレンズを使うとそれなりに背景はボケます。微妙に開放に設定してないのは特に意味はありません。なんか開放は芸がないと思い込んでしまった素人考えによるものです(^^;

河津桜

 早咲きの桜の代名詞ですが、私が撮りに行った場所は河津桜の中でも少し遅れていた方かも知れません。先週時点で5分咲きくらいでした。こちらは寒桜とは違って、濃い色合いに大柄な花と幾重もの花びらで、淡くて柔らかい桜のイメージとは少し異なります。

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PENTAX K-5, DA70mm F2.4, F2.4 AUTO (1/2000sec, ISO160, +1.3EV, AWB)

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PENTAX Q, 01 STANDARD PRIME, F2.0 AUTO (1/500sec, ISO250, +1.0EV, AWB)

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PENTAX K-5, DA70mm F2.4, F2.8 AUTO (1/1600sec, ISO160, +2.0EV, AWB)

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PENTAX K-5, DA70mm F2.4, F2.4 AUTO (1/1000sec, ISO160, AWB)

 ここは10本以上のまだ若い河津桜の並木になっていて、平日の昼間でもそれなりに見物にくる人がたくさんいました。小さなQを構える私にニコンのD700を抱えたおじさんが話しかけてきて言うには、「なんかピリッとしないねぇ。花びらが開ききってない花ばかりだろ。散り際ではなくてまだこんなにつぼみがあって元気がいいはずなのに。がっかりだよ。」とのこと。
 そういえば、確かに微妙に開ききってない気がします。一番最後に貼った写真なんか良く分かると思います。「いい花みつけてね」と言い残して去っていきましたが。なるほど、何となく塊でしか見ていませんでしたが、桜を撮るときは一つ一つの花をそこまで見ないといけないのね、とちょっと勉強になりました。

 さて、そろそろ春の花の大御所、ソメイヨシノも咲き始めるころです。また今年の桜シリーズを続ける予定です。