読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ニセコ 2012 (2日目)

 1日目からの続きです。明けて翌朝は日曜日。ホテルの朝食をゆっくり食べて、準備をしてゲレンデに出たのは9時少し前。高原ホテル目の前のキング第一ペアに乗ろうとしたらゲートが開きません。リフト券がおかしいのかな?とまごまごしていると「9時から運転だからちょっと待ってくださいね〜」と係の人に放送で言われてしまいました。

DSCF2325.jpg

 すでに運転しているゴンドラに直行しても良かったのですが、せっかくなのでこのペアリフトをしばらく待つことに。今日は昨日と似たような天候ですが、気温はぐっと低くなり風も収まっているようです。

新ゴンドラ

 グランヒラフの幹線と言えばゲレンデの端っこにあるヒラフゴンドラです。何となく乗り場の雰囲気からして昨年と違うなと思いながら乗ってみれば、キャビン自体も大きくて真新しくなっているし、支柱もピカピカ。今シーズン新しく掛け替えたのだそうです。

DSCF2323.jpg

 乗り場の位置はまったく同じ。でも入り口が低くなっていて階段を上る必要が無くなりました。コンクリートも新しいので、設備はすべて完全に新しく建てたものではないかと思います。

DSCF2376.jpg

 従来4は人乗りと他と比べてもかなり小さかったキャビンも、大型の8人乗りになっていました。速度も1.5倍の秒速6mだそうです。外に取り付けられたラックはファットスキー対応。さすがニセコです。でもキャビンの中が十分に広いので積み込んでもまったく問題ないのですが。

DSCF2324.jpg

 ヒラフゴンドラ乗り場の横には新しくマウンテンセンターという名のセンターハウスが出来ていました。ゲレンデから見えるのは2階部分だけですが、実際は2階建てになっています。このマウンテンセンター、スキー場には珍しいフルサービスのレストランが入っています。
 アルペンホテルや高原ホテル周辺に変わって、今後はこのゴンドラ乗り場付近をスキー場のベースとして開発していくのでしょうか。グランヒラフは今年で50周年だそうで、その記念事業としての意味合いもあるそうです。

濃霧&カチカチ

 さて、ゴンドラに乗っていよいよ2日目のスキーの本格始動ですが...

DSCF2345.jpg

 山の上は真っ白。吹雪ではなくて単に濃いガスがかかっています。視界はほとんどありません。それでも山頂に向かうキング第4リフトは動いていたので乗ってみました。

DSCF2361.jpg
 気温はかなり低くて多分-15℃は下回っていそう。リフトに乗っていると凍えてきます。おかげで雪質は悪くないですが、もちろん新雪ではありません。そして何よりも自分の足下も見えないくらいの深い霧。怖いと言うよりも、滑っていると平衡感覚がなくなってきて目が回ってきてしまいます。これは無理。ということで大人しく下に戻ることにしました。

DSCF2335.jpg
 ということで、またまた花園のストロベリーゲートへ。もちろん今日もパウダーはありません。むしろ気温がぐっと下がったために、昨日よりもいっそう雪面が固くなっています。一見、ノートラックに見える場所もかちかちに固まっていて、ほとんどスキーは沈みません。「こりゃダメだ」と思いつつも、何だか満足してしまうから不思議です。とはいえ、一本滑ればもう十分ですけど。

ニセコパウダーへのいざない

 今日もお昼ご飯はHANAZONO 308へ。

DSCF2354.jpg

 この日はカレーを頂きました。カツのサイズが尋常ではありません。お腹いっぱいなんてものではありません。

DSCF2358.jpg

 ここで、HANAZONOのロゴ入りウェアを着たスタッフらしき方から声をかけられ、バックカントリー向けのマップや雪崩情報の案内をくれるのと同時に、来年は是非ハイシーズンにバックカントリーツアーでもどうぞ、と営業されました。それらしい格好をしていたせいでしょうか。
 3月はやはりシーズンオフで、バックカントリーでパウダーを楽しむにはせいぜい2月中旬までとのこと。その頃なら毎日40cmの新雪が必ずあるそうです。なぜニセコがパウダースノーやバックカントリーで有名なのか、色々教えてくれました。アンヌプリ山の半分、スキー場のない部分もすべてパウダーランが可能なエリア。管理区域外で自己責任ですが滑走が可能です。ただし目印などを覚える必要があって、最初はガイドが必ず必要です。
 一方で山の下の方、スキー場の中にもストロベリーみたいなエリアがあるのもニセコならでは。「ストロベリーはもうカチカチでダメだけどね」とか。はい、さっき行ってきたので知ってます(A^^;

DSCF2338.jpg

 左は私のKIKU。右は見知らぬ人のもっと太いVector Glideの板。テレマークではなくて普通のビンディングがついています。ニセコのパウダーを楽しむためには、KIKUのようなセンター幅100mmのスキーでも足りるか?と聞いたら、首をかしげて「いや〜、ちょっと無理かなぁ〜、滑れるとは思うけど」と言われてしまいました。やはりKIKUクラスの板は、ゲレンデ半分、パウダー半分のセミファットなんですよね。でも、右のVector Glideの人とストックだけはBlack Diamondの色違いです。なるほど、このストックは使えるのね(A^^;

 ニセコパウダーの神髄を説かれ、来年は1月にでも来ようか?などと考えていました。まさか翌日から翌々日にかけてハイシーズン並みの雪に巡り会えるなんて思いもせず。

ヒラフへ

 その後もしばらく花園のゲレンデ内を滑っていましたが、わりと早い時間に諦めてヒラフに戻ってきました。

DSCF2378.jpg

 エースヒルの前にある温度計のタワーは-10℃を指していました。やはり山頂はかなり冷え込んでいたはず。一度緩んだ雪がカチコチに凍ってしまったのも頷けます。

DSCF2380.jpg
 でもコース内にはいわゆる青氷アイスバーンのような変な斜面はありませんでした。固くて凸凹しているだけ。フルロッカーな私のKIKUはこういう斜面は苦手。しかもちょっとエッジが尖りすぎているのか、やけにセンター付近のエッジが暴れて足の裏が痒くなってくるほどです。

 そんなイマイチなコンディションでしたが、飽きたり嫌になったりすることもなく、結局この日も多くのリフトが止まる頃まで滑っていました。

阿武茶

 この日も一風呂浴びてから早速夕飯を食べにヒラフの街へと繰り出します。

IMGP0096.jpg

 さて本日のお店は、ヒラフでは定番中の定番、阿武茶です。2号店もありますが本店の方へ。ここは毎年必ず来ているお店です。

IMGP0108.jpg

 まずはザンギ。いわゆる鶏カラのようなもの。ビールが進みます。

IMGP0110.jpg

 やっぱり石狩鍋ですよね。バターの溶け込んだ味噌ベースでコクのあるスープ。北海道らしい具材がどっさり入っています。

IMGP0112.jpg

 お椀に取ったらイクラをこうして乗っけて食べるとより北海道風味が増します。前回はこのイクラのトッピングはなかったような気がします。

IMGP0116.jpg

 北海道産のじゃがいも焼酎があったので飲んでみました。じゃがいも焼酎を飲むのは初めてではなく、意外に普通の味わいだと思っていたのですが、このじゃがいも焼酎はびっくりするくらいのじゃがいも味。生のじゃがいもを囓ったようなデンプン味。後から混ぜたんじゃないかと思うくらい。

IMGP0152.jpg

 阿武茶でたっぷり飲み食いした後は、セイコーマートで買い物をして、ホテルの部屋に戻って二次会です。旅先の宿のテーブルの上ってぐちゃぐちゃになりますよね。ジャンクなお菓子にワンコインのワインを飲みながら夜は更けていきます。

 日付が変わるずっと前、そろそろ寝ようとふと窓の外を見ると、雪が降っていました。すでに駐車場はアスファルトが隠れて真っ白に。きっと明日は今日のカチカチの雪の上にうっすらと新雪が乗っかった状態になるんだろうな、と思っていました。この時はまだ。

3日目に続く>


より大きな地図で ニセコ2012 2日目 を表示