酔人日月抄

東京下町に暮らす写真とPENTAXとスキーと時代小説とお酒とプジョーを愛するある男の日常

EPSON EP-805A

 年末も押し迫った先日、プリンターを買いました。各メーカーから今年の新機種が発売されたのは9~10月のこと。もはやプリンターも機能性能的に行くところまで行ってしまった感が(個人的には)あります。一応私の要求事項としては、スキャナー&コピーも出来る複合機で、無線LAN接続が出来て、印刷は綺麗で早くて、紙をセットしたままに出来るシートフィーダーがついていて、便利で小さくて安いやつ、と言う条件で選びました。

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 で、その結果買ったのはエプソンのEP-805Aです。これまでずっとエプソン機を使ってきたということもありますし、何より「小さい」というのが重要な決めてです。もちろんその分何かが大幅に犠牲になってると言うこともなさそう。ちなみに12月下旬時点で概ねお値段は2万円を切っていました。

 ちなみに、これまで使っていたのはエプソンのPM-A900という複合機で、無線LAN化するなどして、実に8年も使い続けました。進化著しいPC周辺機器の世界においては驚異的な長寿命でした。
 しかしそのPM-A900は実は壊れたわけでもなく、少し大きすぎるくらいで機能や性能は今でも十分通用するプリンターです。しかしメーカーのサポート期間も終了してしまったので、もうそろそろ替え時と観念して、インクがなくなったところで新しいプリンターを買うことにしました。

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 そこでEP-805Aです。色は黒、白、赤とあって、白と迷ったのですが無難な黒にしておきました。幅390mm×奥行き341mm×高さ141mmという小さな筐体なので、巨体のPM-A900はおろか、普通のA4複合機ですら置くことが難しかった隙間にすっぽりと余裕を持って収まります。これは素晴らしい! しかもほぼ真四角でプレーンな箱形状なところも良いです。使わないときに多少のものは周辺や上に置いておけますし(^^;

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 こんなに小さいのに給紙トレイは2段。下のトレイはA4まで、上のトレイには2L程度までの大きさの紙がセット可能。使わないときはそのまましまっておけます。またCD/DVDのレーベル印刷にももちろん対応しています。
 さらにこの給紙トレイと内蔵フィーダーは両面印刷も可能。最近はこんなの当たり前なのでしょうか。巨体のPM-900Aでは出来なかったのでこれだけでも感動です。

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 とは言え、前面給紙トレイから吸い込まれた紙は中で半ば無理矢理に折り返されて印刷されます。小さな筐体ですからさもありなん。とは言えハガキ程度なら大丈夫。丸まって排紙されたり紙にしわが寄ったりはしません。でももっと厚手の紙、特に写真用の光沢紙などは無理かも。ということで、大量の連続給紙には向きませんが、背面に手差しフィーダーがついています。ここからならほぼまっすぐに給紙されます。

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 で、印刷を開始すると、排紙トレイがウィーンと自動で出てくると同時に操作パネルも自動で持ち上がります。この排紙トレイも紙が落ちないように、丸まらないように、重なって詰まらないように上手く考えられています。
 ですが、出てくるのは自動なのに戻すときは手動なのです。別に大した手間ではないので良いのですが、戻すときにいかにもギアとモーターを無理矢理外から動かしている感触と音がして、ちょっと嫌な感じ。いつか壊れないのだろうか?

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 上面はスキャナーになっています。A4複合機としてはかなりコンパクトなことが分かります。蓋も薄くて軽いです。もちろんコピーもPCレスで簡単。蓋を開けると操作パネルが自動的にスキャナー/コピー用のメニューに切り替わります。
 残念なのはフィルムスキャンが出来ないこと。もはやフィルムの市場を考えれば仕方ありません。エプソンでは数年前の機種から廃止されているようですし、キヤノンも今年のモデルにはフィルムスキャナーはないようです。フィルムをやりたければ専用機を買えってことですかね。

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 各種メモリーカード差し込み口も前面からアクセス可能。CFとSDカードに対応しており、その他普通のUSB端子もついている上に赤外線受光部まで装備しています。もちろんこれらはPCレスでデジカメや携帯電話で撮影した写真をプリントするためのものです。多分私は使いません。ただ、PCから見るとメモリーカードリーダーとして使えたりします。

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 インクは染料系で6色。色の構成など基本的な部分はPM-A900から変わっていません。もちろん中味は8年分進化しているはず。「セットアップ用」とわざわざ断り書きされたカートリッジが同梱されていました。やっぱりインク容量が少ないのでしょうか?

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 念のため純正のインクカートリッジセットを買ってきました。型番は今年モデルから70シリーズに変わっています。標準の70と大容量の70Lがあります。当然70Lのほうが高いですが、ランニングコストは安くなります。なのでここは70Lを買っておくべきでしょう。インク容量など細かいことは公開されていないので分かりませんが、ランニングコストは旧製品から変わらないと公式発表されています。PM-900Aはそこそこ長持ちしてコストは安かったように思います。その辺について8年の隔たりはどうでしょうか?

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 操作パネルはとてもシンプル。液晶画面は3インチだそうで、ほぼデジカメの液晶と同じです。メニューはシンプルで分かりやすそう。無線LANの設定をここでしましたが、説明書いらずでとても簡単に出来ました。ちなみにタッチパネルになっています。機械的なボタンは電源のみ。

 この写真でもWiFiマークが燦然と輝き、表示パネルにもアンテナマークが3本立っていますが、PCとの接続は無線LAN経由です。なので配線は電源のみ。設置場所も自由ですし、複数のPCからも同じように利用できるので便利です。我が家は無線LANのアクセスポイントがありますが、アドホックでも接続可能だそうです。
 ドライバーのセットアップでちょっとまごまごしましたが、問題なくWindows機からもMacBook Airからも繋がりました。PM-A900を無線LAN化したときは時折見失ったりして不安定な面がありましたが、流石に最新機種はそう言うことはありません。あと、ドライバーインストール時にいきなり本体のファームウェアアップデートが始まったのには驚きました。プリンターもそういうことする時代なのか...。

 その他ネットワーク機能は非常に充実しています、例えばEPSON Connectと言うサービスを利用したネットワークプリントにも対応しています。メールで写真ファイルなどを送ると自動的にプリントしてくれるそうです。田舎の実家に家族の写真を送るみたいなものでしょうか? 郵便でも電子メールでもなく、いきなりプリンターにデータが届くと。なるほどアイディア機能ですね、これは。それ以外にも色々な使い方があるようですが、多分私は使わないでしょう(^^;

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 それよりもiPhoneから直接印刷できる方が使い道がありそうです。カメラロールやSafariなどAirPrint対応アプリからなら何も特別な設定をすることなくそのまま印刷できます。

 が、私はとりあえずEPSON iPrintというアプリを入れてみました(Android版もあります)。こちらでは印刷設定が細かく指定出来ます。ドキュメント類も印刷可能ですが、主には写真でしょう、やはり。昨年のCP+でiPhoneから直接A3プリントするデモを見ましたがまさにアレです。EP-805Aは複合機ですので、逆にEP-805AでスキャンしたデータをiPhoneにダイレクトに取り込むことも出来ます。こっちの方が使い道が多いかも。

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 やっぱり写真を印刷したいですよね。A3対応の画質番長な機種と比べるまでもないとは思いますが、この手の汎用のプリンターでもそこそこ綺麗なカラープリントが得られます。8年前のPM-A900でも素人目には十分だったのだから、最新機種はさらに良くなっています。良い時代になったものです。やっぱり気に入った写真はプリントしてフレームに入れて飾りたいですよね。そう言う気持ちを久々に思い出しました。
 
 プリンターは年賀状印刷にしか使わない、という人も居るかも知れません。もちろんこの時期ですから私も年賀状印刷に使いました。でも、最近のプリンターは年賀状レベルを遙かに超えた機能とクオリティを持っており、それだけじゃ勿体ない機械だなと思います。
 私は完全パーソナルユースですが、年賀状だけと言うことも無くちょこちょこと印刷やスキャナーとして使います。これもまた8年使えるでしょうか?いや、写真プリントにはまると最新機種が次々に欲しくなるかも。確かに巨大で超高画質なA3プリンターは置ける場所があれば欲しいです(A^^;