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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ニセコ 2012 (3日目)

 2日目からの続きです。昨夜降り始めた雪はどうなっただろうかと、ワクワクしながらゲレンデに飛び出してみました。ゲレンデベース付近は昨日までより少し明るくて、雪は想像したとおり古くて固い雪の上にふわりと新雪が積もった状態。上の方はどうなっているだろう?と期待が持てます。

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 今回の旅の間で羊蹄山がもっともはっきり見えたのは、この朝でした。天気は一見悪くなさそうでしたが、それはたまたま雲の切れ間に入っただけだったらしく、季節外れの大雪はこれからが本番となります。

こな〜ゆき〜♪

 まずはいつも通りキング第一ペアからヒラフゴンドラへと向かいます。麓のこの何でもない緩斜面もサクサクの新雪。ピステンがかけられた上に更に雪が積もっていて、とても滑りやすい斜面。

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 ゴンドラ降り場に着いてみれば、麓とは違って昨日までとそう変わらない天候。ただし軽くて乾いた雪が舞い降りてきます。このままスインギングモンキーに乗って、更に山の上まで上がり花園へ向かう予定でしたが、ゴンドラから見えたとあるコースが気になったので、まずは朝一で行ってみることにしました。

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 それがここです。看板には雪がついて見えなくなっていますが「粉雪」と名付けられた非圧雪の上級者コース。ここは管理区域内ですが、間違って初心者が入り込まないように、ゲートが設けられています。

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 最大斜度は37°もあります。でも、昨日HANAZONOで会ったバックカントリーな人によると「ニセコは斜度がそれほどなくてパウダーが楽しめるところが良いんですよ。せいぜい40°程度ですから!」って言ってましたっけ。

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 積雪量は思ったより多くて20cmくらいあります。が、まだ固い雪面に底つきしますが、これだけ積もっているとかなり滑りやすくなります。時々足下をすくわれながら、滑り降りていきます。このコースは距離もかなりあってなかなかしんどいのですが、新雪があると楽しさの方が数倍勝ります。

羊蹄サンセット

 粉雪を楽しんだら再びゴンドラに乗っていよいよ花園へ。こちらはヒラフよりもさらに雪が激しいようです。

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 減速運転をしていた花園第3リフトに乗って山頂方面を目指します。残念ながら一番上のリフトはやはり運休中でしたが、花園第3リフトから下る「羊蹄サンセット」というコースがこれまた素晴らしいコンディションでした。
 基本的にここは整地コースなのですが、やはり雪が激しいために整地された上にどんどんと新雪が積もっていて、ここもほぼパウダーエリアとなっていました。朝の早い時間帯とあってまだまだノートラック状態なのでウホウホと滑り降ります。

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 1本では飽きたらず、もう一度リフトに乗って再挑戦。今度はコース両側にあるツリーランに挑戦。こちらは整地もされていないのでよりいっそう深いパウダー。ぐっと踏み込んだ瞬間は膝上あたりまで雪が被ります。そしてそこからファットスキーの威力発揮でグイッと強烈に浮き上がってくる感覚を楽しめます。

 これは素晴らしい!と思ってもう1本と思ったら、なんと花園第3リフトが止まってしまいました。残念。もう上に上がる手段がありません。

ストロベリーへ

 仕方ないので少し下ってストロベリーゲートへ。この様子だとかなりの好コンディションが期待できます。

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 果たしてストロベリーは大変なことになっていました。昨日までのカチカチバーンがすっかり深雪で覆い尽くされています。まだ底つきするレベルですが、40cmは積もったのではないかと思えます。まさか1日でハイシーズン並のパウダーが戻ってくるなんて。しかもまだまだ雪は降り続いており、これからどんどんコンディションは好転していきそう。

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 いい時間になったのでお昼ご飯へ。今日も結局HANAZONO 308です。ここは何だかとても居心地が良いのですよね。今日はハンバーグ定食。これ、真空パックを暖めたものではなく、本当に厨房で焼いてました。それだけに味も良いのですが、何しろ量が多いです。本当に。ビール1杯では食べきれないくらいです(A^^;

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 お昼ご飯を済ませたら再びストロベリーへ。思った通りどんどんと雪は深く、良くなっていきます。ここは人気のあるコースなので、それなりに滑り荒らされますが、乾いた軽い雪が降っているのと、風がある程度吹いているので、滑走痕はどんどんとかき消されていきます。

花園最高!

 その後も何度かストロベリーを滑り、最後には「レジェンドオブシンヤ」という名の上級者コースがある方へ。こちらも未圧雪の急斜面。コース内も素晴らしい状態ですが、その両脇のツリーランはストロベリーに勝るとも劣らないパウダー。もはやこの時間になると底つきもしないほどになっていました。

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 そんな深雪の中を滑ると、足下はこんな状態になります。でも雪が軽いので重さは感じず。ウェアのパウダーガードをしていないと転んでもいないのに、ウェアの中まで雪まみれになります。それでも雪が乾いているのでべちゃべちゃにはなりません。

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 昨年買ったファットスキーのKIKU。この手の板を欲しくなったのも、過去のニセコ体験でパウダーランの片鱗を少しずつ感じていたから。コンディションが悪かったこともありましたが、それは仕方がありません。わずかな体験だけで「北海道の雪は大したことない」とか言ってしまうほど私はバカではないので、ニセコには絶対に何かがあると信じて何度も通ってきました。
 その甲斐あって昨年に続き今年は天候が悪いながらも、奇跡的なコンディションに出会いました。もちろんニセコのパウダーラン、ツリーラン、そしてバックカントリーへと進む世界はもっともっと奥深いことでしょう。少しずつそういう世界が見えてきたようです。
 このKIKUという板はフルロッカー形状なこともあって、整地ではひどい乗り味ですが、パウダーを滑ったときの浮遊感覚と、深い雪の中でのキレの良さは抜群です。しかしこの手の板としてはやや短めの170cmと言うこともあって、今回滑った感じではやや頼りなさを感じるようにもなりました。それは「センター幅100mmじゃ細すぎる」という言葉を聞いてしまったせいかもしれません(^^;

BangBang

 さて、今日は一日素晴らしいパウダーランを楽しんで充実感満足感いっぱい。夕飯も美味しく食べられそうです。

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 今日の夕食会場はBang Bangというお店。新しい建物らしく、とても清潔で雰囲気が良いです。最近の人気店だそうで。ここはお刺身を中心に北海道産の良質な食べ物が揃っているようです。

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 なんだかホワイトバランスが狂っていてひどい写真ですが、実物は素晴らしい色つや。お刺身盛りは予算に合わせて適当に見繕ってくれます。これで2人前4,000円の盛り合わせ。鮭は「時知らず」です。二きれしかない!

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 これも美味しくなさそうな写真ですが、猛烈に美味いウニ。この小鉢で結構なお値段します。味は本当に今まで食べたことないようなもの。ニセコは山の上ですが、岩内などからもそう遠くありません。結構海産物メインのお店があります。それを「所詮観光客向け」と疑ってしまえばそれまでですが、食の楽しみ方は時と場合によってそれぞれ。旅を楽しむための食と、食そのものを追求するのとはまったく違います。

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 庶民派な我々が一番感動したのはほっけ。どこの居酒屋でも食べられる焼き魚ですが、こればかりは本当に美味しさが違います。しかもお値段もリーズナブル。食べるところがなくなるまで文字通り骨までしゃぶり尽くしました。

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 濁り酒を発注しようとしたら「白ですか?黒ですか?」と聞かれてしまいました。にごりの黒とはなんぞや?と思いつつ、両方発注してしまいました。この日は日本酒を結構たくさん飲んでしまいました。

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 酔っ払いながらニセコの坂道を登ります。冷たい風がちょうど良い感じの酔い覚ましになります。来た日には乾燥していた道路はすっかりと雪に覆われてしまいました。

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 ナイターをまだやっているのか、ホテルに戻ってきてもゲレンデは煌々と輝いています。そして雪は休みなく降ってきています。今日があれだけ素晴らしいコンディションだったのに、このまま雪が降り続けると明日はどうなってしまうのでしょうか? 楽しみにしながら引き続き部屋飲みしつつ泥酔のうちに意識は混濁して眠りにつきました(A^^;

4日目に続く>


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