酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

宝台樹 2011-2012

 お正月気分もまださめやらぬ三連休の中日にまたまたスキーに行ってきました。今回は日帰りです。久しぶりに中央道方面か、あるいはやっぱり東北方面か?と悩んだものの、東京から日帰り圏内と言えば、やっぱり定番の関越道方面。スキー場のバラエティも豊かでよりどりみどりです。群馬はもちろん頑張れば湯沢にだって行けます。

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 このエリアには過去行ったことがあって大好きなスキー場もたくさんあるのですが、今回は久々に新規開拓してみたくなりました。特にファットスキーの滑り初めもしたいということで、目星をつけたのが水上エリアの宝台樹スキー場です。

 実は、宝台樹スキー場には、306にスタッドレスをつけて初めて行こうとしたスキー場だったのですが、あまりにも道路状況が厳しかったため、スタックする前に途中で諦めて引き返したことがありました。今回の足は207SWではなく、友人宅の日産エクストレイル。そこでふと、11年前にあまりの豪雪に諦めたことを思い出し、スタッドレスを装着したロックモード付きの本格的四輪駆動車なら厳しい雪道も問題ないはず!と思い、宝台樹スキー場に行くことを提案。無事に友人達から同意を得られました。

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 関越道の水上IC付近はすでに豪雪地帯の様相。温泉街を抜ける幹線道路は融雪されていましたが、山に分け入るに従って完全な積雪路に。周囲にはたくさんのスキー場がありますが、宝台樹は中でもかなり奥の方にあります。雪の壁に囲まれた急な坂道。所々ツルツルに磨かれた路面。特に藤原湖を迂回する道路は急なアップダウンがあり難所となっています。時折スタックした車を追い越しながら何とかスキー場にたどり着きました。運転していた友人曰く「途中、緊張して吐きそうだった」とのこと(A^^;;

 アクセス路が非常に厳しいこともあって、宝台樹スキー場には「お助け隊」なるものがあります。スキー場近辺で動けなくなったら、電話すれば助けに来てくれるそうです。実際、途中で出会ったスタックした車はお助け隊に救助されていました。

 もちろん四駆やスタッドレスを過信してもいけませんし、逆にFF車でもほとんどは問題なくスキー場にたどり着いていましたが、宝台樹スキー場に行くには、通常よりは厳重に慎重に雪道対策を考えておいた方が良さそうです。

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 東京を少し早めに出たおかげもあって、スキー場に到着したのはリフトが運行開始する少し前の8時。風はないのですがどんより曇っていて雪がちらついています。どうやら昨夜はだいぶ雪が降ったようで、そこら中新雪にまみれています。こ、これは期待できそうなコンディション!

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 メインのペアリフトの運行が始まり、緩くて広い初心者ゲレンデでまずは足慣らし。朝一の人出はそれほど多くはありません。

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 が、圧雪されているのはコース中央のみ。両端のかなり広いエリアは降りっぱなしのまま。申し訳程度の余白ではありません。そしてもちろんここもコース内。ロープの外ではありません。素晴らしい!

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 そして9時過ぎにようやく動き出した第9クワッドリフトに乗って山頂までやって来ました。ここからは3本のコースが広がっています。ゲレンデガイドによると、そのうち上級者向けの2本だけがパウダーゾーンとなっていましたが、この日はコース整備が追いつかなかったのか、諦めたのか、もう1本の中級者コースも積もりっぱなしの状態になっていました。

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 しかもまだリフトが動き出したばかり。完全無欠のファーストトラックではありませんが、目の前にはほぼ無傷のふわふわの雪の斜面が広がっています。これは素晴らしい!! 絶好のファットスキー初めです。

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 全長1060mのこのコース、下の方に行くに従ってコース幅が狭くなり、雪面が荒れてきましたが、恐らく朝一番だけ体験できる素晴らしいパウダーランでした。が、嬉々としてこのコースを半分くらいまで降りたところで、昨年末から持病として抱えていたぎっくり腰が急に再発。ウホウホと柔らかい雪の上を滑っているときに突如襲ってきた腰痛。こんな経験ははじめたなのでどうしたら良いか分からなくなって大転倒してしまいました。

 柔らかい雪の上なのでどこも痛くはなかったのですが、体が半分埋まった上に、片側のスキーが足ごと雪の下深くに埋まってしまいました。普段なら脱出するのも苦労はありませんが、何しろ腰が痛いので力が入りません。ゆっくりと時間をかけて体勢を立て直していたら、友人達が心配して捜索にくるほどでした。

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 ということで、レストランに入ってしばし休憩。いや、正確に言うと私のこの日のスキーはほぼ終了です(A^^; でも、パウダーランはいずれにしても最初の1本だけでしたし、半分まで楽しめたので十分です。本望です。
 早めの食事はやっぱりカレー。焼きカレーとか変わったメニューもあったのですが、非常にオーソドックスなビーフカレーにしてしまいました。これが美味いのなんのって。なぜスキー場のカレーはこんなに美味しいのでしょう。

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 そうこうして長い休憩を取っているうちに何となく腰の痛みも治まったので、再びゲレンデへ。もう大分荒れていることを覚悟の上で、非圧雪マークのついたコースを一通り巡ってみました。荒れてコブになっていましたが、そのコブも踏み固められてはおらずまだまだ柔らかい状態。非圧雪の片鱗を味わうことができました。
 しかし、痛みがあったわけではないのに、ここでまた何でもないところでコントロールを失って大転倒したりしたので、この後はもう大人しく下の方の初級者コースをまったり流すだけにしました。無理して取り返しのつかないケガをしてはいけないので。

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 宝台樹スキー場は宝台樹山に続く尾根の北斜面にコースが作られていますが、昔は尾根の南側にも下るコースがあったようです。コースへの入り口らしき手つかずの斜面と、うち捨てられたリフト降り場が残っていました。先日行った猪苗代スキー場もそうでしたが、何だか最近こういう放棄されたコースやリフト設備というのがやたらに気になります。

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 このゲレンデ、比較的立ち入り禁止エリアが少ないように思えたのですが、ダメなところにはしっかりと立て札が。それでも誰か滑った跡がありましたが。こんなにフカフカだと滑りたくなる気持ちは分かりますけど...。

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 午後になるとかなり雪が強くなってきました。それにしてもこのエリアの積雪量はすごいです。宝台樹スキー場の公式発表で180cm。実際はもう少し多いように感じました。東京から車でわずか3時間でこんな豪雪地帯があるのだから、自然は不思議です。というか日本はすごいです。

 東京から近いとは言え、途中の道路事情の悪い山奥のスキー場ですが、三連休の中日と言うこともあってお客さんは非常に多かったです。ゲレンデのあちこちにあるレストランはすべて営業していましたし、メインゲレンデにあるペアリフトの複線も両方とも運行していました。複線リフトが両方使われているのを見るのは久しぶりです。

 それでもリフト待ちは長くても3分程度。このくらい微妙に混んでいて活気のあるスキー場は、やはり雰囲気が良いです。そして初めてのスキー場というのも新鮮で面白いです。様々な形状のコース、コンディション、設備などなど。せっかく東京周辺にはこんなにたくさんのスキー場があるのだから、あちこち体験しないと勿体ない!と、今更ながら思っています。

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 帰りの関越道の渋滞も心配だったので、少し早めに上がって水上の温泉街で適当に見つけた日帰り温泉に入り、疲れを落としてから帰途へ。
 ということで、期待以上に充実したファットスキー&パウダー滑り初めでした。"ぎっくり"きたのは予定外でしたけど。というか、しっかりと治さなくては...。元気で健康で初めて楽しめるスポーツですから。はい、反省しています...。


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