読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ニセコ 2012 (1日目)

スキー 旅行

 毎年恒例になっている北海道スキー旅行。ここ数年はニセコへ通っているので、今年は違うところに行ってみようかという話も出たのですが、結局はやっぱりニセコになってしまいました。それは消極的な意味ではなくむしろ逆。年々ニセコの奥深さを少しずつ体験し、考えれば考えるほど今年もやっぱりニセコしかない!と思えてくるのです。

DSCF2312.jpg

 出発は3月も下旬になろうかという17日の土曜日。目指すはニセコ・グランヒラフ・スキー場。昨年と同じく少し贅沢して3泊4日の日程です。今年はあちこちで大雪が降っていますが、北海道はどうでしょうか? 事前情報ではニセコの積雪は上部で4m超え。ただし3月になってからはあまり新雪が降っていないようです。

きのこ王国

 さて、ニセコもこれで4回目。行き帰りの行程も過去と大差ありません。早朝に出発する便で羽田から新千歳へ到着すると、ニセコまではバスで2時間の道のりです。このバスで途中かならず休憩地として立ち寄る場所があります。

IMGP0019.jpg

 それがココ。きのこ王国です。いわゆるドライブインと言えばいいのでしょうか。大きな駐車場に大きな物産販売所があります。ニセコ周辺のスキー場に向かうバスはほとんどここで休憩するようです。

IMGP0021.jpg

 色々な食べ物が売っているのですが「きのこ王国」というからには一押しはきのこです。中でもこのきのこ汁が名物。色々な種類のきのこが雑多に入った味噌汁みたいなものですが、これがたったの100円です。休憩時間はわずか15分ほどですが、必ず1杯頂いてしまいます。


大きな地図で見る

ニセコ高原ホテル

 バスはヒラフ第一駐車場に到着します。今回宿泊するホテルは駐車場の目の前にしてゲレンデ直結のニセコ高原ホテルです。確か2年前にもここに泊まりました。ゲレンデに行くにはもちろん、バスも目の前だし夜に飲み歩くにも便利な場所です。

IMGP0032.jpg

 建物や設備はやや古いものの、非常に接客やサービスが行き届いていて居心地の良いホテルです。大浴場は温泉ではないのですが、高原ホテルの宿泊者は、駐車場の反対側にあるアルペンホテルの温泉に無料で入れたりもします。それでいて料金もそれほど高くありません。
 ですが、残念ながらこのニセコ高原ホテルは今年3月いっぱいで営業終了し、どこか海外資本の会社に土地と建物が売却されてしまうようです。来年の営業は恐らくなさそう。同じように便利で安い新しいホテルが出来ていれば良いのですが。

スキー1日目

 さて、別送しておいたスキーやウェアなどの荷物を受け取り、着替えを済ませたら早速ゲレンデへ。時間はちょうどお昼過ぎです。半日はたっぷり滑れます。

DSCF2258.jpg

 この日のニセコは曇り。気温も麓で0℃を少し下回っている程度。山頂付近は強風のためお昼でリフトが止まってしまったようです。下の方の雪質は、べちゃべちゃとは言わないまでもそれなりにザクザクで、春スキーのような雰囲気。積雪量は十分ですが気温が上がってきてかなり雪は緩んできたようです。

DSCF2266.jpg

 ゴンドラとリフトを乗り継いで、山頂の少し下までやって来ました。ここから花園エリアへ向かいます。山の上は風と言うよりは霧でかなり視界が悪化していました。しかもかなり気温は低そうです。ここまでくると雪はさすがにカッチリと締まっています。

DSCF2271.jpg

 花園の広い広い緩斜面にやって来ました。滑り応えがどうのと言うのではなく、ここは滑っていてとても気持ちの良い場所です。やはりこちらも視界が悪いです。花園第3クワッドはかなり速度を落として運転していました。

DSCF2283.jpg

 と言うことで、まずは花園ゲレンデのベースまで降りてお昼ご飯を。HANAZONO308と名付けられたレストハウスはここは異国の雰囲気漂っていて、メニューも何となく外国風です。ピザもかなり大きな本格派。窯で焼いてるわけではありませんが、冷凍物とも違います。なかなか美味しかったです。

DSCF2293.jpg

 さて、腹ごしらえが済んだらいよいよやって来ました、ストロベリーゲート。ニセコに来たのはここを滑るためと言っても過言ではありません。コースマップには載っていない管理区域外。滑走はニセコルールを理解した上で自己責任で。ニセコには山ほどの管理区域外のバックカントリーエリアがありますが、この花園ゲレンデのコースに囲まれたストロベリーエリアは、初級者向きでもありつつも、ニセコパウダーの神髄が凝縮されています。

DSCF2297.jpg

 ですがまぁ、ここまで来る間にいくつかのゲレンデを滑ってみて分かっていましたが、この日はストロベリーエリアは開店休業状態。古くて滑り散らかされ踏まれまくった雪が冷えて固まっていただけ。パウダーにはほど遠い状態でした。最近雪が降ってないらしいので仕方がありません。スキーは自然相手のスポーツですからね。天気や雪質でいちいち腐っていたらやってられません。
 ガタガタのひどい状態でしたが、今年もこのツリーランにやって来たことだけでも満足です。...とこの時は本当に思っていました。

DSCF2306.jpg

 ストロベリーがこれでは他のバックカントリーエリアも推して知るべし。とりあえず今日は大人しくコース内を滑っていた方がよさそう、ということで早々にヒラフへ戻ってきました。下の方は相変わらず天気が悪いながらも視界はそこそこあります。雪は少し緩んでいるので、それほど滑りづらくはありません。

IMGP0036.jpg

 実際はこんなナイターまでは滑っていませんが、多くのリフトの営業が終了し、コースに照明が灯りはじめる少し前まで滑りきりました。実際は半日ですが、丸一日滑ったような心地よい気分。部屋に戻り一風呂浴びて汗を流したら、夕飯を食べにヒラフの街に繰り出します。
 駐車場もそうでしたが、ヒラフのメイン通りも道路は完全にアスファルトが出ていて、しかも乾いています。最近あまり雪が降ってない証拠ですね。

ニセコジンギスカン

 夕食のお店は実は事前にすべて予約済み。班長さんの手腕が光ります。まず初日はニセコジンギスカンへ。カウンター席メインのこぢんまりとしたお店です。

IMGP0050.jpg

 サイドメニューにあったじゃがバター。ベタなくらいの北海道的食べ物ですが、これがすごく美味かったのです。何よりもじゃがいもそのものの味がとてつもなく美味かったです。

IMGP0054.jpg

 そしてメインのジンギスカン。七輪に鍋を置いて、もやしとタマネギがメインの野菜を周囲に乗っけていきます。生ラムは半生でも食べられますよ、とのこと。余計な味付けがなく変な臭みもなく、とてもスッキリした味わいのジンギスカンでした。これならたくさん食べられそう。

IMGP0061.jpg

 だがしかし、メニューにあった知床鶏を試しに頼んでみたら、これが生ラム以上に美味かった!ということで、生ラムはそこそこに、鶏のお代わりを頼んでしまいました。ジンギスカン屋さんなのに。

IMGP0066.jpg

 ビールやらなんやら色々飲んで最後は北海道ワイン。お肉にさっぱりした赤ワインは合うけど、ワイングラスはお店の雰囲気には合わないです(A^^;

Paddy McGinty's Irish Pub

 二次会はアイリッシュパブへ。
IMGP0080.jpg

 実はここ、昨年もお店の雰囲気に吸い込まれてフラッと入ってしまった記憶のあるお店です。店内は混んでいましたがなんとか席を見つけました。そして外国人多いニセコの中でも、この店内はひときわ外人率が高く、恐らく日本人は私たちだけ。昨年は日本語で通じたオーダーも、今年は英語になっていました(^^;

IMGP0085.jpg

 アイリッシュパブと言えばやはりギネスですね。この日はちょうどSt Patrick's Dayだったらしく、店中緑ずくめでした。ビールもなぜか緑色だったし、ギネスもこんな飾りが。この緑色の部分は特に味はしません。

神のお告げ

 たくさん飲み食いして、冷たい風に当たりながらホテルへ。その途中にクレープ屋さんがいました。ちょうど昨年、アイスバーがあったあたり。アイスバーは今年も見つけましたが、もう営業していませんでした。

IMGP0093.jpg

 で、同行友人が甘いものが欲しくなったらしくクレープを買ったのですが、同じくクレープを食べていた外国人夫婦としばし雑談。どうやらドイツからついたばかりのよう。もはやニセコはオーストラリアやアジア圏だけでなく、スキー本場のヨーロッパからもわざわざやってくるほどの世界的スキー場になってきたのでしょう。
 その彼ら曰く「明日の夜から雪が降るはずだから、明後日はパウダーランできるかもね!」とのこと。確かに予報によると少し雪は降りそう。でも、3月のこの時期、この雪の状態からまたハイシーズンのようなパウダーが戻ってくるとは思えず、曖昧に社交辞令で「そうだね!」と言ってお別れしました。
 それが神のお告げのごとく、本当にそうなるとはこの時点ではまったく信じていませんでしたけど。

2日目に続く>


より大きな地図で ニセコ2012 1日目 を表示