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酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

裏磐梯猫魔 2011-2012

 1日目からの続きです。明けて1月3日はまだお正月のまっただ中。前夜に特にものすごく深酒をしたとか、夜更かししたわけではありませんが、遅めの時間にゆっくりと起きて朝ご飯を食べ、スキーの支度等々してホテルを出発したのは10時前でした。ゆったり時間を贅沢に使えるのも泊まりスキーの良いところです。

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 宿泊した裏磐梯猫魔ホテルはスキー場に隣接しているわけではないのですが、磐梯山周辺のスキー場のオフィシャルホテル的位置づけにあって、あちこちのスキー場行きの無料シャトルバスが出ています。一番近いのが裏磐梯猫魔スキー場。ホテルからバスで約15分山を登ったところにあります。

 磐梯山周辺には昨年はもちろん、毎年スキーをしに来ていますし(参考:アルツ磐梯 2010-1011)、特に裏磐梯エリアには昨冬も訪れているのですが、しかし猫魔スキー場に来たのは久しぶり。磐梯山脇の猫魔ヶ岳を挟んで南斜面にアルツ磐梯スキー場、北斜面が猫魔スキー場です。この二つのスキー場は山頂で連絡こそしていませんが、経営統合されているようです。

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 天候は昨日とほとんど同じで、雲が多めで晴れたり曇ったりの繰り返し。風が少し出てきましたがほとんど影響ない程度です。ここは基本的に北斜面なので、晴れていても日陰になる部分が多いのですが、その代わり雪質は最高。積雪量も昨日滑った猪苗代スキー場よりも圧倒的に多かったです。もちろん全コース、全リフトがオープン。

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 コースの中腹から下の方はそこそこの斜度と長さの中級者、初級者向けコースが並んでいます。この写真はダルジャン・センターの下部。眺めが良い尾根伝いのコースです。なんてことない斜面なのですが、この日はどうも右のスキーに上手く乗れなくてかなりヘロヘロでした。

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 そしてこちらもやはり中級コースのダルジャン・イン下部。L字型に曲がった谷伝いのコース。中級や初級コースの多くは幅もそれほど広くはありませんが、それほど混んでいなかったので安心して滑れました。
 端っこのダルジャン・アウトの下部がまるまるパークになっていて、普通に滑ることはできませんでした。練習にちょうど良い感じの斜面だったのですが。巨大なキッカーやボックスが並んでいて好きな人には堪らないことでしょう。もちろん私はリフトから眺めるだけにしておきました。

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 一方ゲレンデ上部は軒並み急斜面の上級者コースばかり。扇状に広がった3つの尾根の両側の谷に計6本のコースがあるのですが、どれもこれも壁のような斜面。その中の一つに挑戦してみることに。上から見下ろすとドキドキします。整地されていないので自然のコブでボコボコです。幸いそれほど長くないので、我慢して飛び込めば何とかなります。

 ここが新雪降りっぱなしのファーストトラックなんてことになると、ファットスキーの出番なのでしょうが、基本的に猫魔はそっち方面のスキー場ではないようです。

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 山の向こうに見えるのはグランデコでしょうか? 雲が低く垂れ込めているものの、基本的に天気は悪くないので遠くまで良く見渡せます。福島県には魅力的なスキー場が他にもいっぱいあります。

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 昼食はセンターハウスのレストランで。巨大なカツ入りのカレー。よく見るとご飯が磐梯山の形になっています。このカレー、アルツ磐梯でも食べられます。もちろん他に猫魔オリジナルのメニューもあります。
 ちなみにこのスキー場で食事ができるのはここだけでした。ゲレンデの中腹にも小さな小屋があったりしたのですが、営業していません。実は昨日行った猪苗代スキー場でも似たような状況で、営業していたのはゲレンデベースのレストランだけ。噂によるとアルツ磐梯でも同じだそうです。さらに猫魔ではゲレンデベースからの幹線とも言える、唯一のクワッドリフトが運転していませんでした。
 最初はスキー客減少の中で採算を取るための合理化策かと思ったのですが、猫魔スキー場のゲレンデマップには、「節電のための措置としてレストランとリフトの営業を縮小している」旨の但し書きがありました。なるほど、そういうことなのか...。だとしたら仕方がありません。
 でも福島の復興のためにスキー客が少しでも役に立てるのなら、東京電力管内の電力を削減してでも、スキー場など観光関連施設はフル運転して欲しい... というのは一スキー客の勝手な考えです。

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 さて、腹ごしらえを十分にしたらスキー再開。北斜面は午後になるといっそう寒く、薄暗くなってきます。もちろん雪質は一貫して締まっています。木々も雪がついて白くなり、かなり本格的な冬景色。寒々しいですが綺麗です。一眼レフカメラを持ってきて写真を撮りたいくらい。

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 下の方は穏やかなのに山頂は風が吹き抜ける通り道になっていて、樹氷の凍り付き方も気合いが入っています。恐らくこの日の山頂付近の気温は-10℃を下回り、風によって体感気温はもっと低くなっていたと思われます。久々に「凍える」感覚を味わいました。

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 そんな中見つけたこの日一番のヒット斜面。ラ・フォーレ・インという名の上級者コース。ここだけは風が下から吹き上げているためか、雪質が全く他と違って猛烈に引き締まっていました。しかも天然コブもなくフラットバーン。旗門やポールを立ててその道の人達の練習にも使われるコースのようです。

 シーズンの初滑りかつ久々に履いたデモ板ということで、へっぽこ状態でなかなか上手く滑れていなかったのですが、この斜面だけは思い切ってスピード出してとても気持ちよく滑ることができました。なぜなのか分かりません。スキーと雪質がちょうど合っていたのかも。アイスバーンとまではいきませんが、かなり固い雪面ながらもグリップをしっかりしてくれたので安心して飛ばせます。ある程度スピードが出れば、スキーに乗せられてなんだか滑れたような気になるのでしょう。

 風が吹き抜けていてとにかく寒いコースだったのですが、気に入って何度も滑ってしまいました。

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 夕方になるとゲレンデから遠くに湖が良く見えるようになってきました。恐らく位置と大きさ的に桧原湖だと思います。ホテルから見ると湖面は凍っているように見えましたが、ここから見るとまだ全体が凍っているわけではないようです。そういえば昨年は完全凍結した桧原湖の上でワカサギ釣りをしましたっけ(参考:桧原湖でワカサギ釣り)。1月下旬のことでしたので今年ももうすぐ凍結するのかも。

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 ということで、今シーズンの初滑りツアーも終了です。日も良い具合に傾いてきました。リフトの運転もぼちぼち終わりの時間です。シャトルバスに乗ってホテルに戻り、一風呂浴びたら車に荷物を詰め込んで帰宅の途へ。この日はUターンラッシュによる渋滞が予想されていたのですが、遅めの時間へとシフトしたこともあって、帰りの東北道はまったく渋滞に捕まることもありませんでした。

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 207SWによる初スキーでしたが、荷物の積載力はほぼ予想通りで306ハッチバック同等以上。詰め込み方をいまだ学習中なので、勘が良くなってくればもっと余裕を持って一杯詰め込めそうです。運転は友人に任せて後部席にも座ってみましたが、乗り心地も良いし、シートも悪くありません。何よりグラスルーフから頭上に青空や月や星を眺められるのが最高です。
 雪道をだいぶ走ったことで真っ白だった車体はドロドロに汚れてしまいましたけど。特に風を巻き込むせいかリアゲートの汚れ方はハンパありません。開け閉めするのに手を触れるのがためらわれるほどです(^^; はい、堪らず翌日にはしっかり洗車しました。


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