酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

あだたら高原 2011-2012

 先週末の土日を利用して一泊でスキー&温泉旅行に行ってきました。目的地は福島県の安達太良高原。お正月に行った猪苗代裏磐梯よりはちょっとだけ近いと思われます。今年は全国的に厳冬で北日本には大雪が降っていますが、しかし2月も下旬となるとやはり春の気配が少しずつやってきています。この週は木曜日から金曜日にかけては東京でも春の陽気になりましたが、土曜日早朝の出発時点では強い雨が降っていました。

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 福島まで行ってもこのまま雨かも?と心配していたのですが、それは幸い杞憂でした。いや、幸いを通り越して逆に雪降りすぎで、目的地までたどり着けないかも?という心配に途中から変わりました。

 と言うのも、東北道に入っても降り続いていた激しい雨は、宇都宮付近で激しい雪に変わっていました。当然みるみるうちに路面に積もっていきます。チェーン規制になったのはまだしも、途中事故で通行止め区間があったので、国道4号線に降りたりしていたら思ったより時間がかかってしまいました。

 二本松ICを降りたら宿泊する宿のある岳温泉(だけおんせん)はすぐ。そして岳温泉からあだたら高原スキー場もすぐそば、のはず。と、安心していたのですが、東北道を降りても雪は依然として降り続け、岳温泉に向かう道も難所となっていました。途中で一度だけ、上り坂の交差点でやむを得ず停車したら再発進できなくなり、同行友人と見知らぬ人に後ろから押してもらってなんとか脱出。207初のプチスタックです(^^;

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 その後の温泉街からスキー場までのつづら折りの上り坂はよりいっそう険しい山道でしたが、何とか停車することもなく登り切りました。スキー場の駐車場は除雪も諦めてしまって積もりっぱなしの深雪でした。亀の子スタックしそうなくらい。というわけで、東北道から始まって120km以上に及ぶ長くて厳しい雪道ドライブでしたが、東京から6時間くらいかけて何とか到着です。

 あだたら高原スキー場に来たのは今回が初めてです。そもそもなぜここへ来たかというと、いつもスキーのチューンなどでお世話になっているスキーショップで、今シーズンの無料リフト券をもらったから。とはいえ日帰りで行くにはちょっと距離もあり、しかも麓に温泉街もあることだし一泊旅行で行こうとシーズン前から決めていたのです。

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 どんなスキー場か分からなかったのですが、外すのを覚悟で今回はファットスキーを持ち込みました。今後のためにも練習しておかないといけないので(^^; この板で滑るのは今シーズン2回目です。前回は腰を痛めてしまい途中棄権したので、しっかりと滑るのは今シーズン初と言っても良いくらいです。

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 往路の豪雪を体験して密かに期待していたのですが、やはりスキー場にも山ほど新雪が積もっていました。コース整備後に積もったと言うよりは、あまりの大雪にこの日はコース整備自体をほとんどしなかったのではないかと思えるような雪面ばかり。到着時間が遅かったのですでにかなり荒らされてはいましたが、所々素晴らしい深雪のコースがありました。

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 大雪とはいえサラサラの乾雪ではなく、いくらか湿った雪なのですが、重いとかグサグサというのとは違って、これはこれでなかなか面白いコンディション。場所によってはニセコの管理区域外コースを思い出させるような、素晴らしいパウダーコースもありました。

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 天候は終日雪。しかし風はなく吹雪いてはいません。気温もそれほど低くなく-3℃前後だったようです。このスキー場はゴンドラが1本、クワッドリフトが1本、ペアリフトが3本なのですが、配置が良く出来ていて乗り継ぎも良いし、コースもバラエティに富んでいて、1日丸々滑っていてもなかなか飽きの来ないスキー場です。ゴンドラの終点からは上級者コースしかなく、乗り場には「中級者お断り」という看板が立っているほど。

 確かに山頂からのコースは斜度がきつくてかなり手強い斜面でした。この日は新雪が積もっていたからまだ良いですが、カリカリのバーンになると、恐ろしいことになりそうです。実際、柔らかい新雪の下にはかなり固いバーンがあって、滑っていると時折急に雪の感触が変わり、ゴォー!とすごい音がするのでびびってしまいます。

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 お昼ご飯はやっぱりカレー。揚げたての唐揚げ入りです。元気が出ます(^^;

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 中間降り場のあるリフトも珍しいですよね。降りてみることはしませんでしたけど。この脇のコースは一応初級者コースとなっていたのですが、斜度も結構あって、コースの最後が狭く絞られていたりするので、実はあまり初級者向きとは思えないバーンでした。実際、ゲレンデ上は久々に見る阿鼻叫喚の世界...。この日は雪面が荒れていたせいで、より難しかったのかもしれませんが。

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 午後になって雪はやみました。ガスがかかって視界は今ひとつですが、午前中よりはずっとましです。天候はともかく、コースは空いていたし、思いがけずファットスキー向きな斜面に出会ったりして、スタート時間が遅かったとはいえ満足度は十分。まだまだ知らない、行ったことないスキー場は山ほどあるんだなぁ、と再認識もしました。

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 朝と同じく激しく積雪したままの山道を下り岳温泉へ。温泉街のメイン通りはロードヒーティングがされているらしく、そこだけぽっかりと積雪はありません。温泉旅館入り口も綺麗に除雪されていました。そして今宵の宿は「喜ら里」という温泉旅館です。入り口からしてなかなか風情があります。

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 ウェルカムドリンクは昆布茶。ロビーも広くて清潔で、駐車場誘導のおじさんはツンだったけど、接客も丁寧すぎず気がよく効いて良い感じです。部屋も広くて素晴らしい!というのも、予約時にいろいろあって今回は特別室に泊まれたからなのですが(^^;

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 旅の楽しみと言えば、宿で出る食事。期待に違わず美味しい食事でした。山の幸から海の幸までフルコースです。満腹満腹。

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 で、旅先での食事と言えばお酒が欠かせません。福島県産の日本酒四種の利き酒セットをまずは試してみます。見事に味わいの違う四種。この中では私は「大七生もと」が気に入りました。グリーンのおちょこに入ってるやつ。

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 なので、その大七生もとを「もっきり」(グラス一杯)で頂きました。給仕をしてくれたおばちゃんが、一通りお酒の説明をしてくれたり、メニューに書いてあった「もっきり」の意味を教えてくれたり。まるで長年の経験でお酒を語っているような饒舌さなのに、そのおばちゃんは全くお酒を飲まないのだとか。この辺の気安さもとても良い感じです。

 隣のテーブルはおじさん達の大宴会。かなりお召しになっている様子で、温泉の大浴場でも大暴れ(というのはちょっと言い過ぎですが、かなりご機嫌な様子)でした。暴飲してからお風呂入るのは色々危ないです。と言いつつ、自分も寝る前に温泉に浸かりましたけど(^^;

 何時なのか分からないまま眠ってしまいましたが、多分かなり早い時間だったと思われます。多分10時くらいかな? 朝が早かったし厳しい雪道ドライブ&スキーで疲れてますから。大人の一泊旅行はこんなもんです。

 翌日につづく


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