酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

ブランシュたかやま 2011-2012

 今年は北日本を中心に本当に雪が多いようで、特にこの週末はまたまた寒気が強まり、西日本から北日本にかけては大雪との予報が出ていました。その影響か、金曜日の夜には東京地方にも雪が降り、翌土曜日早朝に車を動かそうとしたらうっすらと1cmくらいの積雪。でもアスファルトにはほとんど積もっておらず、道路状況の心配はないようです。中央道を行くので八王子近辺の様子も心配だったのですが、結果的に全く問題ありませんでした。スキー場近辺の雪は想定の範囲内ですが、東京に大雪が降ると大きく予定が狂い兼ねません。

DSCF1872.jpg

 今回のスキーは友人一家の引率が主な目的です。子供2人、大人3人の計5人を207SWに乗っけての日帰りスキー。幼児が遊べて休める施設が充実していて、スクールもしっかりしていて、そして勝手知ったるスキー場が良いだろうと言うことで、ブランシュたかやまスキー場へ。一時期はホームゲレンデのようにしていましたが、ここ最近は訪れていませんでした。記録を調べてみたところ... 2008-2009年シーズン以来3年ぶりでした。
 本気で雪が積もった大門峠や、スキー場への最後のつづら折りの上り坂はなかなか難所でした。いえ、走行には全く問題なかったですけが、久々に運転に気を遣い、少しドキドキしました。

DSCF1857.jpg

 ところで、車とタイヤと自分の腕をどれだけ過信してるのか知りませんが、公道でグリップやスタビリティの限界を試す、ラリーごっこのような運転をする頭が悪い行儀が悪い車がいました。視界に入る範囲でうろちょろされるはもちろん、谷に落ちるも壁に突き刺さるも、いずれにしても迷惑です(-_-#。

DSCF1859.jpg

 朝9時半頃にスキー場到着。晴天率の高い諏訪エリアだけあって、スキー場は基本的に晴れ。いつもは一段高いところにある第二駐車場に入れていましたが、今回は子供向け設備優先で第一駐車場に入れました。それなりに広い駐車場は半分くらいの入り。今日はそれほど混んでないようです。そしてさすがにここはファミリー客が多いようです。
 第一駐車場脇のセンターハウスからは長いペアリフトが一本あるだけ。このリフトは上部にあるゲレンデ本体への連絡リフト的な位置づけになっています。混雑するとこのリフトの待ち行列もあっという間に延びるようなのですが、この日はほとんど待たずに乗れました。

DSCF1866.jpg

 さて、今回のスキー板はこれ。HEAD Supershape Magnumの07-08モデル。ちょっと長めの170cm。古いですがこれ実はレンタルです。なのでよく見ると結構ボロボロなのです。でもレンタルでこのクラスの板を貸してくれるところは、そうそう多くはないと思います。
 今回は子供連れとはいえ5人乗車なので、自前の板を持ち込むのは諦めました。駐車場の関係でルーフキャリアも付けていませんので。と言う消極的な理由よりもむしろ、たまにはレンタルで違う板に乗ってみるのもイイかな、と。しかもブランシュたかやまならこんな板が借りられるわけですし。しかも1日借りて2,100円です。身分証明書の提示も求められず、スキーラックから好きな板を勝手に持って行け、みたいなかなりカジュアルなレンタルシステムでした。

DSCF1869.jpg

 長いペアリフトに乗って上部ゲレンデやってくると、第二駐車場脇にもう一つのゲレンデベースがあります。このクワッドリフトが事実上のメインリフトと言えます。このでっかい看板も懐かしいです。さて、もっと上まで上がってみましょう。

DSCF1871.jpg

 中級のジャイアントコース。最大斜度23度。視界が開けすぎているためか、見下ろすととても手強く見えてちょっと怯みます。というか、実際になかなか手強い斜面です。少し荒れていましたが、滑りやすいコンディションでした。

 ブランシュたかやまは基本的に北斜面のスキー場なので太陽は背後から差してきます。細かくて乾いた雪でした。前夜にもそれなりに積雪があったようです。日本海側の各地ほどの3mを超えるような豪雪ではありませんが、普段のシーズンから見たら、ここもかなり雪の量が多いのが一目瞭然。
 しかしこの日は寒かったです。天気は時折晴れたり曇ったりで、基本的に風も吹いてないのですが、麓でも一日中終始氷点下、山の上は朝方は-15℃近く、昼までも-8℃くらいだったようです。コースによっては風が吹き上げていたりして、かなり凍えました。

DSCF1882.jpg

 名物の山頂展望台からのパノラマ。白樺湖周辺のスキー場と奥には蓼科から八ヶ岳方面が見渡せます。ちょっと雲が多いですが、本気で晴れ渡っていれば多分富士山も見えたはず。

DSCF1875.jpg

 山頂からはどのコースにも滑り降りることが出来ますが、まだリハビリ期間中でもありますし、初級者向けの樅の木樹氷コースへ。ここ、幅が広くてなかなか楽しい林間コースです。周囲を覆ってる木立は杉や松ではなくて樅の木なのでしょうか。"樹氷"というほどではないですが、確かに木々も雪を被っていて眺めも綺麗です。

DSCF1887.jpg

 さて、そうこうしているうちに、同行友人一家とはしばし別行動。そして声をかけておいた別のスキー仲間に遭遇。そろそろいい時間になってきたので腹ごしらえを。下のレストランは混んでいるとの情報を得たので、少し上にある「和食処ふるさと」へ。ここ、畳席があったりして、スキー場のレストハウスとしてはちょっと異色のお店です。ですが、ゲレ食の王様、カレーを食べました。カレーを食べておけば間違いありませんし、元気が出てくるというものです(A^^;

DSCF1891.jpg

 ちなみに、久しぶりにブランシュたかやまにやって来て一番驚いたのがこのリフト。ゲレンデの端っこにあるそれほど長くないこの何でもないペアリフトは、なんと今シーズンに新設されたものなのです。老朽化した既存のリフトを付けかえたのではなく、今までなかったところに設置したもの。このリフト脇のコースは短い緩斜面で、こちらは以前からあったのですが、盲腸のようなうち捨てられた斜面でした。そこにこのリフトをかけたことで、初心者用の練習コースとして活用しようということのようです。

DSCF1897.jpg

 支柱に付けられたプレート。2011年11月建設の証拠。
 各地のスキー場では、スキー&ボード人口の減少に伴って、コースや既存のリフトの整理縮小や廃棄が行われ、場合によってはスキー場ごと閉鎖されたりするこの時代に、短いとはいえリフトをまるまる新設するとは!開通し立てのピカピカのリフトに乗れるチャンスもそうそうないので、乗ってみました。椅子も新品ですが、乗り心地は特に変わりませんでした(^^;

DSCF1901.jpg

 だんだん調子が出てきたので、山頂からいくつか中級者コースを中心に滑ってみました。ここのコースはやっぱり滑り応えがあって楽しいです。しかしブランシュたかやまで一番のお気に入りコースと言えば写真のここ。正式名称はファンタジーコースなのですが、通称キャシャーンバーンと呼んでいます(由来については省略)。中腹にある長さわずか400m、最大斜度14度の初心者コース。午後には日陰になります。しかしここは最高の練習バーンなのですです。スキーがすごく上手くなった気がして、とても気分いいのです。しかも短いので1本滑っても疲れません。

 で、ここでレンタルしたスキーの感想なのですが、これとっても良いスキーで気に入りました。柔らかいのとは違ってしなやかさを感じられる板で、グリップも強すぎず、弱すぎずちょうど良い感じ。かなりスピードが出てもびくともせず安定しているし、ちょっとしたギャップに乗っかってもそんなに激しく乱れません。その一方で低速でも軽く板がずれてくれてとても楽に滑れます。うーん、この板欲しいなぁ。このボロの現品で良いから。

DSCF1907.jpg

 クワッドリフトを降りてから見下ろした風景。真っ正面はスラロームコースです。お昼過ぎには最近降ったらしい表面の雪が削れてきて、所々アイスバーンが表れてきました。数週間前に春の空気が流れ込んだときには、ここにも雨が降ったようで、その名残ではないかと思います。気温は終始低いままで、雪が緩むことはないのですが、こうやってコンディションはどんどん変わっていきます。でも、そうした変化も面白いのですが。

 板が合ってたせいか、体が元に戻ってきたのか、のんびり気分でやって来たおかげか、それとも慣れたコースのおかげか、その全部のおかげか、この日は終始とても調子が良かったです。

DSCF1915.jpg

 さて、同行した友人一家。二人の子供のうち、下の子はお母さんと一緒に雪遊び。上の子は午前中みっちりスクールに入ってスキーの基礎を教わったようです。そして初めてのリフトに付き添ってみることに。最下部のリフト沿いのコースは、キッズファンコースという名前で、最大斜度10度、平均7度、全長1600mと、練習にはもってこいです。ここを滑れれば自信もつくことでしょう。
 リフトに乗るのも降りるのも何とかクリア。そしてコースも問題なく制覇。むしろ斜度が足りないくらい。子供の物覚えの良さと運動神経の良さはさすがですね。これで未来のスキーヤーが一人誕生するのは確実です。

DSCF1928.jpg

 第一駐車場のエリアは非常に広大な雪原で、いろいろな雪遊びのアトラクションに加えて、ベルトコンベアもあって、子供のスキーの練習設備としては他に類を見ない充実ぶりです。ということで、がっつり滑るにも良いコースが揃っている一方で、子連れスキーにもお勧めのスキー場です。

 午後4時前に帰宅の途へ。朝と比べると道路はかなり雪が溶けていましたが、日陰はまだまだ凍結していました。冬の中央道は渋滞もなく空いているので、帰路は順調。ゆっくり夕飯を食べても8時過ぎには東京に帰着。


より大きな地図で ブランシュたかやま 2012 を表示

 今回のスキー中の移動軌跡です。こんなに縦に長いスキー場だったのかと再発見です。それにしても今日も良く滑りました。が、もう歳なのでそんなにガツガツ滑ることもなくなりましたので、こうしたのんびりしたスキーは良いものです。心と体のリフレッシュになります。